一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1582   台風や枕正して又眠る   洋子

2015年09月28日 | 

 熱海は坂の町だから、台風の大雨による床下、床上浸水などの水害はまずあり得ない。怖いのは、鉄砲水や土砂崩れだろう。又、強風によって屋根が飛んだり、家屋倒壊はあり得る。

 この句の台風は、深夜であろうか、激しい風雨の音を聞きながらできることと言えば、不安や恐怖を抱えながら眠ることしかできない。しかし、眠ろうとしても眠れるはずはなく、何度も枕を正すぐらいしか、他に方法はない。

クルマバナ(車花)

コメント (2)
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