日々の覚書

MFCオーナーのブログ

現金なき世界 - A World Without Cash -

2022年01月23日 22時21分09秒 | 時事・社会ネタ

皆さんご存知の通り、ゆうちょ銀行が小銭取り扱いを有料化すると発表した。やらないと言ってるのではなく、有料化すると言ってるだけなのだが、実質的には、小銭取り扱いを拒否しているのと同じ事である。札なら預かってやるけど小銭なんか持ってくるんじゃねーよ、と言われているに等しい訳で、言うならば、ゆうちょ銀行は預金者というか世間にケンカを売ってるのだ。実に消費者というかユーザーをバカにした行為であるが、マスコミは怒る事もなく、時代はキャッシュレスですから、なんて、ゆうちょ銀行擁護ともとれる報道内容に終始してる。実際問題、家に相当ある小銭をどうしたらいいのか? 私事ですが、僕は何年も前から小銭貯金をしてて、毎晩持ち金を計算して、99円以下の小銭は貯金箱に入れて、いっぱいになったら銀行に持っていく、という実にいじましい事をずっと続けているのだが、その小銭はどうしたらいいのだ。家でタンス預金でもしてろ、というのか。仮にそれで100万円貯まっても、小銭だから銀行は引き受けてくれない訳だ。バカにした話である。

以前、銀行に小銭を持って行って貯金しようとしたら、べらぼうな手数料を取られて、はらわたが煮えくりかえった経験があるが、近頃、いやかれこれ10年以上前から、銀行は小銭いや現金を扱う事に消極的だ。(銀行から見れば)少額の預金者を何人か失っても、小銭は絶対扱いたくないらしい。某メガバンクのネットバンキングのサイトでは、取引は全てネットで出来るので銀行には来ないで下さい、と言わんばかりで、一般人が銀行に来る事で生じる面倒な業務はやりたくない、というか、そういう業務をなくす事で人減らしをしたい、というのが本音なのであろう。

報道では、ゆうちょ銀行が小銭取り扱いを有料化した理由として、小銭数え機の使用頻度が増え、故障が多くなって、対応が大変だ、と主張しているが、そんな程度で機械が壊れる訳はない。今まで何年も使っていたはずだ。我が社の取引先に、銀行で小銭やお札を数える機械を作っている会社があるが、こんな事言われて怒ってると思うぞ。そんな、理由にもならない理由で小銭を拒否してる訳で、やはり裏にはもっと大きな陰謀が動いていると見るべきだろう。大規模リストラの準備中というのは、いかにもありそうな話だ。銀行が店舗での業務を止めて、行員や店舗を減らしていくと、一体何万人が職を失うのか? 空恐ろしい話である。そりゃ、大きな声では言えないよな。

銀行が小銭を扱ってくれなくなると、どうなるのか。普通のレジなら嫌がられるけど、セルフレジなら文句言わないだろう、なんてセルフレジに小銭を突っ込んでくる輩が増えて、故障が増えるのか。スーパーやコンビニでは使えない、となると、お賽銭や募金くらいしか使い道がない。神社や寺や街頭で募金呼びかけてる人たちは、たくさん入ってくる小銭をどうしているのだろう? いや、スーパーだって、それなりに小銭の支払い多いと思うし、そういうとこの小銭は取り扱ってやるのだろうか。ずるいな(笑) 

前にも書いたけど、中国のマネとかしてキャッシュレスの風潮が気に入らなくて、現金の信頼性が低いとか、治安に問題があり現金持って外を歩けないとか、そんな国と日本を一緒にして、時代はキャッシュレスなんです、我が国は遅れてます、などと煽ってくるのに乗ってたまるか、と僕なりに抵抗を続けてきた。若い人はそうでもないだろうが、昭和30年代後半生まれは、今財布にいくらあって、いくらまでなら使ってもいいとか、口座にもそんな金はないから高価な物は買えないとか、そういうのを常に把握して買い物等々に臨んでいるので、キャッシュレス(交通系ICカードとか何ちゃらペイとか)とかだけになってしまうと、残額等が分からなくて非常に困るのだ。で、ついつい自分の購買能力を超えた買い物をしてしまって、口座の残額が足りなくなったりして債務不履行になってしまい、サラ金や身内から借金して支払いに充てるようになったり、最悪の場合は自己破産という事になるのである。いや、昭和30年代後半生まれだけではなく、若い人たちだって、気がついたら口座残額がゼロいやマイナスになってたりする事は大いにあり得る。結局、キャッシュレス時代だなんてカッコいい事言うけど、借金で苦しむ人を増やすだけではないのか。

