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人生そのものがフィールドワーク。

12月30日(火)

2014年12月31日 15時49分13秒 | 2014年

  8時起床。大浴場で汗を流し、身支度を整えて、9時過ぎにホテルをチェックアウトする。

  朝食は、「コメダ珈琲」で。ホットミルクでモーニングを食べながら、彼女が注文した期間限定「チョコノワール」を少しもらう。

  今日は、福井を目指す。まずは、東尋坊へ。雨は降っていないものの、風がとにかく強い。しかし、そんな中でも東尋坊へ続くお土産屋街には人が多く、活気がある。私もつい寄り道をしてしまい、彼女のお手洗いの隙をついて生雲丹を食べた。あ、甘い。

  海が見えるところまで来ると、ますます風が強くなってくる。それでも、大荒れの海を見るとなぜかテンションが上がってしまい、岩場の先端で寒さなど忘れてはしゃいでいた。高所恐怖症も、なぜかここでは発症せず。目の前で岩場に打ち付ける荒波を見ていると、自然への畏怖の念を感じると同時に、大きな活力をもらっているような気がする。自殺の名所という汚名を着せられてはいるが、実は東尋坊は強力なパワースポットなのではないだろうか。

  福井の市街地へ入り、福井名物のソースカツ丼を食べようと有名な「ヨーロッパ軒本店」を目指したのだが、お店の前に長蛇の列が出来ていた。そこで、せっかくなのでもっと庶民的なお店で食べようということで、「小川屋」に入る。どうやら、ソースカツ丼と越前おそし蕎麦がメインのローカルチェーン店のようだ。サクサクのカツと甘いソースのソースカツ丼は期待通りだったし、越前おろし蕎麦も独特の甘い出汁がよく利いていて美味しかった。こういうお店があって、牛丼を食べる気軽さでソースカツ丼が食べられるなんて、福井の人が羨ましい。

 

  再び海のほうを目指し、越前海岸を走って越前水仙の里公園へ。観光ガイドによると、この時期は水仙の花が咲いているようだったが、実際に着いてみると、ほとんどの水仙が風でやられていた。屋内でたくさんの水仙が見られるという水仙ドームも閉まっている。ドームは仕方ないが、屋外の水仙はこの状態で良いのだろうか。年明けには水仙にちなんだお祭りもあるようなのに、どうするのだろう。しかし、よく考えてみると、風が強いのは今年だけのことではないはずである。もしかしたら、ここから持ち直すのだろうか。それとも…。

  続いては、山中温泉(加賀温泉郷)へ。彼女が日帰り温泉に入っている間に、私は温泉街を散策する。年末のオンシーズンということもあるのだろうが、山中温泉は思っていたよりは寂れておらず、それなりに活気に満ちている。しかも、メイン通りから一本奥へ入ると、古き良き時代を感じさせる町並みがあって、歩いているだけでほっとした気持ちになる。

  更に奥へ進むと川が流れていて、川沿いが遊歩道になっていた。ここ数日の雨と雪解け水で流れが早く、その流れの音が心地良い。心地良すぎて思っていたよりも遠くまで歩いて行ってしまい、彼女との待ち合わせ時間ギリギリになってしまった。

  温泉には入らなかった(時間的に散策か入浴かの二者択一だった)ので、足湯に浸かる。思ったより熱かったが、おかげで足が一気に軽くなる。やはり、温泉は良い。今回は時期・時間的に大衆浴場のようなところしか開いていなかった(だから入浴しなかった)が、今度はちゃんとしたお風呂に入れる時に来たい。もちろん、大衆浴場が悪いわけではない。ただ、せっかく温泉地まで来たら露天風呂や檜風呂に入りたいというのが、温泉素人的な私の希望なのである。

  レンタカーを返却し、小松空港へ戻る。お土産を見て回ってから、レストランで休憩。夕食がてら、若狭名物の「へしこ」(鯖・鰤)と、金沢の郷土料理「ハントンライス」を食べる。前者は魚の糠漬け、後者はちょっと変わった(魚のフライとタルタルソースののった)オムライスである。最後まで、北陸の食べ物に食らいついたわけである。

  小松空港19:45発のJAL1282便に乗り、羽田へ戻る。到着は、定刻通りの21時。京急と東海道線、バスを乗り継いで、22時過ぎには帰宅。


自分にお土産(加賀友禅のハンカチ)を買って帰ってきた。


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