一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1465   はじめから積もるつもりの涅槃雪   狩行

2015年03月15日 | 

  この句は、「積もる」と「つもり」の駄洒落的面白さであろう。そこで、「つもり」の意味を調べてみた。例えば、

 現在形の「食べるつもり」、過去形の「食べたつもり」、で分かるように、「つもり」だけでは、食べたかどうかがはっきりしないのである。この句の場合も、積もっているかもしれないが、積もっていないかもしれないのである。詳しくは、「日本語教育通信」をご覧ください

  尚、この句の「涅槃」は、旧暦ではなく、どうやら新暦で使っているようである。ちなみに、今年の旧暦の涅槃(2月15日)は、新暦の4月3日である。