日々の覚書

MFCオーナーのブログ

You Got Me Rocking

2008年04月27日 23時45分47秒 | あれこれレポート

いきなりで何だが、最近うちの近所のコンビニ(ファミリーマート)がヘンだ。ペットボトルやアルコール類、カップラーメンなどのインスタント食品、菓子類の棚がほとんど空になっている。数日前に、なんか少ないな、と気づいた時は、単に在庫切れだろう、なんて思ったけど、あれからさらに商品が減っている。もしかすると、閉店するのだろうか。う~む、それは困る。

さて、そろそろ4月も終わる。いや、今月は忙しかった(笑) ブログ見ると、こいつ今月遊んでばかりではないか、なんて思う人もいるだろうけど、その通りです(爆) しかも、29日にもライブ観戦あるし(爆爆)

今月の土曜日は、実にライブ出演セッション参加セッション参加、と3週続けてイベントだったのだが、最後の土曜日となる26日もライブ観戦だった。今回見に行ったのは、Creamy Taste、ハゲトルズ、Mick's Lounge、の3バンド、場所はMOJO WESTである。

ビートルズのコピーをやったハゲトルズを除く2バンドは、いずれもバンド仲間・セッション仲間によるバンドだ。特に、ストーンズのコピバンであるMick's Loungeは、BBAセッションでよくご一緒するKeithさんとFOREFINGERの揺れ名人さんによるバンドであって、このお二方の実力もよく知ってるつもりなので、以前からライブを楽しみにしていたのである。

余談であるが、このMick's Lounge、なんと僕がバンドの生みの親、みたいな感じになってて(笑)、去年のBBAでのストーンズ・セッションの時、たまたま他のセッションで知り合ったボーカルのじゃんぴんじゃっくさんをお誘いしたのだが、ここで彼がKeithさんと知り合って互いにストーンズ大好きという事で意気投合、バンド結成に至ったという事で、ま、僕が結びの神みたいになってしまった、という訳(笑) 仲人じゃないんだから(笑) でも、そういう風に言われると、なんとなく大仕事したみたいな気分で(爆)、嬉しいのは確かだ。影のフィクサーというか(大違) 

という経緯もあって、しかも、もう一人のギターは揺れ名人さんだし、このバンドの事は気になっていたし、ライブも見たいと思っていた。で、ようやく見れた、という次第である。しかも、実に素晴らしいパフォーマンスだった。こだわり溢れる選曲も良かったし。フロントの二人から“ストーンズ愛”がひしひしと伝わってきたのも感激。リズムセクションの二人も、しっかりこなしてたし(ドラムの人は、別のストーンズのコピバンのメンバーでもあるそうな)。ストーンズのコピバンって、全国に星の数ほどあるのだろうが、是非その中でも一線を画す存在になって欲しい、と“生みの親”としては思うのである(爆)

もう一つのCreamy tasteは、実は見るのは2度目だけど(メンバーの3人とは、あちこちで顔合わせてるけど^^;)、何回かライブを重ねてきたようで、随分手馴れた感じだった。レパートリーの中には、3人でやるには無理がある曲もあるような気もするのだが(笑)、そこいらは当人たちがやりたいのだから、良しとしましょう(笑) 出来れば、クリームもっとやって欲しいです(笑)

いつも言ってるけど、他のバンドのライブ見てると、自分たちもやりたくなってくる。という訳で、ここで告知。実は、来月FOREFINGERも、このMOJO WESTでライブやります。詳細は、いずれこちらにアップするので、お近くにお住まいの方、是非いらして下さい m(_ _)m と、やっぱり宣伝かいっ!(爆)

最後にMick's Loungeの写真を一枚。というか、もっと撮ったつもりだったけど、これしかなかった(汗) 皆さん、ゴメンナサイ。

200804262138000

担当楽器は違えど、FOREFINGERとキャラ同じだったりして(笑)

