日々の覚書

MFCオーナーのブログ

2023年末

2023年12月31日 19時49分32秒 | 与太話

早いもので、2023年もあと4時間程で終わる。思い起こせば、今年も色々な事があったなぁ。プライベートでも、実は大きな出来事があったのだが、さすがにここに書く訳にはいかないので、一応自粛させて頂く(笑)

世間でも、今年は色々な事があった年だった訳で、一般的にはどんなニュースが一番印象的だったのだろうか。という訳で、『読売新聞の2023年読者が選んだ日本10大ニュース』を見てみる。

1位・・・WBC、日本14年振り優勝
2位・・・大谷翔平メジャーリーグで本塁打王
3位・・・ジャニーズ性加害問題
4位・・・藤井聡太竜王史上初8冠
5位・・・阪神タイガース38年振り日本一
6位・・・闇バイト「ルフィ」逮捕
7位・・・新型コロナ5類移行
8位・・・ビッグモーター保険金不正請求
9位・・・記録的猛暑、夏の平均気温過去最高
10位・・・福島第一原発処理水海洋放出開始
【番外】自民党安倍派裏金疑惑4閣僚交代

スポーツネタが多いな(苦笑) 今最も世間を騒がせている安倍派議員の裏金疑惑が番外というのはヘンだ、と思った人も多いだろうが、この重大ニュースの読者アンケートの応募を開始した時、ここまでの騒ぎになっておらず、重大ニュース候補に載せていなかったのでは、ということらしい。

個人的にも、WBCでは盛り上がってた(笑) 久々に試合も結構テレビ観戦したし。大谷翔平の大活躍は同じ日本人として、素直に喜ばしい。シーズンオフの移籍騒動でも、日米共に完全に他のネタを喰っていたし、飼ってる犬までトレンド入りするなんて、本当に凄いことだ。もう、こんな選手は出てこないのでは。けど、大谷も凄いけど、忘れちゃいけない(笑)のが阪神タイガースで、岡田監督が復帰してすかさずリーグ優勝、クライマックス・シリーズも勝ち抜いて日本シリーズに駒を進めると、3年連続日本シリーズのオリックスを4勝3敗で下し、38年振りの日本一。決してタイガースのファンではない僕も、やはり興奮してしまいました(笑)

ジャニーズの問題とか、10位までに入ってないけど、宝塚歌劇団のパワハラ問題とか、盤石の体制を確立させて安泰と思っていた組織ですら、ひとたび何か起きてしまって対応を誤れば、決して盤石ではない、というのが世間に周知されてしまったのは、正に大事件だ。本当に文字通り、声も存在も小さい人たちの訴えが反映されるようになると、社会は変わっていくのだろうか。

読売の読者ランキングだと、22位に「音楽家 坂本龍一さん死去」が入っているが、坂本龍一もショックだけど、他にも多くの有名なミュージシャンが天に召された。こればかりは避けられない。残念だが、来年も悲しい訃報に多く接することになるのだろうね。

新型コロナが5類に移行し、ほぼ3年間続いたコロナの呪縛から、ようやく解き放たれたように思ったのは、僕だけだったのだろうか。それ以降、プライベートではマスク無しで過ごしている(外出も)。あまり報道されなくなったけど、新型コロナの新規感染者は相変わらず多いが、新型コロナに対するスタンスを改めることで、行動制限等もなくなり、社会はすっかり普通に戻ったように思う。忘年会や食事付きの会合も、徐々に復活し始めた。ただ、そのせいではないと思うが、僕個人は今年2回も37度以上の高熱で会社を休んでしまった^^; 病院での診断は風邪だったけど、風邪自体も久々だったもんで、結構しんどかったな。年はとりたくないものだ(笑)

という訳で、高齢もとい恒例ですが、写真で振り返るMFCオーナーの2023年12月(笑)

 

 

 

 

 

実は、5月に続いて、12月にもユーミンの50周年記念コンサートツアーに行ってきたのである。隠しててすいません(爆) まさか、ユーミンのコンサートを年に2回も見るとは思わなかった。ただ、5月も12月も内容は一緒だったけど。

それと、こちらも恒例、NHK交響楽団のベートーベンの第九演奏会にも行ってきた。第3楽章が終わった時、合唱隊の1人が倒れて運び出される、というハプニングがあったが、その後は何事もなかったかのように、演奏は続けられた。カーテンコールの時に、その件についての説明があるかと思ったけど、なかった。ネットで調べたら、団員が気分が悪くなって本番途中に退出したけど、大事には至らず、すぐ復活したそうな。なんとなくホッとしました。

