前にも言ったけど、こことんこ仕事は割合ヒマで(笑)、ネットを見てる時間が結構長いものだから(ヒマでも仕事せーよ)、興味深いニュースが結構あったりする。なので、そういうニュースからいくつかピックアップして、勝手な感想など述べてみたい。社会派ブログと呼んでくれ(なんのこっちゃ)
東洋町 高レベル廃棄物処分場建設の調査地に
東洋町は、高知県にある。この町が、高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設の為の第一段階調査に応募して、それを受けて原子力発電環境整備機構が理事会で、東洋町を調査地として調査計画を経済産業省に申請する事を決定した、というニュースである。慣れない漢字ばかりだと疲れる(爆)
記事によると、町民の大多数や周辺自治体は、建設に反対しており、高知県知事も反対の立場で、原子力発電環境整備機構に対して申請をしないよう求めていたらしい。この手の話を聞くといつも思うのだが、原発(及び関連施設)って作ろうとすると、必ず反対される。そりゃ、そうだよね。確かに、近所にそんなのがあれば怖いよな。その気持は理解できるが、原発がなければ電気が使えない訳で、電気のない生活なんて考えられない、という人がほとんどだろうから、原発作っちゃいけないのならどうしたらいいんだ、って事になる。テレビの政府広報のCMでは、日本で消費される電力の6割は原発によるものだ、と言ってるけど、これが本当なのかどうか、という検証も必要だが、火力・水力に今後は頼れない、というのは確かだろうし、結局今と同程度の生活レベルを維持するには、原発(及び関連施設)の建設は避けられないのではないか、とも思う。
まずは、本当に原発(及び関連施設)が安全だというのなら、国民にそれをしっかりと説明する義務が政府にはあるのだが、ほんとにやってんのか疑わしい。聞いた話だと、建設候補地では説明会など開いているらしいが、抽象的なことを書いた冊子を渡すだけで、詳しい説明はろくにしないらしい。説明すると面倒だから、適当に流してれば、そのうち諦めるだろう、って魂胆なのだろう。それでは、反発を招くだけだ。国民の側も、原発(及び関連施設)が本当に必要かどうか、安全性も含めて吟味しなければならない。やみくもに反対しているだけではどうしようもない。まさか、原発(及び関連施設)は必要だけど、自分とこに作るのなら反対だ、なんて考えでいるんじゃなかろうね。ま、原発がそんなに安全なら、田舎に作らないで東京に作ればいいではないか、なんて本を書いた人もいるくらいで、やはり原発(及び関連施設)は危険なのだ、と皆思っているのだろう。僕もおそらく、よほど科学的根拠のある説明をされなければ、素直に賛成はできないと思うし。
しかし、このニュースを読んでて、一番驚いたのは、廃棄物処分場建設の決定には、先の第一段階調査をはじめ3つの調査が必要で、それだけで20年かかり、建設にさらに10年かかる、ということ。処分場完成まで30年もかかるのだ。その間どこで処分するんだろう? つーか、なんで調査に20年もかかるのか? 20年間同じ人が調査を担当するのか? 分からない事だらけである。まだまだ勉強が足りない。
イエスの墓、発見?
1980年頃にエルサレムで発掘された墓が、イエス・キリストのものであるとして、『タイタニック』等で有名なジェームズ・キャメロン監督らが、テレビのドキュメンタリー番組を作ったそうな。確かに、興味深い話ではあるが、キリストの墓といえば、これはどうなる? 一度行ってみたかったのだが...
ブルセラ症感染犬の安楽死中止
ペット好きには怒り心頭のニュースであろうが、ま、要するに経営が成り立たなくなって、ペット業者が所有権を放棄した犬たち約240頭の中に、「ブルセラ症」に感染している犬が103頭もおり、自治体が処分しようとした所、愛護団体の猛烈な反対と妨害に遭い、作業を打ち切った、というニュースである。ペットブームではあるが、その反面可愛がっていたはずのペットを平気で捨てる人も多く、各自治体には捨てられたペットが多数保護されており、引き取り手がない場合は、処分つまり殺すしかないそうだ。ひどい話である。捨てるなら、はじめから飼うな。経営難から商品であるペットたちを捨てる業者もいるようで、ほんと嘆かわしい。
世の中には、捨て犬・捨て猫を見つけると、放っておけない人もいて、つい家に連れて帰ってしまい、そんなペットたちで家中が溢れかえってしまう、というケースもあるとか。あまり増えすぎると、安全面や衛生面でも問題になる訳で、ほんとペットもひとつ間違うと大問題なのである。動物好きな人に対しては何の恨みもないが、飼う以上はここいらの覚悟と責任はきちんとして欲しいと思う。
しかし、ブルセラって聞くと、違う事を連想してしまうのは、僕だけではないだろう。実は、一番気になったのは、ここだったりして...