何を隠そう、僕は日本のバンドではスピッツが結構好きなんである(笑) 一度彼らのライブを見てみたいものだと、ずっと思っていたが、ついに念願叶ってスピッツのライブを見る事が出来た。BanKさんが招待して下さったのだ(チケット代はもちろんお支払いしました^^)。BanKさん、どうもありがとうございました。感謝をこめて、このレポをトラックバックさせて頂きます(笑)
公演日は去る11月7日(月)18:30より。場所は(個人的に)悪評高きウェルシティ大阪厚生年金会館大ホールである。余談だが、この厚生年金会館は取り壊されるらしく、存続を求めて会場内で署名集めが行われていた。ファンによるものではなく、職員によるものらしかったが。は?署名ですか?してません(爆)
会場前でBanKさんと落ち合い、場内へ。狭いスペースに作られたグッズ売場は既に長蛇の列。並んでると開演に間に合いそうもないので、さっさと席を探す。今回の席はまたしても3階(何故かここでは、僕は3階席ばかりである)。でも、ドームに比べれば問題ない。で、BanKさんと、何故かスピッツとは関係ないクイーンの話で盛り上がりつつ開演を待つ。そして、定刻の18:30をやや過ぎた頃、場内が暗くなり、反対に明るくなったステージ上に拍手に迎えられてメンバーが登場。意外な始まり方だ。場内が暗くなると同時にSEが流れ、レーザーがホール内を舞う中突如ステージが明るくなり曲がスタート、なんてオープニングではなかった。で、スタンバイが終わるといよいよ念願のスピッツライブの始まり。気になる一曲目はというと...
「空も飛べるはず」だった。これまた意外。もっとド派手な曲かと思ったんだけど。でも、スピッツライブ初体験の僕としては、知ってる曲から始まるというのは、入りやすくていい(笑) この後、MCを交えながら、知ってるけど曲名が思い出せない(笑)という曲が数曲続き、またお馴染みの「ロビンソン」。一曲目はともかくとして、序盤はノリの良い曲で攻めてきて、ウォーミングアップにはいい感じ。徐々に身体が慣れてきたようだ。
途中長めのMCがあったり、アコースティックな曲を続けたり、またアップテンポになったりと、適度に変化をつけながら、ライブは進行していく。3階席のせいか、ベースが聞き取りにくかったのは残念だが、ある時はまったりと、ある時は疾走し、またある時は緊張感をたたえて、とスピッツの演奏がとにかく素晴らしい。CDを聴いてある程度は想像していたけど、やはり見事だ。こういうのを“上手いバンド”というのである。この日の彼らが絶好調だったのかどうかは分からないが、間違いなくその実力は十分に発揮されていたと思う。
それにしてもスピッツというバンド、派手な衣装もなく、最初にステージに出てきた雰囲気からして、日本のトップバンドという感じではない(笑) なんか、そこいらの兄ちゃんが演奏してるみたい。いや、これは見た目だけの事で、演奏自体は立派なプロの音だったんだけど。ま、そういった、トップでいながらそれらしくない、という親しみやすさが彼らの魅力でもあるのだろう。知らず知らずのうちに好感を持ってしまう人たちだ。MCもフツーっぽくて良かった。あ、それと、ワイヤレスでなく、ちゃんとシールドを繋いで演奏してたのも良かった(笑)
個人的に注目していたのはドラムだ。ファンの間では崎ちゃんと呼ばれているらしいが、実に小気味よいビートを叩き出す人であり、さりげなく小技を繰り出してくるのも心憎い。ややミディアム気味の曲では、8ビートを刻みながらちょこっと左手も使って16を混ぜてくるのが仲々見事。マネしたいけど無理だろうな。
