8時起床。昨晩はかなり早く寝たので、気持ちの良い目覚めである。午前中はテレビを見ながらダラダラと過ごす。
お昼過ぎに家を出て、JRと都営浅草線を乗り継いで押上へ。駅で同期たちと待ち合わせ、東京スカイツリーを見に行く。真下から見るスカイツリーは圧巻の高さで、とても人が作ったものとは思えなかった。
まずは、展望台の整理券を取りに行く。行ったのが14時前だったが、展望台の入場時間は18時だった。恐るべき人気である。そのため、まずは「東京ソラマチ」で昼食をとることにする。どのお店も長蛇の列が出来ていたが、覚悟を決めて「回転寿司トリトン」という北海道のお寿司屋さんに並ぶ。おそらく1時間近く待ったが、ずっと喋っていたのでそれほど長くは感じなかった。出て来たお寿司はどれも新鮮で美味しかったが、特に「タコの子」という、タコの卵が印象的だった。見た目はカエルの卵みたいでちょっと気持ち悪いが、味は雲丹そっくりだ。目をつぶって食べたら、絶対に間違えるだろう。
たらこのお寿司。
雲丹の味がするタコの子(卵)。
途中から、完全に値段を気にしなくなってしまった。結局、どの色が一番高いのかわからない。
行列に誘われ、同じフロアに入っている京都・宇治のお茶屋「祇園辻利」でパフェを食べる。抹茶・玄米茶・ほうじ茶の3種類のソフトクリームの入ったパフェで、それぞれがきちんとお茶そのものの味がする。特に、ほうじ茶が香り高くて気に入った。
スプーンがスカイツリーになっている。
東京ソラマチを散策していたら、東京都の伝統工芸品に指定されている江戸切子の製作実演販売が行われていたので、一番前に陣取って見学する。模様が繊細なので小さな針のようなもので削っていくのかと思いきや、実際には回転している小さな円形のやすりに押し当てて模様を形作っていた。何事もないかのようにスイスイと削っているにも関わらず、綺麗に模様がついていく。伝統工芸の技能をまざまざと見せつけられた。
途中参加の同期たちと合流し(彼らの整理券ももらっておいた)、ついに東京スカイツリーに登る。まずは、エレベーターで地上350mの展望デッキへ。これだけの高さにも関わらず、所要時間は1分にも満たない。そして、肝心のデッキからの眺めは、聞きしに勝る美しさだった。当然といえば当然だが、間違いなく今までには見たことのない景色である。遠くにお台場の花火が見えたり、東京タワーが見えたり、ただただ見ているだけでワクワクした。
これから登ります。
エレベーターのデザインも凝っている。
この夜景には100万ドル以上の価値があると思う。
そこから更にエレベーターに乗り、地上450mの天望回廊へ。こちらはエレベーターの天井がスケルトンになっていて、上に登っていく感覚を目でも感じることが出来た。そして、ここからの景色はまた一段と素晴らしい。はるか遠くまで見渡すことができ、もはや飛行機から見る景色のような感じである。
エレベーターで地上450mへ。
羽田着陸前の飛行機から見る景色と同じ位高いのではないだろうか。
透明な床の上に、みんなで足を置いてみた。
地下鉄と西武線を乗り継ぎ、ファミレスで軽く夕食をとってから、寮に戻ったのは22時過ぎ。明日は朝から日光へ行くので、急いで入浴してベッドに入る。何だかんだで、平日より週末のほうが忙しい。