散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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杉並から松山へ

2014-04-19 08:42:09 | 日記
2014年4月18日(金)

 うんざりな書類仕事を蹴とばして今日は診療日、Mさんが4年ぶりに姿を見せた。受診というより、挨拶に来てくれたのだ。かつての自虐・荒淫・情緒不安定がウソのように、目力(めぢから)の座った30代女性として元気に働いている。人に依存しなくなったら今なら恋愛もOKと思われるが、「ひとりが楽しいかな」と慎重である。人の成長を見るのは実に実に楽しいことだ。

 診療を少しだけ早めに切り上げて空港へ。飛行機の後ろの座席に1歳過ぎと思われる女の子を連れた若い両親が乗り込み、女の子が激しく泣いて止まず・・・何だかこの前も似たようなことがあったな。たぶん蒸し暑くて喉が渇き、そして眠いのだが、親が少々慣れない感じである。ずいぶん長く泣いて、それでかえって喉も渇いたことだろう。
 降り際に、「すみません、御迷惑をかけました」とお父さん、「なに、子どもは泣くもんです。お互い様で」と、また決め言葉を言わせてもらって旅は幸先良い。

 昨年の同じ時期に香川へ来た。今年は愛媛、里帰りである。空港からバスで移動すると、慣れた松山の街がまた違って見えた。金亀(きんき)城のふもと、帰省時にいつも通うB教会の真向かいに宿を取る。

 テレビでDr.Gをまたやってる。「寄生虫疾患」だとはすぐに分かったよ。だけど、吸虫症と条虫症が記憶の中で完全に混乱していた。「オッカムの剃刀」がここで出るとは思わなかった。勉強になりました。