本八幡北口、飲み屋街の目立たない裏通りに和風バー「一五亭」がある。一次会の帰り、松戸からの客人が知り合いがママさんをやっている店がある。行ったことはないが是非連れて行ってくれと言う。しかし、電話は分かるが住所は分からない、北口の駅近くだという。北口周辺の飲み屋街にそんな店は記憶にはないがひょっとしたらキャバレーの裏あたりにあった店かと見当を付けて行ってみた。やはり当たりだった。
外装の割にシックな内装と高い止まり木でバーの雰囲気を醸し出している。女将とバーテンの息子で切り盛りしている。洋酒、日本酒、焼酎なんでもある。洋酒の揃えはソコソコだが、バーではバーボンのグランダッドかローゼスぐらいしか飲まない日本酒党のオジンにはノープロブレムである。料理はママさんの作る手料理が主体で食事もできるらしい。
一手間掛けた鰹の刺身などの肴にグラスビールと日本酒(久保田千寿)で居酒屋ムード。客人とママさんは昔からのご近所付き合いとのこと最初から意気投合している。普段から10倍口数の多い客人のためか結構騒がしく盛り上がる。
これからもよろしくと頼まれて「よっしゃあ!!」とは啖呵はきってはみたものの、連日の戦線拡大のため補給線がかなり細い。その内、ボーナスでもでたら職場の連中と奥の一部屋貸し切りで「ぱあ~っと」やるよと言ったとか言わなかったとかアルコール性痴呆症。しかし、気さくなママさんに、また来るよと言い残して店をあとにしたのは覚えているのだ。
【後日記】あれから、かれこれ3週間。気になっていたので今日は金曜日とばかり、バーにちょっとは似合うだろうと若手の連中を連れて行く。
最大8人くらいは入る奥の部屋、テーブルを囲んで4人で貸し切り、ママさんの手料理と「〆張」の冷やの二合徳利でがんがん飲りながら、息子のバーテンさんのお薦めのカクテルなども適時に。ママさん相手に三時間半、相当飲んでロレツも危うくなったのでお開きとした。
バーで、相当飲んで食って一人7千円とはまあまあかな。当然に気分良く爺さんの自慢話を聞いてくれた分、若い連中の支払いは・・・。