一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

709  すばらしき仲間七色唐辛子  美子

2012年09月19日 | 

 関東では七色(なないろ)唐辛子、関西では七味(しちみ)唐辛子と呼ぶそうである。芥子(ケシの実)、陳皮(蜜柑の皮)、胡麻(ごま)、山椒(さんしょう)、麻の実(あさのみ)、紫蘇(しそ)、青海苔(あおのり)、生姜(しょうが)などが使われる。

 熱海の大道芸祭の時、屋台の七色唐辛子売りがいて、口上を述べながら七種を混ぜてゆくオヤジの手際良さ、小気味よさに感動したことがある。私は、もう一度その芸を見たさに、ついついいらぬ七味唐辛子を買ってしまった。

 この句の「素晴らしき仲間」とは、単に唐辛子にとっての仲間のようにも聞こえるが、それだけではつまらない。やはり、作者自身にこそ素晴らしい仲間、例えば俳句仲間がいる、と解釈すべきだろう。

タムラソウ ( 田村草 )キク科  タムラソウ

花がアザミ(薊)とそっくりである。棘(とげ)がないので茶花として重宝される。

 

コメント (2)
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