客席は8割は女性だったろう。ただ、その女性客の年齢層が幅広いのには驚いた。女性ファンが多いバンド・アーティストというのはたくさんあるが、年齢層がこれだけ幅広いのは珍しいのではないか。10代から50代まで満遍なくいたような気がする。そのバラエティ豊かな女性客たちが、曲に合わせて一斉に手をユラユラ振ったり前に差し出したり、と手振りをしている姿は仲々圧巻だった。全員一丸となって、というようでもなかったのが、また微笑ましい。スピッツのライブにルールはないのだな、と感じた。それぞれがそれぞれに楽しめばいい、そんな度量の深さがスピッツにはある。メンバーたちも、乗れとか歌えとか、一切強要しなかったし。そういう意味でも好感の持てるライブだった。
見ていて面白かったのが、ドラムのマイクスタンド。上から吊ってる状態になっていて、歌う時だけクルリと回って顔の所に来るのだ。そして歌い終わると、また回って邪魔にならない位置へ。どうやって動かしているんだろう、もしかして遠隔操作か?なんて思ったが、BanKさんによると、あれローディが後ろで動かしているのだそうだ。タイミングがずれると、マイクがドラマーの頭を直撃するから、かなり神経を使うだろう。ドラマーの方もマイクが来る時、下手に動くとぶつかるからじっとしてる訳で、あうんの呼吸というか、まぁさりげなく緊張感溢れるプレーというか(笑)
もひとつ驚いたというか、笑えたのは、「メモリーズ・カスタム」だったかな、曲の途中でベーシストが突然暴れ出したこと。いきなりディストーションかけて、そのままベースでマイクスタンドをぶん殴り、そのベースを振り回しながら客席に近寄っていって最前列を煽り、あげく客の帽子を奪い取り、そしてベースを床に投げつけ、とやりたい放題(笑) この間演奏中なのよ。その後ローディから新しいベースを受け取って、つつがなく曲を終了させたが、一体何だっんだ、ってな感じ(爆) ま、面白いかったからいいけど。あ、奪い取った帽子は、あとで自ら返しに行ってました(爆)
終わってみれば淡々とした雰囲気でもあったスピッツのライブ、初心者でも暖かく迎えてくれるような、フレンドリーな雰囲気でとても良かったと思う。素晴らしいバンドサウンドも堪能出来たし。是非また見に行きたいものだ。
で、帰宅してから『スーベニア』を聴いてみたら、案の定9曲も演奏されていた。そのうち半分は曲名が思い出せなかったのが残念。記憶力低下というより聞き込み不足だと思う(笑)
所で、ライブ後外へ出たら、その日のセットリストが貼り出してあった。こういうのって、珍しくないか? 気に入った曲があったら、チェックしてCD買って下さい、という事なんだろうか。だとすれば仲々商売上手だなぁ(笑)
で、そのセットリスト、せっかくなので携帯で写真撮ってみたが...
読めん!(爆)
公演日は去る11月7日(月)18:30より。場所は(個人的に)悪評高きウェルシティ大阪厚生年金会館大ホールである。余談だが、この厚生年金会館は取り壊されるらしく、存続を求めて会場内で署名集めが行われていた。ファンによるものではなく、職員によるものらしかったが。は?署名ですか?してません(爆)
会場前でBanKさんと落ち合い、場内へ。狭いスペースに作られたグッズ売場は既に長蛇の列。並んでると開演に間に合いそうもないので、さっさと席を探す。今回の席はまたしても3階(何故かここでは、僕は3階席ばかりである)。でも、ドームに比べれば問題ない。で、BanKさんと、何故かスピッツとは関係ないクイーンの話で盛り上がりつつ開演を待つ。そして、定刻の18:30をやや過ぎた頃、場内が暗くなり、反対に明るくなったステージ上に拍手に迎えられてメンバーが登場。意外な始まり方だ。場内が暗くなると同時にSEが流れ、レーザーがホール内を舞う中突如ステージが明るくなり曲がスタート、なんてオープニングではなかった。で、スタンバイが終わるといよいよ念願のスピッツライブの始まり。気になる一曲目はというと...
