私の主人 獏じいさんは 気分やで 口が悪い。
機嫌の悪い時は 彼の目に入らない所にいるのが 無難なので
娘たちは小さい頃から 彼の様子を伺っていた。
長い結婚生活で いつのまにか
そんなご機嫌ななめの獏じいさんの扱い方にも慣れてきたが、
私にも 気持ちが沈むような事が 知らないうちに襲ってきたりする時がある。
そんな時に聞く 彼の攻撃的な言葉は 鉄砲玉だ。
私に向って 容赦なく打ち続け、うまくさける事さえできない。
そこで口喧嘩が始まる。
そんな数週間を過ごしていたように思う。
命の誕生は それだけで とても感動的なものだが、
こうして家族が増えていく事は
何か言葉では言い表せないほど 素晴らしい事に感じられた。
そして 一つの強い夫婦の絆から 枝が分かれ、
家族をつくっているように見えると、
獏じいさんの事が非常に愛しく感じられた事だ。
あの鬼のような顔が 仏様のように見えてくるから 不思議だ。
そんな想いで一杯になって 家に帰る道
目に映るもの全てが 美しく
60マイルで走る車の中から 夕日を思わず撮ってしまった。
何もかもに 大きな声で ありがとう が言いたくなった。
機嫌の悪い時は 彼の目に入らない所にいるのが 無難なので
娘たちは小さい頃から 彼の様子を伺っていた。
長い結婚生活で いつのまにか
そんなご機嫌ななめの獏じいさんの扱い方にも慣れてきたが、
私にも 気持ちが沈むような事が 知らないうちに襲ってきたりする時がある。
そんな時に聞く 彼の攻撃的な言葉は 鉄砲玉だ。
私に向って 容赦なく打ち続け、うまくさける事さえできない。
そこで口喧嘩が始まる。
そんな数週間を過ごしていたように思う。
命の誕生は それだけで とても感動的なものだが、
こうして家族が増えていく事は
何か言葉では言い表せないほど 素晴らしい事に感じられた。
そして 一つの強い夫婦の絆から 枝が分かれ、
家族をつくっているように見えると、
獏じいさんの事が非常に愛しく感じられた事だ。
あの鬼のような顔が 仏様のように見えてくるから 不思議だ。
そんな想いで一杯になって 家に帰る道
目に映るもの全てが 美しく
60マイルで走る車の中から 夕日を思わず撮ってしまった。
何もかもに 大きな声で ありがとう が言いたくなった。