ま、キャッシュレスにして、現在の所持金とか口座の残額とか、そういうのを見えにくくして金を使わせよう、つまり消費させよう、という狙いもあるのだろう。銀行が現金を扱わなくなると、リストラも出来るわ経済も回るわ、でウハウハだな(笑) 結果として借金抱えて自殺者が増えても自己責任か。

という訳で、家にある小銭は自分で使うしかなさそうなので、まずは、自販機での買い物は10円玉のみにしようと思う(笑) スーパーやコンビニでセルフレジがあれば、ひたすら1円玉を入れさせて頂く。確か、1円玉を20枚以上支払いに使う場合は、相手の同意がいるとかなんとか聞いた事があるが、機械相手でも同じなのだろうか。ま、いいか。

前から、現金以外受け付けない店とかは多くて、持ち合わせのない時もあるので、現金とキャッシュレスの両方に対応してくれるのが、こっちからすると有り難いのだが、そのうちキャッシュレス以外は認めません、現金払いの方は入店しないで下さい、という店ばかりになるのだろう。確かに安心だ。レジの現金目当ての強盗とか来なくなるだろうし。でも、やりにくくなるなぁ、と昭和30年代後半生まれは、ため息をつくのみ。年を取っても社会で生きていく、というのはこういう事なんだね(笑)

コメント (2)
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500 Greatest Albums of All Time

2022年01月16日 21時53分51秒 | 音楽ネタ

ロック誕生の年を1955年とすれば、今年で67年が経過している事になる訳で、他の音楽に比べれば若いけど、なんだかんだでロックもそれなりの歴史を持つようになってしまったのである。そうなると、ロックの歴史を振り返るガイド本とかも数多く存在する訳で、僕も数冊その手のガイド本を所有しており、それなりに勉強になったというか(笑)、参考にさせて貰ったというか、まぁ使い道は様々だけど、誰しもが一度くらいは世話になった事があるのではなかろうか。ただ、順位をつけてランキングしてるのは、ローリング・ストーンの『500 Greatest Albums of All Time』くらいしか知らない。

僕の記憶では、ローリング・ストーンが最初にランキング形式でロック名盤100を発表したのは1987年のはず。『サージェント・ペパーズ』が発表された1967年をロック元年として、20年目の1987年に発表したと思う。それ以降、ローリング・ストーンは様々なランキングを発表してきたが(アメリカ人て意外とこういうの好きだよね。笑)、今回のテーマである『500 Greatest Albums of All Time』の最初のバージョンが発表されたのが2003年、その後2012年にアップデートされ、2020年さらにアップデートされた。時代によって価値観も変わるし、その都度新しいランキングが必要になるのは仕方ない事であろう。

という訳で、既にご存知の人も多いと思うが、今回はその2020年の最新バージョンを紹介させて頂く。もろちん、500枚も紹介するのは無理なので(笑)、TOP10だけ。

1位 ホワッツ・ゴーイン・オン/マービン・ゲイ(1971)
2位 ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ(1966)
3位 ブルー/ジョニ・ミッチェル(1971)
4位 キー・オブ・ライフ/スティービー・ワンダー(1976)
5位 アビー・ロード/ビートルズ(1969)
6位 ネバーマインド/ニルバーナ(1991)
7位 噂/フリートウッド・マック(1977)
8位 パープル・レイン/プリンス&レボリューション(1984)
9位 血の轍/ボブ・ディラン(1975)
10位 ミスエデュケーション/ローリン・ヒル(1998)

今の時代に合致したアルバムが1位となった、とローリング・ストーンも言ってる。今を反映したランキングなんだろうね。ここで、参考までに前回2012年のランキングTOP10も紹介させて頂く。