という訳で、今年もお世話になりました。来年も当ブログをよろしくお願い致しますm(_ _)m

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Are You Man Enough

2023年12月30日 23時55分51秒 | 音楽ネタ

いきなりだが、最近買ったCDから。

Madness, Money And Music Deluxe Edition/Sheena Easton

1980年にデビューして以来、順調にキャリアを積んできたシーナ・イーストンの、1982年に発表された3作目のデラックス・エディションである。1枚ものではあるが、オリジナル・アルバム全曲にシングルB面曲、加えてオルタネイト・バージョン等を追加して全20曲、実に充実した内容だ。

本作のプロデューサーはデビュー以来のクリストファー・ニールで、シーナの事は知り尽くしていたのでは、と思うけど、付き合いは本作までで、次作では違う人と組んだはずだ。デビューしてすぐ成功を収めたシーナだが、もっと違う路線を模索していたのだろう。そういう事情もあり、デビュー以来の英国的ポップ路線を楽しめるのは本作まで、という事になる。

ま、とにかく、良いアルバムである。図抜けた名曲はないけど、収録曲はどれも粒よりでグレードが高い。個人的な推し曲はなんといっても「Are You Man Enough」で、なんとなく飛行機のイメージで、いや別に、イントロに効果音が入ってるとかいうのはないけど、なんか飛行機の映像とマッチしそうな曲なんである。当時、シーナの曲が続けてノエビアのCMに使われていた記憶があり、ノエビアのCMと言えばほぼ毎回飛行機の映像が使われていたので、「Are You Man Enough」もマッチするんじゃないかな、とでも思っていたのだろうか。実際、本作収録の「Machinery」はノエビアのCMで流れていた。この曲もいいけどね。メロウな感じの「You Do It」はダイアナ・ロスも同じ時期に取り上げていた。当時、偶然ラジオで聴いたのだ。あ、これシーナの曲じゃん、と思ったのを覚えている(笑) 経緯は知らないが、ダイアナも歌いたくなるくらい良い曲だ、という事かな(笑)

他も良い曲ばかりで、「I Don't Need Your Love」や「Please Don't Sympathise」など、さりげなく良いメロディの曲も多いし、「I Wouldn't Beg For Water」「In The Winter」といったバラード曲では、新境地を開拓した感もある(後者は、ご存知ジャニス・イアンのカバー)。前述したように、次作からはTOTOのメンバーを起用したりして、アメリカンな産業ロック路線に向かうので、ウェット感も漂わせるブリティッシュ・ポップス路線は本作が最後だ。それだけに愛しく感じるアルバムでもあるな。今回、実に久々に通して聴いてみて、改めて感じたが、派手ではないものの、がっちりと聴く者を虜にするアルバムである。完成度も高い。やっぱりシーナはいいな^^ やはりデラックス・エディションが出ている「A Private Heaven」も改めて聴いてみたくなってしまった^^;

続いては、

Wonder/中森明菜

以前にも少し触れたが、型式に縛られることのない活動を行っていた中森明菜が、1986年に発表した問題作が『不思議』であるのだが、それに収録曲のうち5曲(+1曲)の別バージョンが収録されたのが、ここに紹介する『Wonder』である。1988年発表。ミニアルバムという体裁だった。

『不思議』以降、中森明菜は実に充実したアルバムを連発していて、山下達郎とのバトル(笑)の原因となった『Crimson』、全曲英語の『Cross My Palm』、いわばシングルのボツ曲で構成されたにしては、ひたすらグレードの高い『Stock』と、ほんと絶好調だった。そんな中でリリースされた本作は、位置付けとしては企画物みたいなもんで、前述したように『不思議』の収録曲を、ミックスを変える等して新たに収録しただけ、と言えなくもないが、ま、これが実にいい感じなんである。さすがにボーカルが聞こえるようになったので、『不思議』感は薄れたけどね。

何度も言ってるけど、この時期(80年代後半)の中森明菜の充実ぶりは、ほんと素晴らしいものがあった。デビュー40周年を記念して始まったアルバム再発をきっかけとして、僕も改めて中森明菜を聴いているのだが、彼女の凄さを今更ながら再認識している。いやほんと、またあの頃のように、我々の前に姿を見せて欲しいと思わずにいられません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリスパン

