一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1697   荒梅雨や亡き子の合羽着て出づる  二郎

2016年06月19日 | 

 親と同じ体格になった子が亡くなり、子の合羽を着て荒梅雨に出て行く。作者の思いは如何ほどであろうか。

 さて、伊東市富戸で、「ヒポクラティックサナトリウム」を運営している石原結實医師の著書『日本人はもう55歳まで生きられない 少食が健康長寿のコツ』によると、

 世界屈指の長寿大国である日本だが、決して誰もが長生きできるわけではない。医師数は約31万人になり、ガンに対する研究や治療法は格段に進歩したとされているのに、2015年のガン死者数は36万人を越えている。また、1945年の終戦直後は数百人しかいなかった糖尿病患者も、今や予備軍を含めて2,000万人以上に激増。現在1年間に医療費40兆円超が費やされ、医師たちも過酷な労働に耐えて懸命な治療をしているのに、このような状況だ。

 さらに、親よりも子が先に亡くなる「逆さ仏」現象が起こっているという。石原医師によると、「早死に」「逆さ仏」現象は今後着実に増加するという。又「不妊症」に至っては、今や6組に1組のカップルが悩んでいると言われているため、人口減少から日本の国力が加速的に減衰していくことは免れないという。 

カサブランカ

コメント (2)
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