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I Want To Know What Love Is

2008年04月24日 23時39分12秒 | 音楽ネタ

僕は知る人ぞ知るフォリナーのファンである(笑) おそらく、公式レコーディング曲は全て持ってると思う(一部のライブテイクやシングル・エディットを除く)。が、ファンというのは厄介なもので(笑)、ある程度レコードを集めると、今度はメンバーのソロ作やセッション参加作、或いはカバーなどが欲しくなるのだ。分かってくれる人は案外多いと思う(笑)

クイーンの場合、これが高じて、かなりの点数を集めてしまったが、フォリナーに関してはそれほどでもない。メンバーのソロ作または関連作なんて、ルー・グラムとミック・ジョーンズのソロが一枚づつ、デニス・エリオットがフォリナー加入前に所属していたイフのアルバムを一枚、これくらいしか持ってない。イアン・マクドナルドはまた別として(笑)

そういう訳で、フォリナーのカバーについては、ほとんど持ってない。トリビュート・アルバムが一枚あるけど。ビートルズやらストーンズやらディランやらと違い、カバー自体も少ないはずだ。いや、ほとんどないだろう、と思っていた。が、ふと探してみると、意外とあったのだ。「I Want To Know What Love Is」のカバーが。しかも、カバーしてる人たちも意外。

Shirleybassey

Keep The Music Playing/Shirley Bassey

なんと、あのシャーリー・バッシーである。シャーリー・バッシーと言えば、なんと言っても「ゴールドフィンガー」なのである。そのシャーリー・バッシーが、「I Want To Know What Love Is」を歌っているのだ。思わず、ひれ伏してしまう(なんのこっちゃ)。おそらく、そのド迫力なボーカルで盛り上げているに違いない。試聴出来ないのが残念。ユーザー同時購入商品の所に、シーナ・イーストンがあるが、はっきり言って“007シリーズの主題歌”繋がりだろう(笑)

Julioiglesias

Romantic Classics/Julio Iglesias

なんと、あのフリオ・イグレシアスが、フォリナーを歌うとは! しかも、「I Want To Know What Love Is」だけでなく、「Waiting For A Girl Like You」まで、このアルバムには収録されている。いやいや、知らなかった。さすがにスパニッシュ・プレイボーイ、ねっとりと迫ります(笑)

Gloriagaynor

Disco Diva-16tr/Gloria Gaynor

こちらも驚き。あの、「恋のサバイバル」で有名なグロリア・ゲイナーまで、「I Want To Know What Love Is」をカバーしているとは。「恋のサバイバル」みたいに、静かに始まって途中からディスコ風、というアレンジになってると、楽しいのだが(笑) こちらも試聴出来ないのが残念。

Tinaarena

In Deep/Tina Arena

さすがに知らない人だけど、同傾向のアーティストの所に、セリーヌ・ディオンやサラ・ブライトマンの名前があるので、そっち系のようだ(どっち系なんだよ)。ジャケットもいいし、ちょっと欲しい気も(笑)

Wynonnajudd

Her Story : Scenes From A Lifetime/Wynonna Judd

なんとこちらはカントリー系。結構大御所のはず。タイトルからして、彼女のベスト盤と思われるが、それに「I Want To Know What Love Is」が収録されるとは、なんたる光栄(笑) 他にも「That Was Yesterday」なんて曲もあるが、もしかしてこれも...

Clayaiken

A Thousand Different Ways/Clay Aiken

こちらは割に新しい。アメリカのスター養成番組から出てきた人らしい。このアルバムはカバー集らしいが、「I Want To Know What Love Is」アレンジがなかなかよろしい。一番ロックぽいかも。

Wink

Brunch/WINK

フォリナーカバー日本代表はWINKなのである(笑)。これは、以前ある人に貰って聴いてた。レゲエ調のアレンジといい、原曲とはほとんど関係ない日本語詞といい、ブッとんでしまう事請け合い。見事なカバーぶりである。なめたらあかんぜよ。

他にフォリナーのカバーというと、リック・スプリングフィールドが「Waiting For A Girl Like You」をカバーしてたりするが、それ以外は知らない。しかし、さすがに全米No.1の大ヒット曲だけあり、「I want To Know What Love Is」のカバーは、結構あるようだ。探してみるもんだねぇ(笑) こうして並べてみると、色々なタイプの人にカバーされてて、実は名曲なのだ、というのを改めて感じた(爆)