2023年12月29日 19時45分42秒 | 与太話

間違ってるぞアンデルセンはイギリスじゃなくてデンマークだろ、と言う人もいるだろうが(ないない。爆)、そうではなくて、アンデルセンというパン屋で買ってきたイギリスパンである。でも、ただイギリスとしか表記されてないので、混乱する人もいるかも(だからいないって)

という訳で、何故か唐突にイギリスパンである。実は、僕は子供の頃から、普通の食パンよりイギリスパンの方が好きで、どこがどう違うのかは分からなかったけど、とにかくイギリスパンの方が好きだったのだ。形が違う以外は同じなんだから、単なる雰囲気だろ、なんて周囲には言われたけど(笑) 好きな割には何故イギリスパンと呼ぶのかも分からず、フランスパンがあるのだから、イギリスパンがあっても不思議ではないかな、という程度の認識しかなかった。昔から知的好奇心がないというか自身の行動や嗜好を正確に把握する能力に欠けているというか(笑) ちなみに、製造者によっては、同じ物でも、イギリスパンではなく山型パンという商品名になっている。

で、イギリスパンである。食パンよりもなんとなくサクッとした食感、なんとなく上品な味わい、といったところが好きなのだろうと思うが、最近になってようやく、色々と調べてみた。前述したように、向学心とか探究心とか、全く縁のない子供だったからね(笑) そしたら、食パンとイギリスパンには、大きな違いがあったのだ。単なる雰囲気なんかではない(爆)

一般的にパンを焼く際、材料をパン型(ティン)に入れてオーブンで焼く訳だが、食パンを焼く時はパン型に蓋をするが、イギリスパンの時は蓋をしないで焼くのだそうな。そのため、イギリスパンは四角くならず、パンの一辺が山型に盛り上がる形状になる。これが、山高帽を被った紳士に見えるので、イギリスパンという呼ばれるようになったらしい。イギリスの紳士イコール山高帽という訳か(笑) もちろん、この呼び名は日本独自のものとのこと(そりゃそうだ)。ついでに言うと、青森県内で販売されている”イギリストースト”という食品があるが、これの名前の由来もやっぱりイギリスパンだそうな。

食パンのように、蓋をして焼いた場合、水分の蒸発が少ないので、しっとりとした仕上がりになり、イギリスパン(山型パン)のように蓋をしないで焼くと、ふんわりとした仕上がりになるそうな。イギリスパンはトーストにすると、さっくりとした食感になり、しっとりした食パンはサンドイッチに向いているらしい。

確かに、イギリスパンはトーストにすると美味さが倍増するような気がする(笑) ま、これは個人の見解なんで、そう思わない人もいるだろうけど、当たってる気もするね(笑) ちなみに、どうでもいい話だが、現在の僕の朝食は、ほぼ9割方パンであるのだが、同じトーストにしても、食パンの場合は何かはさんで食べる事が多いが、イギリスパン(山型パン)だと、はさんだりするのが勿体なくて、トーストのみで食べるケースが多い。やっぱりイギリスパンだね(意味不明)

という訳で、何故かイギリスパンが好き、というネタでした。オチなくてすまそ(爆)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズとストーンズの”新曲”

2023年12月17日 08時47分04秒 | 音楽ネタ

僕は自慢ではないが(笑)まぁ長くロックを聴いてきているが、昨今のビートルズとローリング・ストーンズの新作がほぼ同時に発売されて、世間の話題を独占している、という経験は初めてである。

ご承知の通り、まずはストーンズの、オリジナル・アルバムとしては実に18年ぶりとなる新作『ハックニー・ダイアモンズ』が今年の10月20日に発売された。そして、ビートルズのなんと!27年ぶりの新曲「ナウ・アンド・ゼン」が発売となったのが11月17日。フォーマットによって発売日が違うみたいだし、こちらもそこまで細かくチェックしていないので、これ以上は勘弁して欲しいのだが(苦笑)、ま、とにかく、ほぼ同時期と言っていいと思う。21世紀も20年以上過ぎた今、こんな経験が出来るなんて、全く想像もしなかった。ほんと、長生きはするものである(笑)

先ほど、ビートルズとストーンズの新作が”世間の話題を独占している”と書いたが、本当かどうかはよく分からん(笑) ごく一部の特定の世代が大騒ぎしているだけかもしれないし^^; けど、話題になってるのは嘘ではないと思う。どちらもアマゾンのランキング等で上位に入ってるしね。

