社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

2月23日(水)

2011年02月24日 00時08分37秒 | 2011年

  6時起床。今日も、ひたすら事務作業に取り組む。コンサルタントの方々への謝金の支払いと、報告書のとりまとめ、報告起案の作成という作業を延々と繰り返す。しかし、全くゴールは見えない。山のように書類を作っても、今自分が何合目まで来ているのか検討もつかない。そのため、金曜日に上司に連れて行って頂くはずだった久しぶりの組合出張(しかも総会出席)も、私はオフィスでお留守番ということになってしまった。「こんなことなら、普段から書類仕事をコツコツやっておけば良かった…」などと後悔してもどうにもならない。やばい。とにかくやばい。何がやばいかって、どれぐらいやばいかわからないことが一番やばい。

  やばいやばいと言いつつも、水曜日はノー残業デーが厳格に適用されるため、定時で退社(ナンセンス!)。しかし、こういう時の裏技として、私は家でも仕事用のメールを受信できるようにしてある。メールさえあれば、報告書の作成ぐらいは出来る。ただ、個人情報などの流出すると困る書類には手を出せないので、出来ることは随分限られている。

  年度末の事務処理に追われる一方で、この時期は人事考課の行われる時期である。うちの組織の場合、まずは自己評価をして、続いて直属の上司による評価、部署長による評価と続く。初めてなので、通常自己評価はどの程度にするものなのかがよくわからなかったため、余計なことは考えず素直な自己評価を書いた。結果的には、各項目5段階評価で、「4」がふたつに「2」がひとつ、残りは全て「3」となった。これが甘いのか辛いのかはよくわからない。また、自由記述欄には「来年も今の上司の下で働きたい」と書きたかったのだが、よく考えたらこの書類は最初に彼の手に渡ることになるので、あえて直接的な表現は避けた。上司にラブレターを書くのは、さすがに恥ずかしい。しかし、私が彼の下で働きたいと思うように、彼が私を下に置いておきたい、育ててやりたいと思ってくださっているかどうかは気になるところである。今から振り返ってみれば、新人のくせにあまり素直な部下ではなかったような気がするし…。

 


2月22日(火)

2011年02月23日 00時09分16秒 | 2011年

  6時起床。今日は、午後に近くの組合を訪問したのと法務局へ行ったのを除いて、ひたすらオフィスで事務作業に費やした。国からの受託事業に関する会計検査が迫っているので、諸々の書類の準備に追われている。中でも一番大変なのが、コンサルタントの方々から送られてくる支援報告書である。支援の度に丁寧な報告書を提出してくださる方もいれば、記述内容が薄かったり、不備があったり、そもそも提出が滞っている方もいる。基本的には、この報告書が揃ってから謝金支出、報告書作成という流れになるので、これが揃わないと大変なことになるのだ。今回の検査は中間検査なので、1月までに終了している支援に関する書類だけ準備すればいいのだが、年度末には最終検査が待ち受けているので、それまではとにかく大量の文書を作成することになりそうだ。

  20時過ぎに退社。帰りの電車がかなり混んでいて、その中に杖をついた盲目の方がいらっしゃった。おそらく不安なのだろう。満員なので当然のように人と人とが圧迫しあう状況なのだが、彼は誰かと触れるたびに大袈裟に振り払ったり押し返したりする。普通であれば、そんな人には苛立ちを感じるものだが、彼には全くと言っていいほど感じない。押しのけられても、仕方ないなと思える。それは、彼が「普通」ではないからである。そこにあるのは、共感でも優しさでもない。「普通」ではない彼への哀れみであり、差別感情である。我ながら、これほど失礼なことがあるだろうかと思う。「障がい者は哀れだから、このぐらい大目に見てやるか」という上から目線が、私の中に間違いなく存在する。そんな考え方に基づいて大目に見るぐらいなら、きちんと注意したほうが相手を尊重していることになるのではないだろうか。そんなことを考えているうちに、地元の駅へ到着してしまった。帰宅は22時前。


2月21日(月)

2011年02月21日 23時53分06秒 | 2011年

  6時起床。午前中は事務処理に充てる。来週に控えた会計監査院の検査に向けて、着々と準備を進めている。昼食(韓国料理)を挟み、午後は少し事務処理の続きをやってから、さいたま新都心の合同庁舎へ。関東経済産業局へ、今日17時締切の書類を提出するためのお遣いである。しかし、この書類は来年度の国の事業に関する大切なもので、提出が間に合わないと複数名のコンサルタントさんの来年度の収入数百万円がパーになってしまうため、扱いには随分と気を遣った。しかし、交通機関等のトラブルもなく、無事に提出完了。

  さいたま新都心からは、当然直帰である。せっかくなので、途中の南浦和で下車し、丸広に入っているお好み焼き屋「ぼてじゅう」でモダン焼きを食べる。このお店には高校時代から通っているのだが、今回は随分ご無沙汰してしまった。しかし、お店のおばちゃんも相変わらず元気そうだったし、モダン焼きもいつも通り美味しかったので安心した。


モダン焼き(豚)

  18時半前に帰宅。入浴を済ませ、昨日山形で購入したさくらんぼゼリーを食べる。文句なく美味しい。中に入っているさくらんぼはおそらくそのままでは販売できなかったB級品だろうが、ゼリーのほうにしっかりとさくらんぼの味が染みこんでいたので、ちょうど良い具合の味わいになっている。さすが山形。


2月20日(日)