フォリナー・カバー情報お持ちの方、是非お知らせ下さい。ともに盛り上りましょう(笑)

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4/19 WWRU3.5@夜想

2008年04月20日 22時08分08秒 | あれこれレポート

いきなり余談だが、今日の夕方ちょっと外出して戻ってくると、マンションの入り口に見知らぬ男が二人いた。どちらも、僕同年齢と思しき中年で、スタジャンにジーンズという、ごくフツーの格好、見るからに一般市民という風体で、怪しいとか危ないという雰囲気は全くなかった。ただ、そのうちの一人が電話をかけていたのだが、その内容は十分怪しかった。「○○さんですか? ××と申しますが、お兄さんの事でちょっと伺いたいんですが、そちらにいらっしゃいます? はぁ、いらっしゃらない。そうですか、困りましたねぇ...」これ以上聞いてると、危険に巻き込まれるような気がしたので、すぐにエレベーターに乗って部屋へ戻ったのだが、どう聞いても、借金取りが行方をくらました負債者の家族に電話しているように聞こえる。もしかすると、電話をかけた相手は、僕と同じマンションにいるのかもしれない。最初は穏やかに電話してたけど、徐々に恫喝するような感じになるのだろうな。怖い。気をつけなければ。

と、全く関係ない話で申し訳ない(笑) しかも、オチないし(爆)

という訳で、WWRU3.5である。これは、お馴染みjazzさんが毎年札幌で開催しているWWRUの京都版だ。そう、久々にクイーン・セッションを京都でやろう、という事で行なわれたのである。場所は、さすがに今回はお馴染みBBAではなく、夜想である。jazzさんをはじめとする札幌組に東京組、名古屋組、と遠方からの参加者に、いつもの京都組を加えてのセッション。公式発表では、50人程集ったらしい。いつも言ってるけど、ほんとクイーン・セッションって、たくさん集るのだ。そして、その度にクイーン人気の凄さを実感するというわけ(笑)

今回は、僕も時々出入りしているクイーンのファンサイト「K&K QUEEN FAN CLUB」の管理人Sweetさんをはじめ、K&Kの常連さんたちが、わざわざ京都までやってきてくれた。東京組と言ってるのは、この人たちのことだ。中には、MFCでもお馴染みの人もいる。クイーン・セッションに参加する為に京都まで...有り難い事だ。こうしてファンの輪は広がっていくのだと思う。K&Kの皆さん、本当にありがとうございました(って、主催者ではないけど...^^;)

はてさて、当日だが、その東京組の皆さんと、11:00に京都駅で落ち合い、K&K関西支部(?)の方々、及びセッションに参加する忍者さん、ドロたんも合流して、皆でランチなどしてから、スタジオへ。そう、セッション初参加の人が多いので、本番前に音出しをしておきたいというのと、今回は“難曲”に挑戦するので、ぶっつけ本番は怖いという訳で、事前リハをする事になったのだ。その“難曲”に参加する陰陽師@やっさんも事前リハから参加。

東京組の皆さんは、この日のために先月から東京でリハを重ねてきたそうで、きっちりと仕上げていた。曲だけでなく、ネタも(笑) 例の“難曲”の方は、2~3回合わせてみて、まぁ大丈夫でしょう、という感じ。あとは適当に遊んだりしながら(笑)スタジオで過ごし、その後は夜想へ。

この夜想という店、僕は初めてである。地下鉄御池駅から徒歩数分の所にあり、しかも夜になると人通りが途絶える、というライブバーとしては申し分ない環境だ(笑) 店内に入ってみると、予想したより狭かったけど、ステージはきっちりとスペースが取ってあり、演奏する側からすると有り難い。PAもちゃんとしてて、なかなかであった。

