2014年9月26日(金)
診察室の窓に青空が広がる気持ちの良い一日、さほど忙しくもなく淡々たる診療が続いた。
うつの遷延をきっかけに転職を決意した40代男性のKさん、一日も早く休養に入りたい気持ちを抑え、今日もこの足で残務整理に出かけるという。
Yシャツの背中に、
「行ってらっしゃい」
を声をかけると、嬉しそうに振り向いた。
「いいですね、それ、元気出して行ってきます。」
「ははは、来週来たときは、『お帰りなさい』ってとこですか。」
「いやあ嬉しいな、メードカフェみたい。」
め、めーどかふぇ・・・
頬を引きつらせる僕を残して、K氏はさっさと出かけていく。
行ってるわけ?そういう場所に。道理でこの人のフェミニンな感じ、何だか鳥肌が立ってきたよ。
言いつけてやろうかな、奥さんに。
着ている白衣が不意にコスプレの衣装みたいに感じられ、何とも落ち着かないのだった。
診察室の窓に青空が広がる気持ちの良い一日、さほど忙しくもなく淡々たる診療が続いた。
うつの遷延をきっかけに転職を決意した40代男性のKさん、一日も早く休養に入りたい気持ちを抑え、今日もこの足で残務整理に出かけるという。
Yシャツの背中に、
「行ってらっしゃい」
を声をかけると、嬉しそうに振り向いた。
「いいですね、それ、元気出して行ってきます。」
「ははは、来週来たときは、『お帰りなさい』ってとこですか。」
「いやあ嬉しいな、メードカフェみたい。」
め、めーどかふぇ・・・
頬を引きつらせる僕を残して、K氏はさっさと出かけていく。
行ってるわけ?そういう場所に。道理でこの人のフェミニンな感じ、何だか鳥肌が立ってきたよ。
言いつけてやろうかな、奥さんに。
着ている白衣が不意にコスプレの衣装みたいに感じられ、何とも落ち着かないのだった。