2011年02月20日 23時50分54秒 | 2011年

  6時半起床。身支度を整え、7時半前に家を出る。今日は、石巻へお墓参りへ行く。来月頭に法事があるのだが、私はもしかしたら仕事かもしれないので、先にお参りだけでもしておくことにしたのだ。大宮駅08:10発のやまびこ205号に乗り、仙台へ。車内では、新青森駅開業を記念して発売されている「りんごアイスクリーム」を朝食代わりに食べた。文句なくおいしい。


きちんと青森県産のりんごを使用しています。

  仙台で仙石線に乗り換え、石巻到着は11時過ぎ。駅前の花屋で墓花とお線香を購入し、タクシーでお寺へ。約1年振りのお参りだったのでお墓の場所がわからずうろちょろしてしまったが、そのうちに何とか見つけることが出来た。


マンガの町・石巻をアピールする「マンガッタンライナー


境内が綺麗になったような気がする。

  お参り終了後、お寺の方にご挨拶してから、電車の時間まで余裕があったので、徒歩で石巻駅を目指す。距離は約3キロ。途中でエッチな本やグッズを売っているスタンドを覗いてみたり、旧北上川に架かる橋の上で休憩したりしたため、駅に着いたのは電車の発車5分前だった。危ない危ない。


むしろ、堂々と建っている。


なかなかエゲツナイものが売っている。


旧北上川

  仙台へ戻り、駅舎内の牛タン通りにある「伊達の牛たん」で昼食。せっかくなので、少しお高い「極厚芯たん定食」を食べる。分厚くて適度に塩味の効いた牛たんは、やはり美味しかった。さすがは本場である。


1人前は6切れ。

  仙台駅から今度は仙山線に乗り、山寺(立石寺)へ。「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の山寺である。仙台とは一転、こちらは辺り一面雪景色だ。本当であれば山の上にある奥の院まで行きたかったのだが、道が完全に凍ってしまっていたので、根本中堂をお参りするだけにする。平坦な道ですらツルツル滑って危ないという環境では、さすがに山道にチャレンジする気にはならない。しかし、このお寺は雪化粧がよく似合う。


仙山線山形行き。


山寺駅ホームから撮影した。


根本中堂


内部の様子。


中から外を見る。


この時期、除雪車は大活躍だろう。

  再び仙山線に乗り、今度は山形へ出る。駅周辺を散策したり、お土産を購入したりしてから、17:49発のつばさ192号に乗り、大宮へ。途中の米沢駅で積み込まれてきた名物駅弁「牛肉どまん中」を夕食にする。おそらく、作ってから間もないのだろう。ホカホカで美味しい。イメージとしては、レベルの高い牛丼という感じである。一緒に購入した山形新幹線限定のラ・フランスジュースも濃厚で、本物のラ・フランスを食べているようだった。


山形代表を謳うだけのことはある。

  21時過ぎに帰宅。今週末は、いつにも増してあっという間に終わってしまった。


2月19日(土)

2011年02月20日 21時15分40秒 | 2011年

  8時起床。今日は、午後から蒲田にある某企業の勉強会の最終回に同席させて頂く。前回も感じたことだが、経営者は外部に見せる顔がどんなに穏和でも、社内的には厳しい存在である。社員が考えてきた事業戦略に対して次から次へと厳しい指摘が投げかけられる様子を見ていると、いかに自分の置かれている環境が甘いものであるかを痛感させられる。私たちのような組織の場合、予め決められた予算を消化することが第一目標となっており、大袈裟に言えば成果は二の次とされる傾向がある。もちろん、そういった傾向は徐々に弱まりつつある(成果が求められるようになりつつある)が、それでも民間企業で求められる成果と比べればはるかに甘い。私たちも、自分たちの実施している事業について、それが持っている「特徴」「メリット」「利益」を明確にして、確固たる戦略を構築する必要があるのかもしれない。社長やコンサルタントさんから社員の方々に対して発せられた厳しい言葉は、私たちの組織にも、そして私自身にも、見事に当てはまるものである。まずは、自分の行動スケジュールをしっかりと立てることと、各種施策や事業について勉強することから始めよう。

  勉強会終了後、上司と喫茶店に寄ってから、蒲田駅西口にあるとんかつ屋「鈴文」で夕食。大学の先生のブログにちょくちょく出てくるお店で、前々からずっと来たかったのだ。せっかくなので、奮発して「特ロースカツ定食」を注文する。カツを油に入れてから揚げるまで、油の前に微動だにせず立っているご主人の姿が何ともかっこいい。そして、出てきたロースカツの肉厚具合といったら…。若干赤い部分を残して揚げてあり、味も素晴らしかった。先日、同じ蒲田にある「丸一」で食べたとんかつも美味しかったが、それを超える。豚肉の最高の調理法は、やっぱりとんかつなのではないだろうか。


個人的には、塩で食べるのが一番好き。

  19時半過ぎに帰宅。そういえば、来年4月の新入社員選考が終わり、無事に決定したらしい。名前などはまだ聞かされていないのだが、女性とのこと。しかも埼玉在住で、最寄り駅は私の隣らしい。職場見学の時に話をした同期の話によると(私は外に出ていた会えなかった)、選考過程において私が案内などをしたらしく、向こうは私のことをよく覚えているそうだ。私が案内したのは3、4人なので、その中の1人なのだろうが、正直誰も顔を覚えていないので、全く見当も付かない。次に来るのは4月1日なので、それまで楽しみに待つことにしよう。