今回はフレッシュな新人男性演歌歌手を紹介しましょう。
福島県郡山市出身の23歳、楠木康平(くすのき こうへい)さんで、デビュー曲は1月15日に発売された『北へひとり旅』です。
キャッチコピーは「魅惑の裏声ボイス」、ルックスもイケメン、歌唱力は堂々たるもので、これからの活躍が本当に楽しみな新人です。
私は、毎年デビューする新人を楽しみにしており、一昨年の梅谷心愛さん、木村徹二さん、昨年の小山雄大さん、里野鈴妹さんといった面々に続き、今年は早々にこういう実力派の大型新人がデビューしたのは幸先がいいと思います。
曲の内容は、女性主人公が別れた相手への想いを断ち切れず、ハガキを手に相手の面影を求め、青森をめざして列車での一人旅をするストーリーです。
この旅は、相手に逢うためというよりは自分の気持に整理をつけるためのようで、歌詞にも「恋の終止符打つために」とあります。また、「嫌い大好き」「逢える逢えない」「憎い恋しい」といった歌詞で主人公の迷いの気持を表現しています。
曲調は三連符を主体としたミディアムテンポの心地よいメロディーです。
特徴的なのは、1番から3番までを通じて、東北の地名が3箇所ずつ合計9箇所出てくることで、それぞれ最後の地名のところで、彼の得意の裏声が出てきます。そしてラストの「ひとり旅」のところを裏声でしめくくっています。
作詞は日野浦かなで氏、作曲はあらい玉英氏といずれも女性で、どちらも比較的新進の方のようです。あらい玉英氏は歌手としての活動もされています。
カラオケでは裏声が難しそうですが、無理をせずキー調整を工夫して、多くの方にチャレンジしてほしいと思います。
新人の今後の活躍に大いに期待しましょう。また、この曲は演歌、歌謡曲いずれのファンの方にもおすすめしたいと思います。
MVフルバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=lXQ5Encxfm0
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