一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

691  ひやひやと陽水のこゑ裏返る   美紗

2012年09月01日 | 

 陽水とは、たぶん「井上陽水」のことだろう。井上陽水がどんな曲に裏声を使うか、考えたこともなかった。そこで色々調べてみると、そういう歌は意外に少なく「夢の中へ」くらいだった。

 彼の詩がユニークで支離滅裂なのは、ボブ・ディランから学んだそうである。勿論、その支離滅裂は、曲に難解と深みをもたらし、聞く者に混乱とともに感動を与えるのである。

 ところでこの句の作者は、井上陽水の歌の中の裏返る声をどんな気持ちで受けとっているのだろうか。その答は、季語の「ひやひや」にある。

オミナエシ(女郎花 )合弁花類オミナエシオミナエシ属 の 多年生植物

コメント (2)
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