ただ、ビートルズとストーンズの”新作”、同じようでもやっばり違う。

ビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン」は、28年前の新曲「フリー・アズ・ア・バード」と同様、ジョン・レノンが生前残していたデモ音源を、いわばバンド化したものだ。聞くところによると、その28年前のビートルズ・アンソロジー・プロジェクトに於いて、ビートルズの新曲を出す事になり、オノ・ヨーコからジョン・レノンのデモを提供して貰ったのだが、その中に既に「ナウ・アンド・ゼン」は含まれていたらしい。当時、この曲も新曲として発表すべく、作業が進んでいたらしいが、結局ボツとなり、「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラブ」の2曲が、28年前に新曲としてリリースされた。その時ボツになった曲が、今蘇ったという訳だ。理由はよく分からない。けど、「ナウ・アンド・ゼン」はビートルズの新曲として発表され、1973年に出たビートルズのベスト、通称『赤盤』『青盤』の2023年バージョンにも収録されたのである。ま、商売上手というか何というか...

なんだかんだ言っても、まだ解散しておらず現役のストーンズは、昔のデモ音源に頼ることなく、現体制での純然たる新曲を用意してアルバムを作った。この違いは大きい。正直言うと、40年以上前の、それも未完成のデモを元に曲を作る、しかもデモを作った本人も故人である、という状況下で発表される”新曲”を”新曲”と呼んでいいのか、と疑問に思う。今ビートルズの新曲を出す意味があるのか? 50年以上も前に解散したバンドの新しいマテリアルがそんなに必要か? しかも、ひたすらジョン・レノンにこだわってるし。どうしてもと言うなら、存命のポールとリンゴの2人で新曲を作ってレコーディングし、ビートルズとして発表する方が、納得できる気がする。

実際、28年前のビートルズのアンソロジー・プロジェクトの時もそうだったけど、古い音源を整理して新譜として発表する、というのは、あまり好きではないけど、ビートルズだし、それなりに需要もあるだろうし、まぁ仕方ないか、という目で見ていたが、古いデモ音源を元にした”新曲”を出すのは疑問だった。ビートルズの存在が偉大なだけに、そんな話題作りせんでもいいのに、と思っていたのである。ビートルズに限らず、歴史の長いバンドやアーティストが、旧作の新編集盤を出したり、未発表の古い音源を発表したりするのは、今や当たり前なんであるが、ビートルズの再発や発掘はちとやり過ぎではなかろうか。単なるリマスターやボーナストラックの追加程度にとどまらず、『レット・イット・ビー』や『イエロー・サブマリン』みたいに違う物になってしまったのもある。ビートルズがあまりにも偉大なので、旧作を良い音で聴く、なんて程度の聴き方では、ファンも関係者も満足出来なくなっているのだろう。僕は全く手を出してないけど(笑)

実は、レコード・コレクターズ最新号の特集が、ビートルズの「ナウ・アンド・ゼン」及び『赤盤』『青盤』の2023新装版なんである。今回は、曲や内容が云々というより、CDの音圧や音質をテーマにした原稿が多いような気がする。語る事がなくなってしまったんだね(笑) ま、ビートルズに限らないけど、昔の盤と最新のリマスター盤とを聞き比べて、リマスターの方がフェードアウトが5秒早いとか、リマスターの方が間奏のギターが真ん中に寄っているとか、あれこれ検証してるのって、一体何の意味があるのだろうか。正に重箱の隅である(笑)ほんと、どうでもよろしい。読んでてもちっとも面白くないし(笑)

それに引き換えストーンズである。旧作のデラックス・エディション或いはアニバーサリー・エディションもリリースされているけど、実はまだ立派な現役である彼らは、オール新曲でニュー・アルバムを発表した。素晴らしい心意気である。ロック・バンドはこうでなくては。ビートルズと違い、ミックとキースの主要メンバーが元気なので、昔と同じようにバンドが運営されているのだろう。

で、その18年ぶりの新作が、実に素晴らしいのである。前作すなわち18年前の『ア・ビガー・バン』がそうだったように、今回の『ハックニー・ダイアモンズ』も、原点回帰したかのようなストレートなロックンロールが主体になっているが、シンプルかつキャッチーなリフやメロディは健在、新機軸はないけど、決してワンパターンでもなく、曲のクォリティなんて以前より上がっているような感じもするし、一体どうなってるんだストーンズ、原点に立ち戻っているにもかかわらず、さらに高いステージに進んでしまったような、そんな印象のアルバムになっている。ファンでなくても、是非聴いてみて下さい(笑)