1位 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
2位 ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
3位 リボルバー/ビートルズ
4位 追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
5位 ラバー・ソウル/ビートルズ
6位 ホワッツ・ゴーイン・オン/マービン・ゲイ
7位 メイン・ストリートのならず者/ローリング・ストーンズ
8位 ロンドン・コーリング/クラッシュ
9位 ブロンド・オン・ブロンド/ボブ・ディラン
10位 ビートルズ(ホワイト・アルバム)/ビートルズ

大幅に変わってます(笑) 何が起きたのかは、皆さん独自でご想像下さい(笑)

で、上位10枚を見てもお分かりのように、ランキングに複数枚選出されているアーティストもいる訳で、それの上位はというと、

9枚
ビートルズ
8枚
ボブ・ディラン
6枚
カニエ・ウエスト
ニール・ヤング
ローリング・ストーンズ
5枚
デビッド・ボウイ
ブルース・スプリングスティーン
レッド・ツェッペリン

まぁ、カニエ・ウエスト以外はお馴染みというか、この手のランキングでは順当な顔ぶれ。つーか、カニエ・ウエストの評価が高いのは新鮮な驚きだった。ここにはないけど、4枚或いは3枚選出のアーティストでは、ヒップホップ系やブラック系が多数を占めている。全体的にも、ヒップホップ系は多くて、僕なんか名前すら知らないアーティストも結構ランクインしていた。

ちなみに、どうでもいいことだが(笑)、クイーンで選出されたのは1枚、エルトン・ジョンは2枚、クイーンの1枚とは何か?なんてすぐ分かるよね?(笑) 念の為、クイーンの順位は128位でした。フォリナー、ディープ・パープルはランクイン0枚。予想通り(爆)

さらにどうでもいいことだが(笑)、今回の『500 Greatest Albums of All Time』の中で、僕が持ってるのは500枚中76枚だった。全て紹介したいところだけど、誰も見ないと思うので(笑)、その76枚のうちアーティスト別の枚数をご覧下さい。

8枚
ビートルズ
4枚
レッド・ツェッペリン
ピンク・フロイド
ローリング・ストーンズ
3枚
デビッド・ボウイ
マドンナ
2枚
イーグルス
エルトン・ジョン
ジョニ・ミッチェル
マイケル・ジャクソン
プリンス
スティービー・ワンダー
キンクス

ローリング・ストーンとそんなに変わらない(爆) ディランやスプリングスティーンはないけど(爆) ビートルズはやっぱ凄い。

こういうの見てると、僕も今年還暦だし^^;、これまでの音楽人生を振り返って『(MFCオーナーの)500 Favorite Albums Of All Time』なんてのを選出してみようかな、なんて気になってきた(無謀だ。笑) もし興味がある方がおられたら(いねーよ)、多少期待してて下さい(だからいませんって)。

という訳で、長々とローリング・ストーンの『500 Greatest Albums of All Time』について書いたけど、興味ある人は是非サイトを見て下さい。この先、数年後にまたアップデートされるかもしれない。その時はどう変わっているのか、と思うと楽しみだ。それまで生きていられればいいけど(爆)

さて、最後に問題です。『500 Greatest Albums of All Time』に選出されたビートルズのアルバム9枚、全て答えなさい(笑)

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謹賀新年2022

2022年01月03日 23時55分48秒 | 与太話

遅くなりましたが、皆さま明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も当ブログをよろしくお願い致します。

もういい加減コロナは収束に向かう事を期待しています。こんなものに、いつまでも振り回される訳にはいきません。そろそろ終わりにしましょう。

個人的には、コロナ云々ではなく、人生の分岐点と言いますか、とにかく転機の年なのであります。本厄らしいのでお祓いもしなければ^^; あと、健康診断でも指摘されましたが、眼の治療が必要らしいです。他にも病気持ってるし、年取ると大変だなぁ(爆)

という訳で、年末年始の風景をお楽しみ下さい(笑)あ、写真の向きがおかしいのがありますが、ブログ側の問題です。

 

  

 

 

2022年が皆さまにとって幸多い一年でありますように。

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