一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

934  擂粉木をしっとり握る立夏かな   洋子

2013年05月27日 | 

(すりこぎを しっとりにぎる りっかかな)

 擂粉木を握ったら、しっとり湿り気があった。唯それだけのことだが、それが立夏となると「えっ」と立ち止まらざるを得ない。

 つまり、しっとりするはずのない時期に、しっとりしている意外性に驚いているから、「立夏かな」なのであろう。

コメント
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