8時半起床。
朝食は卵焼きなど。
妻と娘が自転車で小児科へ出掛けたのを歩いて追いかける。喘息症状の経過観察で、それ自体はもう心配なさそうなのだが、今は鼻水が続いているので別の薬を処方される。
再び自転車と徒歩に分かれ、大倉山へ足を延ばす。気温が高く、ここまで歩くとさすがに疲れてくる。
駅を通り過ぎ、大倉山公園へ向かう。
最後の上り坂がなかなかハードだった。
前々から妻が大倉山公園へ行ってみたいと言っていて、今日ようやく実行に移すことになった。
新緑が目に優しい。
大倉山記念館で待ち合わせ。聞きしに勝るインパクトの建物である。大倉邦彦という実業家が、教育の重要性を感じ私財を投じて学校や幼稚園を開設していく中で、一流の研究者を集めた研究施設として建設した建物だそうだ。
「はまれぽ」によると、プレヘレニック様式(プレ=前身、ヘレニック=ギリシャの)と呼ばれる、ギリシャ文明以前にエーゲ海で栄えたクレタやミケーネ文明の建築様式とのこと。
そもそもこの大倉山公園自体、大倉邦彦さんの私有地だったそうだ。大倉山という地名の由来もここから来ている。
妻と娘と合流。
こんなに広い公園を作ってくださった大倉さん、ありがとうございます。
娘も大喜びです。
公園の全体像が掴めないくらい広い。
大倉山公園といったら梅林が有名だが、立派な桜の木も各所に見られる。
桜だけでなく、この時期は色とりどりの花を見ることが出来る。
所々で蜜蜂も見かける。これだけたくさんの花が咲いていたら、彼らにとっては最高の環境だろう。娘はかなり怖がっていたが、今となっては蜂を見られるのも貴重な体験である。
勾配も何のその、どんどん奥まで進んでいく。
一番高いところから綱島方面を眺める。駅前でタワマンが建設中のようだ。
追いかけっこをしながら山を下る。
時期は過ぎているが、梅林へも寄っていく。
ここで採れた梅は何かに使うのだろうか。
梅や桜もいいが、私の中では春を告げる花といえばタンポポである。
しゃがみこんで眺めていると、上から娘が覆いかぶさってくる。
馬酔木と書いて「あせび」と読む。こんなに綺麗だが、枝葉に毒があるそうだ。花言葉は「犠牲」や「献身」など。
梅林の一番奥に、1本の立派な桜の木が立っている。物凄い存在感で、思わずしばらく立ち止まる。
大倉山駅前の商店街まで戻り、「蕎麦処とみ田」で昼食。
娘は「あづま丼」(漬け丼)を選んだ。もちろんわさびは抜いてもらう。
妻は蕎麦御膳。これを選ぶのが正解だったと思う。
私は天丼を選んだ。てっきり様々な具材の入ったものかと思ったら、海老だけだった。私は海老天が好きではないので、かわいそうに思った妻が自分の天ぷらを分けてくれた。ありがたし。
妻が往路でたまたま見つけたというパン屋「Toasty Shop」(トースティーショップ)へ寄ってみる。お客さんが1組しか入れない小さなお店である。
娘用にメロンパンとクリームパン、私はオートミールパンを選ぶ。
妻はクランベリーパンと、国産小麦に洗双糖(せんそうとう)、塩、米麴で作った食パンを2種類購入していた。この食パンに限らず、素材へのこだわりがすごくて期待が高まる。
自転車の2人を見送り、歩いて家を目指す。菊名駅まで戻ってきたくらいで息が上がってくる。今日は暑い。
帰宅後、さっそく買ってきたパンを食べる。まずは柚子レモンを練り込んだ白パンから。とても柔らかく、柚子の香りも爽やか。「アルプスの少女ハイジ」で出てきた白パンを思い出す。
オートミールパンは、かなりもっちりしている。オートミールの割合は20%と書いてあったが、こんなに食感に影響するのか。妻が食べていた食パンもつまみ食いさせてもらったが、それも期待を大きく超える美味しさだった。これは素晴らしいパン屋さんを見つけたぞ。
午後は、野球を見たりお昼寝をしたり。
日本ハムがエスコンフィールド北海道での初勝利を挙げた。しかも、延長サヨナラ勝ちだ。投手陣の安定感はもちろん、今日は打線も粘り強かった。最後に決めたのが清宮くんというのもいい。ただ、個人的には6回1死1、3塁のピンチで三振ゲッツーを成立させた上川畑選手のプレーが最も印象に残った。視野の広さと一瞬の判断力、それを体現する無駄が一切ない動作。何度見ても惚れ惚れする。少なくともこの先5年はファイターズがショートに困ることはないだろう。
夕食は中華丼など。娘が中華丼は食べたくないと頑固モードに入ってしまったが、入浴を挟んで最終的には何とか食べさせることが出来た。私は結構しっかりめに叱ったが、その後の妻の懐柔が見事だった。
洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。危うく寝落ちしそうになったが、何とか復活する。
YouTubeで今日のファイターズの名場面を振り返る。特に、先述の上川畑選手のプレーは何度も見返した。
日付が変わる頃に就寝。