で、定刻になってセッション・スタート。毎度の事ながら、オープニングから、いや始まる前から盛り上っている(笑) 気になる今回のセットリストは下記の通り。

We Will Rock You(Fast)
Doing All Right
Hammer To Fall
Under Pressure
Need Your Loving Tonight
I Want To Break Free
Dear Friends

You And I
Son And Daughter
You're My Best Friend
'39
Let Me Entertain You
The Show Must Go On
Lazing On A Sunday Afternoon

Spread Your Wings
Seven Seas Of Rhye
Orge Battle
Save Me
It's Late
The Fairy-Feller's Master Stroke~Nevermore

Keep Youeself Alive
Dead On Time
See What A Fool I've Been
Bohemian Rhapsody

Tie Your Mother Down
We Will Rock You
We Are The Champions

(アフターセッション)
Blockbuster~Hell Raiser(Sweet)
You Give Love A Bad Name(Bon Jovi)
Child's Anthem~I'll Supply The Love(TOTO)
Burn(Deep Purple)

相変わらず、凄い選曲だ(笑) ベテランも初心者も、一緒になって↑のような曲を演奏してしまうのが、これまた凄い。クイーン恐るべし(爆)

所で、先程から言ってる“難曲”とはどの曲か、お分かりになりましたね。そう、「The Fairy-Feller's Master Stroke」である。東京組の皆さんがボーカル&コーラスを担当、演奏隊は、忍者さん=G、やっさん=Bs、ドロたん=Key、MFCオーナー=Ds、という布陣。リハの成果もあり、大崩れする事なく演奏出来たのではなかろうか。いや、この曲に関しては、何と言っても東京組の皆さんによるコーラスでしょう。厳しい練習を積んできただけあって、実に見事でした。拍手。

もちろん、その他の皆さんも熱演、時間が経つにつれ、会場もヒートアップし、実に楽しい夜となったのは言うまでもない。

という訳で、一時期あまりにもクイーン・セッションをやり過ぎた反動か、最近はあまり食指が動かなくなっていた(苦笑)のだが、やはり参加してみると、結局我を忘れて楽しんでしまう。特に、今回は東京組、札幌組等、京都でのセッションに初参加の人も大勢いたので、新鮮でもあったし。でも、やっぱクイーン・セッションは楽しい、という事かな(爆)

今回も、企画・準備・進行等々に大活躍だったjazzさん、そして久々に会った(笑)Jun Greenさん、お二人ともお疲れさまでした&ありがとうございました。そして、夜想のスタッフにも感謝!

あぁ、明日からまた“日常”に戻らねば...(爆)

20080419wwru

写真は陰陽師@やっさんから、無断で頂きました(爆) ありがとうございました。

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シカゴ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

2008年04月19日 01時36分04秒 | ライブレポート

さてさて、またしても予告通り(笑)、今回は去る4月15日に行ってきた、シカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのジョイント・コンサートのレポートなんである。結論から言うと、両バンド共とても良かった。どこまで伝わるかは、相変わらず疑問だが、つらつらとコンサートの模様など書いてみたい。

その前に、この両バンド共かつてとメンバーが代わっている。なので、現在のメンバーを頭に入れておこう(笑)

シカゴ
ロバート・ラム
ジェームス・パンコウ
リー・ロクネイン
ウォルター・パラゼイダー
ビル・チャンプリン
ジェイソン・シェフ
トリス・インボーデン
キース・ハウランド

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
ヒューイ・ルイス
ジョニー・コーラ
ビル・ギブソン
ショーン・ホッパー
ジョン・ピアース
ステフ・バーンズ
マーヴィン・マクファーデン
ロン・ストーリングス
ロブ・サダス

シカゴは、ロバート・ラムからウォルター・パラゼイダーまでの4人がオリジナル・メンバー、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは、ヒューイ・ルイスからショーン・ホッパーまでの4人がオリジナル・メンバーである(たぶん)。つまり、バンド結成以降、どちらも半分のメンバーが交代したという訳だ。時代は動いているのである(意味不明)

と、メンバー構成が頭に入った所で(笑)、簡単ながらレポにいきましょう。

このジョイント・コンサート、まずはヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが登場である。セットリストは、