個人的には、「ゲット・クロース」「メス・イット・アップ」あたりが好きかな。メロウな感じもする「ディペンデング・オン・ユー」もいい。レディ・ガガが参加したゴスペルチックな「スイート・サウンズ・オブ・ヘブン」もいいね。チャーリー・ワッツ参加の音源が混じってるのも嬉しい。コピーしたいです(笑) 昔、ストーンズのコピーやってたバンドのメンバーに声かけたくなってしまった(爆)

同じ”新曲”とはいえ、昔のデモにこだわるビートルズと、まだ現役のストーンズとでは、既に勝負あった、というところか。別にビートルズが悪いのではなく、実際ポールもリンゴも精力的に活動してるんだから、立派な現役なんだし、ビートルズの新曲出すのなら、この二人で作ればいいじゃん、なんて思ってしまうのだ。ファンも喜ぶと思うよ。でも、ジョンのいないビートルズなんてビートルズじゃないのかな。それは凄く理解出来る。ただ、昔のジョンのデモをビートルズの新曲に仕立てる、というのは、やっぱり違うと思う。

と、まぁ、そういう訳で、どういう形であれ、新作出せば話題になるビートルズとストーンズ、どちらも凄いと思う。ベテランもまだまだ頑張って欲しい。クイーンも紅白に出るし(爆)、みんなまだ現役なのである(笑)

最後に余談^^; ”新曲”とは関係ないけと、前述のレコードコレクターズ最新号によると、ビートルズの曲でサブスクで最もストリーミング再生されているのは、なんと「ヒア・カムズ・ザ・サン」なのだそうな。なんというか、色々な意味で嬉しい。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MFC presents 500 Favorite Albums Of All Time 80-61

2023年12月09日 08時14分06秒 | 私的歴代最高のアルバム500選

MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500選
80位→61位

☆80位☆

Sticky Fingers/Rolling Stones (1971)
スティッキー・フィンガーズ/ローリング・ストーンズ
本作がストーンズの代表作であることに異を唱える人はいないだろう。南部に接近したストーンズ、この頃が一番良いと思う。「ブラウン・シュガー」「ワイルド・ホーセズ」「ビッチ」といった有名曲はもちろんのこと、南部ブルースどっぷりの「スウェイ」「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」、やさぐれたイーグルスみたいな「デッド・フラワーズ」など聴きどころ満載の名盤。

☆79位☆

Deep Purple/Deep Purple (1969)
ディープ・パープルⅢ/ディープ・パープル
第一期の最終作は、パープル史上に於いても屈指の名盤となった。特にラストの3部構成の組曲「四月の協奏曲」が最大の聴き物だ。弦楽四重奏も取り込んだりして、もはやプログレの域である。他にも、サイケデリック風味の「影を追って」「小鳥は去った」変則ブルースの「何故ローズマリーは」など、聴きどころも多い。ロッド・エバンスの多彩なボーカルがいい。

☆78位☆

The Man With The Golden Arm/Original Soundtrack (1955)
黄金の腕/オリジナル・サウンドトラック盤
フランク・シナトラ主演作のサントラであり、ジャズを取り入れているが、これは当時としては画期的だったらしい。しかも、職業作曲家のスコアに依るものとなれば尚更(演奏は本職のジャズメン)。音楽以外にも、当時のハリウッドのタブーに挑んだ問題作だった。個人的には、敬愛するエルマー・バーンスタインの作品であり、本格的なジャズに初めて触れた作品でもあるので想い出深い。

☆77位☆

Everything Could Be So Perfect/Anne Pigalle (1985)
青春の彷徨/アン・ピガール
あのZTTレーベルから突如登場した謎の女性シンガー。シングルの「異邦人」がオンワード樫山のCMで流れ、最初に聴いた時の衝撃は未だ忘れ難い。全編に色濃く漂うヨーロッパ的退廃、英語とフランス語が入り交じった独特の雰囲気の歌詞、弦と電子音が交差するサウンド、どれを取っても斬新だった。あまりメジャーな存在になれなかったのが残念。

