今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

「萌え喫茶」の終焉間近!

2006年07月04日 | まち歩き

 毎週の土曜の朝は、ほぼ昼頃まで喫茶店の窓辺の明るいカウンターでコーヒーをすすりながら、前夜の漂流でのウニ状態の修復と新聞と業界紙や種々雑学の知識習得。

 秋葉原周辺の下町界隈は、夜の居酒屋には事欠かないが、日中もカフェも豊富である。特にこのところ明るく安い喫茶店が増えている。ドトール、ベローチェ、カフェ・ド・クリエ、スターバックス、タリーズ等まだまだある。個人的には店の明るさや雰囲気などカフェドクリエやドトールが好きだ。これらの多くの店には新聞を開くことができる窓際のカウンター席があるのもいい。御徒町のクリエは最近の御用達。手頃には全館禁煙のヨドバシのベローチェなど。スタバやタリーズは正直言って味が好みでない。店の作りも落ち着いて新聞を広げるムードにない。

 喫茶店も時代に合わせていろいろと出現し、昔ながらの街の喫茶店は風前の灯火だ。軽井沢、京都、名古屋あたりから進出した高級喫茶店、ネットカフェ、漫画喫茶、ジャズ喫茶、今は見かけないノーパン喫茶や歌声喫茶、

 そしてアキバと言えば萌え喫茶。秋葉原東口の萌え喫茶の老舗?「ひなふぁ」はいつも長蛇の列だった。道路から数尺下のガラス越しに中が覗ける。なんで受けるのかオジンにはよう分らんが、この年になっても好奇心は衰えない。話題になり始めた去年の春にはご近所の景気動向の調査がてらに萌えに潜入調査。

 実況見聞で「萌え喫茶」の儲けの仕組みを了解。店の設備、調度品、ディスプレイにまったく金をかけてない。ベンチみたいな椅子とディスプレイは壁いっぱいに掛けたコスチュームで誤魔化している。ブームの短い期間に稼ぐだけ稼いでバイバイを決め込む腹だとまるっと全部(ぜ~んぶ)お見通し。せいぜい一年勝負で償却を目論み、ブームが続けばあとはお駄賃だ。

 最近では、同じ穴のムジナの過当競争とおバカなお兄ちゃんの絶対的頭打ち。そろそろ風俗まがいも出現してブームの終焉間近とみた。早めに退き陣しないと火傷をするよ。


秋葉原の老舗「赤津加」

2006年07月04日 | お酒

 池袋のKさんと、秋葉原の立ち飲み「万世酒場」で待ち合わせ。ここは黒ホッピー(390)が置いてある。さらにベースの焼酎は嬉しいことに、あの北千住の「大橋」で使っている亀甲宮だ。

 ここ万世酒場は「肉の万世」の1階脇にある串揚げ中心の店。関西串揚げ系のトンカツソースではなくウスターソースで食す。酒の肴にはウスターが絶対合う。メゴチ、キスや玉葱などの串揚げ(150)のほか牛すじ煮込み(300)、豚の薄切りステーキに蒲焼きのタレを絡めた豚蒲ブー(150)なるものをつまみに、中(焼酎)のお代わり(200)3杯と酎ハイ(290)を飲む。

 待ち合わせのつもりが枝豆の掴み取り(300円)で皿にあふれんばかり(4~5人前)に掴んでしまったばかり長居する羽目となった。

 さて、河岸をかえることになり久しぶりに電気街ど真ん中の老舗居酒屋の「赤津加」へ。燗番娘ならぬ燗番婆やがいる店だ。路地側の入り口から入ってコの字型のカウンターの一番端に席を取り、落ち着いて見渡すとカウンターの中には燗番娘がいるではないか。婆やは引退かと思いきや店の中で動き回っている。中抜きの世代交代か?

 早速、燗付け修行の成果をと燗酒を注文。ここの定番の酒は菊正宗。ちょうどいい具合に燗がついている。一仕事してある「あいなめの刺身」をつつきながら、暫し下町の居酒屋の雰囲気を楽しむ。我が家と同じ大きさの多分明神さんの神棚が入り口の正面にどーんと存在感をアピールしている。客層はアベックが多い。ネットで紹介されるようになり昔とは客層は大分違ってきたか。本日は常連さんはカウンターの片隅に2~3人がとこか。奥の小上がりもいっぱいで繁盛している。そう言えば長年アキバで一緒に飲んでいるKさんは赤津加は初めてだった。結構気に入ったようだ。

 枝豆のせいで万世酒場で飲み過ぎた。菊正2合で早めの帰り道はいつもの、ヨドバシの1階の通り抜け。途中モバイルPCを手に取り、その軽さにやたら感心する。1~2年先には間違いなく半値になっていることだろう。