♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

平成歌謡塾・竹川美子

2005年12月17日 | 演歌・歌謡曲
最近、テレビの演歌系番組をあまり見ていなかったが、「平成歌謡塾」に竹川美子が出演するとのことで、録画で見た。ジャケット写真と同じ衣装で登場した。トークはやはりまじめさが前面に出ていた。タレントはもっと派手に自己アピールすべきだと感じる人もいるだろうが、こういう誠実さ、謙虚さこそが竹川美子の持ち味だと思う。司会の椎名佐千子が、和服姿の足元を竹川さんに見習いたいと言っていた。歌手としては椎名佐千子が先輩だが、和の心を修業している竹川美子には一目置いているのだろう。
若山かずさも、竹川美子の日舞や三味線のことをほめていた。
『室津のあなた』は、「演歌百撰」では1コーラス半だけだったが、今回は2コーラスを唄った。さりげない中にも趣きのある振りと表情がよかった。

ところで竹川美子は来年1月、NHK-FM「ひるの歌謡曲」のパーソナリティ(10日~13日)に続き、24日にはNHK歌謡コンサート公開生放送に出演とのビッグニュースが飛び込んできた。今年1月の若手歌手応援コーナーに出演して以来、1年ぶりになるが本当によかった。「BS日本のうた」への出演も早く実現してもらいたいものだ。

これで前に私がこのブログでNHKに要望した3項目のうち、一応2項目が実現することになる。残るは歌謡コンサートでの新人歌手特集で、これも来年早いうちに実現することを期待したい。

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ホットミュージック3

2005年12月11日 | 演歌・歌謡曲
ホットミュージックへのコメントは、「若手女性の演歌」「地名にちなんだ演歌」と続けてきたが、今回は「若手女性の歌謡曲」を2曲取り上げてみたい。

『心のままに』 まきのめぐみ
デビュー曲『つぐみ』では新しい歌謡曲のホープ登場と期待したが、その後『つばさ』『ナギサ』については、あまり好きになれなかった。すぐに聴き飽きてしまう感じだった。でもこの新曲を聴いて、こんな曲を待っていたというのが実感だ。ピアノのイントロから静かに始まり、徐々に盛り上がっていく構成がいいし、彼女のハスキーな声をよく生かしている。代表曲になればいいと思う。

『月と上海』 紫艶
とかくビジュアルな面で注目されがちな彼女だが、歌唱力だって大したものだ。 このところ大阪三部作シリーズで、独自のポップな浪花歌謡を唄ってきたが、今回は気分一新、アダルトな感覚のムード歌謡である。いい雰囲気で実にうまく唄いこなしている。

ところで、先に取り上げた『陽だまり草』の、すずき円香という歌手が気になるので調べると、荒木とよひさ氏の弟子で、関東を中心に活動しているそうだ。それにしても2年半もデビュー曲を唄い続けているのに、テレビの出演も全くないように思う。平成15年は有望新人が多くデビューして、私は勝手に「花の15年組」と名付けているが、実はこのすずき円香もその一人だったのだ。「遅れてきた15年組」かもしれないが、ルックスも声もいいし、頑張ってほしいものだ。

すずき円香の旭川キャンペーンの地元紙記事

すずき円香のスポニチ北海道支社訪問の記事



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ホットミュージック2

2005年12月10日 | 演歌・歌謡曲
前回に続き、ホットミュージックから選んだ曲についてのコメントを・・・ 
今回は各地の地名にちなんだ演歌4曲を選んでみた。

今回取り上げる曲のうち、『北上川』と『北山崎』はいずれも岩手県を舞台にした曲である。
岩手県といえば、何といっても竹川美子の『江釣子のおんな』が思い浮かぶのだが、演歌のイメージに岩手県はぴったり来るものがあるのかもしれない。

『北上川』 真木柚布子
彼女の前作『渚のビギン』は、ハワイアン調のムーディーな歌謡曲だったが、今度は本格的な演歌を聴かせている。内容的には旅情演歌ではなく、北国に育った二人のしあわせ演歌といったところ。伸びのある艶やかな声がいい。