The Heart Of Rock & Roll
So Little Kindness
I Want A New Drug
Small World
Doin' It(All For My Baby)
The Power Of Love
Jacob's Ladder
Perfect World

It's Allright
So Much In Love
Under The Boardwalk
Heart And Soul
But It's Allright
We're Not Here For A Long Time
Back In Time
Bad Is Bad

Workin' For A Livin'

またしてもうろ覚えだったので、偶然コンサートで隣の席だった(爆)Brendaさんのブログから頂いてきた(笑) ただ、うろ覚えとはいえ多少の疑問もあり、Perfect Worldなんてやったっけ?とか、あの曲Under The Boardwalkだっけ?とか、まぁいくつかあるのだが、細かい事は気にしないようにしよう(笑)

オープニングのThe Heart Of Rock & Rollは、ほとんど予想通りだった。バンドが演奏を始めてから飛び出してきたヒューイ・ルイスの第一声を聴いて、少なからず驚く。声が全然変わってない! これは嬉しい。少し声量は落ちたみたいだけど^^; 厚生年金会館の3階席から見る限り、体型等々にも変化はない。むしろ、他のメンバーたちの方が老けたかな、という印象(失礼)。

変わらぬヒューイ・ルイスの歌声に感動しているうちに、I Want A New Drug、The Power Of Love、Jacob's Ladder、と次々にヒット曲が繰り出される。アンコールは大丈夫なの? と余計な心配をしてしまったが(笑)。歌ばかりでなく、演奏も実に素晴らしい。20年程前にテレビで見た時も、いいバンドだなぁ、と思ったけど、その時のノリとほとんど変わってない。テンポが早くてもゆっくりでも変わらぬ、温かみを感じさせるバンドサウンドは健在だ。それがまた嬉しい。20年前とは、リードギターとベースが代わってるけど、基本メンバーが残ってるので、あの頃の音をキープする事が出来たのだろう。新メンバーの腕前もなかなか。曲にしても、単にレコードと同じように演奏するのではなく、所々アレンジを変え、ライブ向けのアイデアを取り込み、耳に馴染んだ曲たちが、違う曲のように感じられたりする。ヒューイ・ルイスもよく動き、でも他のメンバーがソロを取る時は、さりげなくライトの当たらない所に引っ込んだりして、気を遣ってるのが分かって微笑ましい。

途中で、待ってました!のアカペラ・コーナーもあった。この人たち、アカペラも上手いのだ。純粋にアカペラだけで一曲、少し楽器が入って一曲、2曲だけとは物足りないが、まぁよかろう(笑) フロントで歌うメンバー全員による振り付けも決まって、なかなか楽しいコーナーだった。

ほんとに、メンバー全員エンタテインメントに徹していて、見ていて楽しい。正に、陽気なアメリカン・バンドって感じ。グルーヴィーなバンド・サウンドも手伝って、なんかウルウルしてしまった。相変わらず、こういうステージをやってるんだなぁ、というのが分かって感動してしまったのだ。見に来て良かった。

ジョイント・コンサートというのもあり、シカゴとの共演も多少はあるのだろうな、と思っていたら、アンコールでシカゴのギタリスト、キース・ハラウンドが登場。一曲弾いたあと、今度はビル・チャンプリンがお出まし。ブルース風にアレンジされたBad Is Badで、歌うわギター弾くわの大活躍。ちなみに、彼が歌う時は、Bad Is Badではなくなってた(笑)

そんな訳で、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは、エンタテインメント精神に溢れた素晴らしいステージを披露したのであった。アメリカン・ロックの伝統を守りつつける彼らに拍手!

