社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月9日(日) 今度は相鉄線方面へ。

2023年04月11日 08時02分07秒 | 2023年

 8時起床。部屋を真っ暗にしてアラームもかけなかったので、ぐっすり眠ることが出来た。

 2階の部屋の掃除をしてから、朝食代わりに珈琲を淹れる。

 10時に家を出て、昨日と同じく東急・相鉄新横浜駅へ。

 ただし、今日は昨日とは反対方面に乗る。

 相鉄いずみ野線の終点、湘南台へ向かう。いずみ野線内の駅名はなかなか個性的なラインナップになっていて、新興都市であることがわかる。

 新横浜から湘南台までは、各駅停車で35分。これまでは横浜市営地下鉄で50分強掛かっていたので、かなり早くなった。特急だと25分らしいので、これまでの半分の時間である。すごい。

 小田急線に乗り換える。

 善行で下車。

 駅前にある農産物直売所兼レストラン「八〇八」(やおや)で朝食兼昼食。

 相鉄新横浜線の開業で一番嬉しいのは、このお店が格段に近くなったことである。

 食前に菊芋青汁を飲む。素材に桑を使っているそうで、苦みが全くなくて飲みやすい。

 野菜のかきあげ丼。一緒についてくるお味噌汁とピクルスが美味しい。これと飯だけでも十分立派な食事になるだろう。

 このかきあげ丼には毎回感動する。未だにかき揚げの中身の全容がわからないくらい、たくさんの野菜が入っている。

 このまま帰宅するなら野菜を買いたいところだが、ぐっと我慢する。

 湘南台へ戻り、駅前からバスに乗る。

 10分ほどで目的地の停留所に到着。

 とある会社の門前まで行き、敷地の外から観察する。

 せっかくなので、周辺も少し散策。すぐ近くに「秋本食品」の工場があった。メインの工場は綾瀬にあるはずだが、ここもなかなか大きな施設である。私の大好きな王道キムチはどちらで作られているのだろうか。

 バスで湘南台駅へ戻り、再び相鉄線に乗る。

 少し迷ったが、1駅で下車する。駅名がどうしても気になった。

 なんだこれは?と思い、窓口へ行ってみる。

 なるほど、ここ(ゆめが丘駅)から本線の希望ケ丘駅までの切符だから、夢と希望をかなえる「ゆめきぼ乗車券」なのか。駅員さんによると、今日以降の日付であれば自由な日付の印を押してもらえるらしい。受験の合格祈願などに買う人が多いようだ。

 この硬券を手に入れられただけでも途中下車した甲斐があった。

 そんな素敵なゆめが丘駅であるが、駅前の景色はなかなかのインパクトがある。

 まだ開発が始まったばかりなのだ。

 反対側へ回ってみると、こちらはかなり大規模な開発が始まっている様子。

 こちら側を進むと横浜市営地下鉄の下飯田駅があるのだが、街づくり計画によると両駅の間に大規模商業施設を建設するらしい。2024年の夏に開業予定とのこと。あと1年ちょっとで駅前の光景が様変わりするということか。