「空も飛べるはず」だった。これまた意外。もっとド派手な曲かと思ったんだけど。でも、スピッツライブ初体験の僕としては、知ってる曲から始まるというのは、入りやすくていい(笑) この後、MCを交えながら、知ってるけど曲名が思い出せない(笑)という曲が数曲続き、またお馴染みの「ロビンソン」。一曲目はともかくとして、序盤はノリの良い曲で攻めてきて、ウォーミングアップにはいい感じ。徐々に身体が慣れてきたようだ。
途中長めのMCがあったり、アコースティックな曲を続けたり、またアップテンポになったりと、適度に変化をつけながら、ライブは進行していく。3階席のせいか、ベースが聞き取りにくかったのは残念だが、ある時はまったりと、ある時は疾走し、またある時は緊張感をたたえて、とスピッツの演奏がとにかく素晴らしい。CDを聴いてある程度は想像していたけど、やはり見事だ。こういうのを“上手いバンド”というのである。この日の彼らが絶好調だったのかどうかは分からないが、間違いなくその実力は十分に発揮されていたと思う。
それにしてもスピッツというバンド、派手な衣装もなく、最初にステージに出てきた雰囲気からして、日本のトップバンドという感じではない(笑) なんか、そこいらの兄ちゃんが演奏してるみたい。いや、これは見た目だけの事で、演奏自体は立派なプロの音だったんだけど。ま、そういった、トップでいながらそれらしくない、という親しみやすさが彼らの魅力でもあるのだろう。知らず知らずのうちに好感を持ってしまう人たちだ。MCもフツーっぽくて良かった。あ、それと、ワイヤレスでなく、ちゃんとシールドを繋いで演奏してたのも良かった(笑)
個人的に注目していたのはドラムだ。ファンの間では崎ちゃんと呼ばれているらしいが、実に小気味よいビートを叩き出す人であり、さりげなく小技を繰り出してくるのも心憎い。ややミディアム気味の曲では、8ビートを刻みながらちょこっと左手も使って16を混ぜてくるのが仲々見事。マネしたいけど無理だろうな。
客席は8割は女性だったろう。ただ、その女性客の年齢層が幅広いのには驚いた。女性ファンが多いバンド・アーティストというのはたくさんあるが、年齢層がこれだけ幅広いのは珍しいのではないか。10代から50代まで満遍なくいたような気がする。そのバラエティ豊かな女性客たちが、曲に合わせて一斉に手をユラユラ振ったり前に差し出したり、と手振りをしている姿は仲々圧巻だった。全員一丸となって、というようでもなかったのが、また微笑ましい。スピッツのライブにルールはないのだな、と感じた。それぞれがそれぞれに楽しめばいい、そんな度量の深さがスピッツにはある。メンバーたちも、乗れとか歌えとか、一切強要しなかったし。そういう意味でも好感の持てるライブだった。
見ていて面白かったのが、ドラムのマイクスタンド。上から吊ってる状態になっていて、歌う時だけクルリと回って顔の所に来るのだ。そして歌い終わると、また回って邪魔にならない位置へ。どうやって動かしているんだろう、もしかして遠隔操作か?なんて思ったが、BanKさんによると、あれローディが後ろで動かしているのだそうだ。タイミングがずれると、マイクがドラマーの頭を直撃するから、かなり神経を使うだろう。ドラマーの方もマイクが来る時、下手に動くとぶつかるからじっとしてる訳で、あうんの呼吸というか、まぁさりげなく緊張感溢れるプレーというか(笑)
もひとつ驚いたというか、笑えたのは、「メモリーズ・カスタム」だったかな、曲の途中でベーシストが突然暴れ出したこと。いきなりディストーションかけて、そのままベースでマイクスタンドをぶん殴り、そのベースを振り回しながら客席に近寄っていって最前列を煽り、あげく客の帽子を奪い取り、そしてベースを床に投げつけ、とやりたい放題(笑) この間演奏中なのよ。その後ローディから新しいベースを受け取って、つつがなく曲を終了させたが、一体何だっんだ、ってな感じ(爆) ま、面白いかったからいいけど。あ、奪い取った帽子は、あとで自ら返しに行ってました(爆)
終わってみれば淡々とした雰囲気でもあったスピッツのライブ、初心者でも暖かく迎えてくれるような、フレンドリーな雰囲気でとても良かったと思う。素晴らしいバンドサウンドも堪能出来たし。是非また見に行きたいものだ。
で、帰宅してから『スーベニア』を聴いてみたら、案の定9曲も演奏されていた。そのうち半分は曲名が思い出せなかったのが残念。記憶力低下というより聞き込み不足だと思う(笑)
所で、ライブ後外へ出たら、その日のセットリストが貼り出してあった。こういうのって、珍しくないか? 気に入った曲があったら、チェックしてCD買って下さい、という事なんだろうか。だとすれば仲々商売上手だなぁ(笑)
で、そのセットリスト、せっかくなので携帯で写真撮ってみたが...
読めん!(爆)