いよいよ、5月31日である。今日の更新を以って、当ブログはまたしても大記録を達成した。左のカレンダーをご覧下さい。気づいたおられた方もいらっしゃると思うが、今月はなんと、一日おきの奇数日に更新し続けているのである。なんと、奇数日限定更新達成、という訳だ。素晴らしい。パチパチパチ。
思えば、過去にも大記録はあった。去年4月の毎日更新達成とか、8月の毎水曜日更新達成とか。今回の奇数日更新も、過去の偉大な記録に肩を並べる大記録として、今後も語り継がれていくことであろう。
と、大言壮語はこの程度にして(爆)、大記録とは全く関係ないが、気になる記事を見つけた。といっても、見たのは半月以上前なので、旬の記事とは言い難いけど。で、どんな記事だったのかというと、「立ち食いソバが消える日」というショッキングなタイトルで、要約すると、日本の蕎麦は8割を中国からの輸入に頼っており、その中国産蕎麦の値段が高騰している為、輸入量が減り、結果蕎麦が手軽に食べられなくなる、ということだ。詳しくはこちらで。古い記事なので、消えてたらゴメンナサイ。
驚いたのは、蕎麦の8割が輸入物であったということ。僕はてっきり、蕎麦の自給率はほぼ100%と思ってた。不勉強を恥じた次第である。まぁ昔から、蕎麦は貧しい土地でも育つので、特に山間部などに蕎麦の産地が所も多い、とよく聞く。なんといっても、蕎麦=長野、だけど、山形も蕎麦の産地だそうだ。そういう蕎麦なのであるから、日本のあちこちで収穫され、わざわざ輸入なんてする必要はない、と思い込んでいた訳だね。所が、現実はそうではなく、輸入物がほとんどだったのだ。
ま、思い込みというのは恐ろしいもので、日本中どこでも獲れる蕎麦の値段が高いのはおかしい、これはきっと原価が安い蕎麦に付加価値を付けて、不当に大儲けしようという蕎麦屋連合の陰謀に違いない、と僕はずっと思っていた。しかし、安く食べられる立ち食い蕎麦は中国産で、高級蕎麦屋で出てくる蕎麦は日本産、とこういう事だった訳だ。蕎麦屋の皆さんゴメンナサイ、と素直に謝らなければならないのだろうが、日本蕎麦屋の蕎麦がミョーに高いのは、相変わらず納得がいかないので、あんまり謝りたくない(可愛くない性格である)。
僕は蕎麦よりうどん派で、立ち食いコーナーで蕎麦を食べる事は滅多にない。食べる事があっても、季節を問わず“もり”か“ざる”である。なので、実際に立ち食い蕎麦がなくなっても、別に困らないのだ(立ち食いうどんがなくなったら困る。絶対困る。昼食の貴重な選択肢がひとつ減る)。けれど、伝統的な日本の食べ物である蕎麦の自給率がここまで低い、というのは由々しき問題だと思う。何故こんなことになったのだ。諸外国の圧力に負けて、売り渡したのか。大豆みたいに。何を考えているのか。自分とこで自給出来る物は自給する、というのは当たり前ではないか。「うちの米を買え」と迫ってくるアメリカだって、ピーナツは絶対輸入しないのだ。国際的に、輸入制限をかけてもいい作物というはどの国にも認められているはずだ。だからアメリカはピーナツを輸入しないし、ドイツはジャガイモを輸入しない。日本だって、蕎麦を輸入禁止に出来たはずなのだ。もちろん、米も(米は制限かけてるけど)。それとも、元々国内で獲れる蕎麦の量は、とても全国民の口には入らないほど少ないのか。安い蕎麦を輸入して高いのだけ作っているのではないのか。とにかく、蕎麦に限らず、自給出来る食べ物がないなんて、経済大国が聞いて呆れる。全ての食べ物を輸入に頼るようになってしまったら、日本はすぐ滅びるぞ。
とまぁこんな具合で、日本の行く末を案じ、やや暗くなってしまった、5月31日だったのでした(爆)