 先ほどの改札口側へ戻る。駅前の更地は複合利用地区と区分されており、商業施設を併設したマンションなどが建設されるようだ。

 一部、既に建物が完成間近まできている場所もある。この一帯の景色は目まぐるしく変わっていくのだろう。

 駅を少し離れると、緑豊かな新興住宅地が広がっている。

 畑や果樹園もあり、のどかな雰囲気だ。

 野菜の種類は少ない。元からこれくらいなのか、既に売れてしまったのか。

 歩いていて気持ちがいいので、もう少し遠くまで足を延ばしてみることにする。

 奥に見える街はどこだろうと思って後から検索してみたら、湘南台だった。

 左馬神社に参拝する。

 立派な木々に護られて、神秘的な雰囲気がある。

 参拝を終えて振り返った瞬間の景色が神々しかった。

 トトロの森へつながっていそうな道を進む。

 頭の中には「さんぽ」が流れている。

 駅からかなり離れたところまでやってきた。

 田園地帯の中に人が集まっている場所があったので行ってみたら、いちご狩り農園だった。娘を連れてきたら喜びそうだ。

 農園を通り過ぎ、境川沿いに出る。さすがにそろそろ引き返そう。

 楽しい散策だった。どこを歩いていても、この先には何があるんだろうというワクワク感をかきたてられた。

 ゆめが丘駅へ戻ってくる。

 今回歩いたのはこの辺り。

 ちょうどやってきた電車に乗り、相鉄本線と新横浜線の分岐点となる西谷まで戻る。新横浜線の開業で最も盛り上がっているのはこの町ではないだろうか。少し前まではどこへ向かうにも横浜で乗り換えが必要だったが、今となっては渋谷、新宿、池袋まで1本で行けるようになった。

 商店街の路地裏に見つけた「ローストカフェ」に入ってみる。

 ブレンドコーヒーとニューヨークチーズケーキを注文。珈琲が美味しい。すっきりしているのにコクもしっかりある。こういうお店が家の近くにあったら嬉しいだろう。

 西谷駅へ戻る。電光掲示板の行き先を見るとどちらも同じ路線に思えるが、次の羽沢横浜国大駅から分岐して全く別の経路を走る。先発の新宿行きは武蔵小杉経由のJR線直通(新横浜は通らない)、次発は新横浜経由の東横線直通である。ちなみに、渋谷へ行くにはどちらが早いのだろうと思って調べてみたら、所要時間は全くと言っていいほど変わらなかったので、特急だろうが各停だろうが早く来たほうに乗るのが正解である。

 あえて先発のJR線直通列車に乗り、羽沢横浜国大で下りる。特に意味はない。

 10分待ち、新横浜方面の電車に乗り換える。しかし、新横浜では下りず、開業したばかりの新綱島駅を目指す。それにしても、新線の開業によって新横浜から日吉まで5分で行けるようになったのはすごい。

 新綱島駅に到着。やはりこちらも地下深い駅である。

 駅を出てすぐのところに鶴見川が流れている。

 東横線が見える。綱島駅は思っていた以上に近いな。

 県道2号線を渡ると、すぐに綱島駅前の商店街区域に入る。新駅開業といっても、それに合わせて新しい街が誕生・発展するということではなさそうである。

 地図で見るとこんな感じ。これはほぼ同じ駅と言っても過言ではない。武蔵小杉駅での横須賀線と南武線の乗り換えよりも近い。

 歩いて3分ほどで着いてしまった。

 綱島駅の独特なバス乗り場。この狭い道と停留所でたくさんのバスを発着させるオペレーションには感服させられる。

 鶴見川の河川敷へ戻る。

 電車の時間まで、しばし休憩。日差し、風、気温、全てがちょうどいい。

 新綱島駅へ戻る。大倉山公園の高台から見えたのは、おそらくこの駅直結のタワマンだろう。

(先週末に大倉山公園から見た綱島方面の景色)

 開業記念でNFTが配布されているとのことで、さっそく入手する。自分には全く縁のない世界だと思っていたが、こんな形で保有者になるとは。

 2本連続の新横浜止まりがどちらも6両編成であることに気付く。東横線本線の基本は10両または8両だから、目黒線(東京メトロ南北線または都営三田線からの直通)の電車だろう。そうか、6両編成の車両が新横浜まで来るのか。

 南北線からの電車だった。調べてみると、浦和美園を14時55分に発車し、かれこれ1時間半かけてここまでやってきたようだ。

 この先の相鉄線には6両編成のオペレーションがないので、新横浜止まりにならざるをえない。

 川越の実家から帰ってきた妻と娘と駅前で合流し、選挙の投票へ行く。娘が自分も早く選挙に参加したいと言っている。良い心意気だが、あと13年待ちたまえ。

 17時過ぎに帰宅。昨日「セリーヌ洋菓子店」で買ってきたケーキを3人で食べる。

 入浴を済ませてから夕食。義母が持たせてくださった筍ご飯がとても美味しい。いつもありがとうございます。

 洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。

 日付が変わる頃に就寝。