『北山崎』 水田竜子
水田竜子といえば、昨年NHK歌謡コンサートに出演し、『天までとどけ御柱』という曲を唄っていた記憶がある。今度の新曲は三陸海岸の地名をタイトルにした旅情演歌だ。彼女の力強い歌唱は、本格的な抒情演歌のよさを存分に味わわせてくれる。もっと注目されるべき歌手だと思う。

『大阪夜雨』 三門忠司
三門忠司といえば任侠演歌といったイメージで、正直言ってちょっと引いてしまうような感じだった。
でもこの新曲は、なかなか情緒のある浪花ものメジャー演歌で、村田英雄を彷彿とさせるような渋みのある声がいい味をかもし出している。艶のある男っぽさがいい。

『坂東太郎』 成世昌平
坂東太郎とは利根川の異名だが、川を人名になぞらえるところに、いにしえの人の川に対する思いがうかがい知れる。
この新曲も成世昌平の張りのある美しい高音が気持よい。「帰ってこいよ おーい」と呼びかけるところが印象的な、親しみやすい曲になっている。
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ホットミュージック

2005年12月06日 | 演歌・歌謡曲
先週のNHK歌謡スクランブルでかかった演歌・歌謡曲のホットミュージックについて。先日も少し書いたところだが、その中からよりすぐって聴いている曲について、いくつかコメントしてみたい。

『絆船』 大城バネサ
デビュー曲『鴎も飛ばない海だよ』の雰囲気に戻ったような感じの曲で、随所にアクセントの利いたバネサの力強い歌唱が印象的。日本語の発音も、より自然になり、歌詞の内容がストレートに伝わってくる。

『知床番屋』 山口ひろみ
イントロから軽快で、ぐいぐいと乗ってくるような歌唱が小気味よい曲だ。彼女の声は若々しく伸びがあり、程よくこぶしが回っている。これは彼女にとって一つの転機となりそうないい曲だと思う。

『日光街道』 鹿島ひろ美
前作『浅草パラダイス』とはうって変わって本格的な股旅もの演歌である。この曲をじっくり聴いていると、改めて彼女の歌唱力はすごいなと実感する。何げなく唄っているようでいて、細かい表現力が光っている。

『陽だまり草』 すずき円香
この歌手のことは全然知らなかったが、平成15年3月に『いつか夜汽車で・・・』という曲でデビューしており、この曲は9月21日に出たセカンドシングルとのことだ。ということは竹川美子よりも2か月早くデビューしたが、セカンドシングルは同じ日に出たわけだ。声や唄い方は演歌よりも歌謡曲風だ。
ほのぼのした味わいの曲で、優しい感じで素直に唄っているのがいい。

続きはまた日を改めて・・・
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紅白の出場歌手について

2005年12月03日 | 演歌・歌謡曲
NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されたが、スキウタ投票と銘打って大々的にアンケートをとった割には、例年と何ら変り映えのしない選考結果だというのが第一印象だ。
それにしても演歌・歌謡曲勢を見ると、全然ヒット曲がないのに、常連・指定席的に出場権が与えられているような歌手が目立つ。具体的に名前をあげるのは差しさわりがあるのでやめておくが、そのように感じておられる方は多いと思う。

私が個人的にうれしいのは、まず香西かおりの復活だ。今年は『居酒屋「敦賀」』で円熟味を見せて好評だった。でも紅白ではおそらくスキウタ上位100の『無言坂』を唄わされるのだろう。
4年連続出場の夏川りみにも拍手を送りたい。でも歌唱曲も4年連続で『涙そうそう』になりそうだ。確かにいい曲だけど、今年は「愛・地球博」を振り返って『ココロツタエ』をあの美しい声でNHKホールに響かせてほしい。くれぐれも森山良子とのデユエットで『涙そうそう』といった企画だけはやめてほしい。

演歌勢の初出場は北山たけしだけだが、まあ一人でも若手が出るのはいいことだ。彼の場合は『男の出船』もよく売れているし納得できる。水森かおりに続く女性若手の出場がないのが淋しい。でも売れていないから仕方がない。
若手ではないがそこそこヒットしたのに出場できない歌手がいる。紅組では『城ヶ島雨情』の長保有紀、白組では『名もない花に乾杯を』の山本譲二だ。これらにはるかに及ばない売れ行きの曲しかない歌手が何人も出場するのに。

J-POPでは、松任谷由実の初出場、渡辺美里のデビュー20年目の初出場が注目だ。
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