はちきんizyのアメリカ丼

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山あり谷ありの国際結婚ブログです。

ガンの転移

2008-04-11 | 家族の癌
昨日の義母からの電話で 義父の肝臓ガンが肺に転移した事を知らされた。

確か15ー6年前に咽頭ガンになり手術を受け回復した義父は

まだ50代だったが、その年に退職し 貧しくはあったが

洲外に住む子ども達を訪ねて国内を旅行したり、

仕事に追われる事のない ゆっくりした生活を始めた。

それから7ー8年経って大腸ガンが発見された。

その時 義母が泣きながら電話をかけてきたのを今でもはっきり覚えている。

その手術も成功し、元気に日々を暮していたが、

2年前に肝臓ガンが発見され

その時 医者から6ヶ月の命と宣告された。

それでも2度にわたってのキモ治療を受け、この2年が過ぎていった。

治療中は力もなく死んだような毎日だったが、

治療がおわると元気になり生活を楽しむ事もできた。

結婚50周年を記念し家族でアラスカクルーズにも行った。

体重も増え元気にしている義父の姿に

つい”ガンと戦っている事”を忘れてしまう事さえあるほどだった。

今度の肺への転移で ’その日”が来る事を考える。

そしてそれは自分自身や 又 自分の主人の”その日”にもなる。

まだ来てはいない”その日’を思い 日々を過ごしては

今あるこの日 この時を悲しみや恐怖で送る事になる。

過去にあった楽しい生活に執着して日々を送るのも

空しくはかない日々になるだろう。

”死”だけでなく どんな事が自分におこっても

それを”受け入れる”事で 前に進む事ができると思う。

そして 今の”この時”を生きる事で

平和な思いで日々を送る事ができるのではないだろうか。


写真は義父が死を宣告され、

コロラドの長女夫婦も帰郷し

皆でうちに集まりピクニックをしたときのものです。

子どもに”にせの刺青”をされ ポーズをとっている義父は

こうやってこの2年間戦ってきました。 

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