さて、20分程のインターバルを挟んで、シカゴの登場である。

ステージにメンバーが勢揃いすると、やっぱり、てな感じで少し笑ってしまった。ステージ真ん中にブラス・セクションの3人が陣取り、上手にベース、下手にギター、後方雛壇の中央にドラム、両サイドにキーボードという配置。シカゴはやはりブラス・セクションがウリのバンドなのだった。それは今でも変わらないのだ。

で、シカゴのセットリストはこちら。これもBrendaさんとこから(笑)

Introduction~Questions 67/68
Ballet For A Girl In Buchannon
Does Anybody Really Know What Time It Is?
I'm A Man
Feel
If You Leave Me Now
Call On Me

Alive Again
I Don't Wanna Live Without Your Love
Look Away
You're Not Alone
Love Me Tomorrow
No Tell Lover
Hard Habit To Break
You're The Inspiration
Beginnings

Just You 'N' Me
Saturday In The Park
Feelin' Stronger Every Day
Hard To Say I'm Sorry~Getaway
Free
25 Or 6 To 4

お馴染みのヒット曲ばかり。ただ、僕の場合は、この曲知ってるけどタイトルが分からない、というのがほとんどだったけど(笑)

オープニングは、デビューアルバムの曲で威勢よく始まった。Questions 67/68は日本語で歌ってたそうだが、気づかなかった(笑) ちょっとブラス・セクションの音が大き過ぎるのでは、なんて思ったけど、演奏自体はなかなかにパワフルだ。ブラス以外のリズム・セクションが若手なのが功を奏したかも(笑)

3曲目の「一体現実を把握している者はいるだろうか」では、なんとヒューイ・ルイスが登場して歌った。ここいらがジョイントの面白い所。そういえば、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースも、自分らの曲の途中に「一体~」のフレーズを挿入したりしてたし(笑) そして、その次の曲ではニュースのメンバーが大挙してステージに現れ、コーラスに参加。シカゴのキース・ハラウンドが、ニュースのギタリストにギターを預けて消えてしまい、ソロはニュースの人が弾く、なんて演出もあった。面白い。

共演はここまでで、あとは最後までシカゴだけのステージとなった。新作の曲に続いて「愛ある別れ」やら「アライブ・アゲイン」やら、懐かしい曲を演奏し、その後ビル・チャンプリンが紹介されると、いきなり80’sシカゴの世界。チャンプリンが弾くピアノのイントロだけで、場内の雰囲気が一変する。ああ、この音こそ80年代のシカゴなのだ、と実感。相変わらず、この時代の曲は同じに聴こえたけど(笑) でも、なかなかいい。チャンプリンの歌も案外と男らしい感じでよろしい。

このあとの「ラブ・ミー・トゥモロウ」では、ブラス・セクションも参加。80年代の曲には、ブライ・セクションの3人は参加しないのかと思っていたが、そうでもなかった。それどころか、レコードにはなかったブラス・アレンジを施していたので、あれこれあったけど、シカゴの曲には違いないのだから、ちゃんと参加しよう、という意志はあるようだ。いい事である。でも、ジェイムズ・パンコウは、デビッド・フォスターが嫌いなんだろうな(爆)

と、70年代も80年代も関係なくヒットが次々と演奏され、古いファンも少し新しいファンも、皆満足だったのではなかろうか。個人的には『ホット・ストリート』の曲を2曲聴けたのは嬉しかった。あと「サタデイ・イン・ザ・パーク」、アンコールと予想してたけど、違った(笑) でも、聴けて良かった。やっぱり名曲である。

本編最後は「素直になれなくて~ゲットアウェイ」のメドレー、そしてアンコールのラストは「長い夜」と、お約束はきっちり守ってくれて、こっちは大満足。パンコウはじめ、皆年とったなぁ、という感はあるけど、演奏はパワフルだった。間違いなくシカゴは、アメリカが誇る偉大なるロックバンドなのだ、という事を思い知ったのである。ただ、ロバート・ラムの影が薄かったようなのが残念。

という訳で、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースそしてシカゴと、タイプは違うが、いかにもアメリカンなロックバンドのライブを、十分に堪能した一夜だった。これで13000円は決して高くない(笑)

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市俄古への長い道

2008年04月14日 00時12分21秒 | 音楽ネタ

Chicago9

以前予告したけど(笑)、いよいよシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのジョイント・コンサートが目前である。どちらも初めて見るバンドなので、非常に楽しみだ。当日は、絶対残業しないもんね(爆)