☆76位☆

Andy Gibb's Greatest Hits/Andy Gibb (1980)
グレイテスト・ヒッツ/アンディ・ギブ
ギブ兄弟の末っ子アンディは、兄たちの全面的バックアップを得て華々しく登場し、「恋のときめき」「愛の面影」「ジャドウ・ダンシング」とデビューから3曲連続全米No.1を放った。七光りと言えばそれまでだが、よく聴くと、ビージーズ風ではあるものの、兄たちとは違うアンディの個性が息づいている。本作は、10代で結婚・離婚を経験し、30歳で夭折した彼のあまりにも短い栄光の軌跡でもある。

☆75位☆

Born To Die/Grand Funk Railroad (1976)
驚異の暴走列車/グランド・ファンク・レイルロード
全盛期でベスト・セラーの次だったにもかかわらず、本作はあまり売れず、このままグランド・ファンクは解散に突き進んでいくのだが、これまでとは違う陰影のある音作りで、次なるステージを予感させる名盤である。特にブリューワー・フロストのコンビによる「Take Me」「I Fell For Your Love」「Love Is Dyin'」「Dues」が素晴らしい。実に惜しい。

☆74位☆

Still Crazy After All These Years/Paul Simon (1975)
時の流れに/ポール・サイモン
リチャード・ティーやスティーブ・ガッドなどスタッフのメンバーを起用し、全編冬のニューヨークの雰囲気でいっぱいのアルバム。グラミー賞受賞も当然の名盤である。久々のS&G名義の「マイ・リトル・タウン」を筆頭に、タイトル曲はもちろん、「君の愛のために」「哀しみにさようなら」「優しいあなた」等名曲揃い。寒い日でも、このアルバムが暖かくしてくれる。

☆73位☆

Houses Of The Holy/Led Zeppelin (1973)
聖なる館/レッド・ツェッペリン
"To Be A Rock And Not To Roll"の精神を体現した名盤と思う。本作からツェッペリンは新しい次元に突入した。それを高らかに宣言する「永遠の詩」、動静を対比させたドラマティックな「丘の向こうに」、ツェッペリン風ファンク「グランジ」、レゲエのリズムと言葉遊びの「デイジャ・メイク・ハー」等々、ツェッペリンは既に違う方向を見ていたのである。

☆72位☆

The Cry Of Love/Jimi Hendrix (1971)
クライ・オブ・ラブ/ジミ・ヘンドリックス
死の直前、ジミヘンが完成させていた新しいマテリアルが、死後リリースされた。故人の意志が反映された内容かどうかは不明だが、結果として本作は名盤である。「Freedom」「Straight Ahead」でファンク路線を完成させ、「Night Bird Flying」「Ezy Ryder」「In From The Storm」でも新たな作風を提示。「Angel」という名曲をも残した。本当にジミヘンは凄い。

☆71位☆

The Sweetest Illusion/Basia (1994)
スイーテスト・イリュージョン/バーシア
ボサノバをベースとする都会的でオシャレな音楽という印象だったが、本作ではその路線をさらに押し進め、恐ろしいまでに完成されたサウンドを聴かせている。冒頭の「Drunk On Love」はじめ、研ぎ澄まされたアイデアがいくつもちりばめられ、一風変わったメロディのせいもあり、極上のポップ・ミュージックとなっている。演奏もスリリングだが、決して堅苦しくない。素晴らしい。

☆70位☆

Ice On Fire/Elton John (1985)
アイス・オン・ファイア/エルトン・ジョン
本作もエルトンを代表する傑作と言っていいのだが、他の名盤とは違う印象かも。冒頭の「This Town」に象徴されるように、アップテンポで勢いに溢れた曲が多く、ホーンも導入してファンキーに迫ってくる。はしけるようなエルトンのボーカルとソウルフルなコーラスの絡みも素晴らしい。ヒットした「Nikita」も名曲。クイーンのロジャーとジョンの参加曲もいい。

☆69位☆

True/Spandau Ballet (1983)
トゥルー/スパンダー・バレエ
アルバムごとに方向性を変えてきたスパンダー・バレエは、3作目にして名盤をものにした。ダンス・チューンではなく、タイトル曲に象徴されるように、分かりやすいメロディと深遠な歌詞による格調高いポップ・ソング集である。タイトル曲の他「Gold」「Lifeline」「Code Of Love」など名曲ばかり。スパンダー・バレエにとって奇跡と言ってもいい超名盤である。

