一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

924   風呂敷に包んで帰る青嵐   哲子

2013年05月12日 | 

 この句を文法的に解釈すれば、「青嵐さんが、風呂敷に何かを包んで帰る」となるが、そんなことあるはずがない。とすると、風呂敷に包まれたものは何だか分からないが、「青嵐の中、何かを風呂敷に包んで帰る」・・・・・唯それだけのことで、全く訳が分からないし面白くない。

 実はそのトリックのような、ナゾナゾのような、このナンセンスが面白いのだ。えっ、風呂敷に包まれたのは、青嵐だって・・・・。青嵐は、気体でも個体でも、まして液体でもないのに、どうやって風呂敷に包んだんだ。謎は深まるばかり・・・・・・

コメント
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