前にも書いたけど、僕はシカゴはあまり聴いてない。けど、コンサートに行くと決めたら、なんだか聴きたくなってきて、ベスト盤を買った。『Chicago Ⅸ Chicago's Greatest Hits』である。かつては『偉大なる星条旗』という邦題が付いていたような記憶がある。もちろん、邦題フェチ(?)の僕としては、日本盤が欲しかったのだが、廃盤になったようで、店頭にもないし、アマゾンやHMVでも扱っていない。仕方ないので、輸入盤を買った。

(余談だけど、よくコンサートに行く前に“予習”と称して、CD(ベスト盤)を買い込んで聴き込んだりする人が多い。どうも、これには馴染めない。別に知らない曲があったっていいではないか。誰も怒ったりしないよ。知ってる曲がないと楽しめない、というのなら、なぜチケットを買ったのか? コンサート行って、気に入ったらCD買えばいいのではないの。コンサートの楽しみ方は色々あるので、批判する気は毛頭ないが、曲知らなくたって十分楽しむ事は出来る。それに“予習”という言葉もイヤだなぁ...笑)

あ、シカゴのアルバムで『シカゴの軌跡』というのがあるが、あれは1stであって、ベスト盤ではないので、勘違いしないように(笑)

シカゴの場合、ベスト盤が結構出ている。オールタイムベストとかいう、デビューから現在に至るまでのヒット曲を収めた2枚組、なんてのもあるが、80年代以降のシカゴのAORヒットは別に聴きたくはないので(笑)、70年代半ばまでの曲を集めたベスト盤にした、という訳。実は、10年ほど前、レンタルでこの『偉大なる星条旗』と『ハート・オブ・シカゴ』の2枚を借りてきて、それぞれを90分テープの片面に録音して、車で聴いてた時期がある。テープのA面とB面で、全く違うバンドになったシカゴを聴きながらドライブしてたのだ(笑) どちらも、ドライブのBGMには最適である。どうぞ、お試し下さい(笑)

思えば、70年代終盤低迷してたシカゴが、80年代に入り、「素直になれなくて」の大ヒットで甦り、以降バラードヒットを連発してた頃、周囲には「こんなのシカゴじゃない」という声も多かった。そりゃ、「長い夜」とは全然違うわな。ブラスセクションも全く目立たなくなったし、あれほど手数の多かったダニー・セラフィンのドラムが、非常に大人しくなった。辞めたのかと思ってクレジットを見たら、ちゃんと在籍してたので、人間って変わる時には変わるんだな、とミョーな感心をした記憶がある(笑)

僕はといえば、元々シカゴが好きだった訳ではないし、80年代の一連のヒット曲も、「素直になれなくて」などの一部の曲を除けば、アレンジのみで曲として成立してるような感じだったから、ずっとシカゴには興味が持てないままだった。ただ、80年代になってシカゴは変わった、とは特に思わなかった。彼らには、70年代にも「愛ある別れ」とか「朝もやの二人」といった、なよっとしたヒット曲があり、80年代のバラード路線もその延長みたいに思えたからだ。

この『偉大なる星条旗』を聴いてみても、ヒット曲の大半はラブソングで、それほど硬派なイメージはない。が、どの曲も強引なまでのブラスアレンジが凄い。呆れるくらい(笑) けど、この時期のシカゴは、紛れもなくロックバンドだったのだ、という気がする。80年代のシカゴは、ああいう下地は持っていたけど、既にロックバンドとは言い難い。精神は確かに変わってしまった。

その80年代も遠くなり、シカゴもきっと、さらなる変身を遂げたのだと思う。今回の来日公演では、どんな姿を披露するのか。楽しみである。

シカゴといえば「サタデイ・イン・ザ・パーク」、この曲昔から大好きである。コンサートでも、もちろん演奏するのだろう。アンコールの一曲目は「サタデイ・イン・ザ・パーク」で決まりっ!(爆)

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