☆68位☆

Adolescent Sex/Japan (1978)
果てしなき反抗/ジャパン
ジャパンにとってもファンにとっても、このデビュー・アルバムは黒歴史らしく、これまで語られる事はほとんどなかった。が、ハードロックともグラムともニューウェイブとも一線を画す独特のサウンドは、正に衝撃と呼ぶべきで、並の新人ではない事が窺える。デビッド・シルビアンの歌以外はセッション・ミュージシャンによるもの、という話を聞いても、その価値は不変である。

☆67位☆

Elton John's Greatest HIts Vol. Ⅱ/Elton John (1977)
グレイテスト・ヒッツVol.2/エルトン・ジョン
デビューから10年弱で2枚目のグレイテスト・ヒッツ、というところにエルトンの成功がいかに凄いものだったか、を思い知る。10曲中5曲が全米No.1というのもとにかく凄い。いずれもキャッチーなメロディと斬新なアイデアに溢れた名曲ばかりである。個人的には、初めて買ったエルトンのレコードが本作だったので、思い入れも深い。毎日のように聴いていたのを思い出す。

☆66位☆

Boston/Boston (1976)
幻想飛行/ボストン
衝撃の、そしてロック史上最強のデビュー・アルバム。1976年秋、彗星の如く登場したボストンは、あっという間にチャートを制覇した。ほんとに凄かった。ぶっといギターの音、ハイトーンのボーカル、爽やかなウエスト・コースト風コーラス、そしてプログレ風オルガン、と特に目新しい事はなかったが、全てが新鮮且つ衝撃的、新世代のロック・バンドとしてボストンは一躍時代の寵児となったのであった。

☆65位

Shaved Fish/Lennon Plastic Ono Band (1975)
ジョン・レノンの軌跡(シェイブド・フィッシュ)/レノン・ブラスティック・オノ・バンド
ポールとは感触が違うが、ジョン・レノンも優れたソング・ライターでありシンガーでありサウンド・クリエイターである。そんな彼のシングル曲を集めた本作が悪かろうはずがない。バラエティに富んだ曲調と歌詞世界は、他の追随を許さない独自の世界である。単なる愛と平和の戦士ではない、ミュージシャンとしてのジョン・レノンを世間はもっと評価すべきだ。

☆64位☆

Queen Ⅱ/Queen (1974)
クイーンⅡ~ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示~/クイーン
ファンの間では神格化されている初期の名盤。デビュー2作目とは思えないアイデア、構成力は空恐ろしいほど。ギターの短いインストから「父より子へ」「ホワイト・クイーン」へとドラマティックに流れていくサイド・ホワイト、「オウガ・バトル」でスタートし、めくるめく展開で「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」になだれ込むサイド・ブラック。音とアイデアの洪水にただ身を任せるのみ。

☆63位☆

All The Girls In The World Beware!!!/Grand Funk Railroad (1974)
ハードロック野郎(世界の女は御用心)/グランド・ファンク・レイルロード
この頃のグランド・ファンクは正に全盛期、本作もその勢いとテンションをキープした名盤である。ほぼ全曲でホーン・セクションをフューチャーし、よりファンキーにハードに仕上げた収録曲は捨て曲なしの完成度を誇り、ただイケイケなだけでなく、ポップなメロディが極上の「バッド・タイム」、陰影を強調した「グッド&イビル」などもあり文句なし。欠点はジャケットだけ。

☆62位☆

A Night At The Odeon/Queen (2015)
オデオン座の夜(ハマースミス1975)/クイーン
1975年12月24日ロンドンはハマースミスで行われたクイーンのコンサートは、翌年日本でもNHK-FMで放送され、後年映像も公開された。ファンには馴染み深いコンサートである。FMでエアチェックしたテープを何度聴いたことか。「ナウ・アイム・ヒア」で始まるオープニング、「ボヘミアン・ラプソディ」で始まるメドレー、どれも衝撃的だった。忘れ得ぬ名盤である。

☆61位☆

The Silver Lining/Soul Asylum (2006)
シルバー・ライニング/ソウル・アサイラム
今までになくソリッドでタイトにまとめられ、収録曲のレベルも高く、ソウル・アサイラムの最高傑作と言ってもいいのでは。「Stand Up And Be Strong」は再出発の決意表明か。めまぐるしく展開する「Bus Named Desire」も聴き物。「Slowly Rising」はパンキッシュかつドラマティックな曲展開で本作のラストを飾るにふさわしい。風格と自信に満ちあふれた名盤である。

次回は、60位→41位です^^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする