2024年1月9日(火)
あおばのA君は、精神疾患関連記事を新聞や雑誌で見かけると、マメに保存しておいて渡してくれる。その多くは朝日新聞からの切り抜きかコピーで、「うちも朝日をとってるから」と何度も言うのだが、よくも悪くも人の話を聞かないのが彼のきわだった特徴である。実際、こちらが見逃したものをよく取っておいてくれるので、そういう意味ではありがたい。
今日も今日とてクリアファイル一杯に重ねられた紙束のいちばん上は、これである。

よくぞ言ってくれました。まことに至言、笑いごとではない。
管見するところ、21世紀後半に向けてメンタルヘルスの最大の問題は依存症、とりわけギャンブルやインターネット、スマホ使用などをめぐる行為依存であること火を見るより明らかである。しかるに、赤字国債の乱発で後年度負担を際限なく膨らませ、依存症への警戒も対策もないままにカジノを導入する式の今の政策は、国を挙げて賭博常習者の道を驀進し、地獄への道を率先して国民に示すに等しい。
その末に苦しむのは、遠からずおさらばする彼らや僕らではない。未来への頼みとする子たち孫たちなのだ。
どうぞ一日も早く正気に戻ってください、お願いします。
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