日々の覚書

MFCオーナーのブログ

想い出のアルバム-TURN BACK

2007年03月29日 23時17分32秒 | 想い出のアルバムシリーズ

Turnback

ターン・バック/TOTO(1981)

1.ゴールデン・ガン
2.イングリッシュ・アイズ
3.リブ・フォー・トゥデイ
4.ミリオン・マイルズ・アウェイ
5.グッドバイ・エリノア
6.スタンド・ユー・フォーエバー
7.ターン・バック
8.ラスト・ナイト

気のせいかもしれないが、日本で最も人気のあるロックバンドはTOTOではなかろうか。とにかく、ファンが多い。「ファンです」と公言しなくても、何かのきっかけでTOTOの話が出ると、「実は好きなんです。昔、よく聴いてました」と言い出す人が多くて、「えっ!あなたもですか?」と驚いてしまうバンドのNo.1である。少なくとも、僕の周囲では。去年の来日公演も、僕以外は皆行ったのではないか、と勘ぐってしまうくらい、見に行った人が多かった。ファン率の高さといったら、ビートルズ・ストーンズ・クイーンの3大Bを凌ぐのではないか。この3大Bの場合は、熱心なファンが多数いる反面、「知らない、聴いたことない、興味ない」という人の数もそれなりに多いのだが、TOTOに関しては、そういう人は皆無とすら思える。コピバンだってたくさんあるし。何故、TOTOはこんなに日本で人気があるのか。

TOTOといえば、さらに不思議なのだが、メンバーの中では特にジェフ・ポーカロが人気あるように思う。ドラマーが一番人気というのも珍しいけど、この人の場合、ドラマーでない人にも大変な人気があるのだ。ジェフ・ポーカロ、コージー・パウエル、キース・ムーン、の3人は“ドラマーでない人にも人気あるドラマー”のベスト・スリーと言っていい。ま、確かに上手い人ではあるけど...

ただ、TOTOのサウンド・イメージを固めていたのは、ジェフ・ポーカロであるのは間違いない。この人のプレイを一言で言ってしまうと「タイト&ジャスト」、非常にかっちりとしたプレイをする人だ。ルーズなノリとか、ファンキーな感覚とかは、あまり感じられない。それまでのロックやR&Bのドラマーとは、明らかに違うタイプ。要するに黒くないのだ。そこいらが物足りない、という声も聞いた事あるけど、そのジェフ・ポーカロの“上手いけど黒くない”ブレイが、TOTOのようにブルージーでもなくファンキーでもなく、けどロックンロールでもなくプログレでもない、というバンドの音にはピタリとハマるのだ。彼がTOTO結成以前にプレイしたスティーリー・ダンやボズ・スキャッグスにも、それは当てはまる。黒人音楽をルーツにはしているが、それを独自に消化してコピーではない新しいタイプのロックを志向した彼らに、ジェフ・ポーカロのドラムは大きく貢献した。そしてTOTOやボズの成功は、後のブラコンやAOR、或いは産業ロックといったジャンルの確立に繋がっていく。そういったジャンルの音楽が徐々に浸透していった70年代から80年代にかけて、ジェフ・ポーカロが多くのセッションに参加しているのは、単に上手いからというだけの理由ではない。彼の“黒くない”プレイが必要だったからなのだ。ジェフ・ポーカロは“非黒人音楽”の第一人者なのである。

やや話が逸れたが(笑)かくいう僕もTOTOは好きだった。ジェフ・ポーカロにも憧れ、尚且つ影響を受けた一人でもある。その割には、自分のプレイに片鱗すらないのは悲しいが(爆) アルバムも、ジェフ・ポーカロ存命中の『キングダム・オブ・ティザイア』まではずっと買ってた。ドラマーが現在のサイモン・フィリップスになってからは、あまり聴いてないけど^^; 1995年の『タンブ』の印象があまりにも悪かったせいもあるが(笑)、やっぱりジェフ・ポーカロのいないTOTOなんてTOTOじゃない、という思い込みもあったからだ。なので、1998年のデビュー20周年記念盤『TOTO XX』は、喜んで聴いてた(笑) けど、バンドとして本当に好きなのは、この『ターン・バック』を含む80年代前半までのTOTOである。こればかりは否定できない。

という訳で、やっと『ターン・バック』の話になった(爆) かなりギターを前面に出し、ハードロックバンドみたいな作りだが、実は哀メロ(Cジャスミンさん)満載のアルバムなのである。最初に聴いた時は、それこそギターが目立ちすぎてるような気がして、今イチ好きになれなかったが、何度も聴くうち、丁度高校を卒業する頃で精神的に不安定だった事もあって(笑)、哀愁すら感じさせる楽曲たちにすっかり魅せられてしまった。「ミリオン・マイルズ・アウェイ」「ラスト・ナイト」あたりも、ほろりとするメロディの佳曲だが、なんといっても僕は「スタンド・ユー・フォーエバー」が一番好きである。歌いだしからサビに至るまでのメロディが、とにかく素晴らしい。そこに絡むアルペジオも秀逸。ギターソロも泣ける。次曲の「ターン・バック」へのシーケンスもドラマチックでたまらん。地味ながらも名曲である。

冒頭を飾る「ゴールデン・ガン」もまたカッコいい曲なのだが、この曲もホロッとくる部分がある。「グッドバイ・エリノア」は、その頃周囲の連中はこぞってコピーしてた。TOTOのコピバンなら、必須曲であろう。この曲もそうだけど、全体的にシンプルに作ってあるようでいて、さりげなく高度なテクニックをかましてくるのが、実にTOTOらしい。その上、哀メロ(Cジャスミンさん)てんこもりだ。当時、日本でよく売れたのが分かる気がする(笑) 個人的には、『宇宙の騎士』や『ハイドラ』の方が好きだけど、『ターン・バック』はTOTOのアルバム中、最も琴線に触れる曲が多いアルバムと思う。故に、想い出深いのだ。人を喰ったジャケットもよろしい(笑)

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空駆ける犬の如く

2007年03月23日 23時18分22秒 | 音楽ネタ

Allmanphoto

今回はスライド・ギターの話。

僕は意外とスライド・ギターって好きなんである。なんかこう、音が出る直前の“クイックイッ”という感じとか、“ヒューン”とか“グォー”とかいうフレーズとか、言葉で上手く表現できないのがもどかしいが(実際、こう言われても訳分かんない人も多かろう)、とにかくこういうのがたまらんのである(笑) やたら滑らせるのより、きちんとフレーズを弾いてるのだと尚よろしい(笑) 当ブログでも触れたが、先日のBBAセッションで、揺れ名人さんが見事なスライドを弾いてて、久々に感激してしまった。揺れ名人さんは、ご存知の通り(えっ?知らない?)我がFOREFINGERのベーシストなのであるが、実はギター歴が長く、自分のブルースバンドで10年以上もギタリストとして活動している人なのだ。そんな揺れ名人さんのスライドは実に素晴らしく、ほんと良い物聴かせて貰ったという気分になり、それ以降なんだかスライドが聴きたくてしょうがなくて、悶々とした日々を過ごしているのである(爆)

今、これをご覧になっている人で、スライド・ギターを知らない、という人はまずいないと思うが、一応説明しておくと、スライド・バーまたはボトル・ネックと呼ばれる筒みたいなのを指に装着し、弦の上を滑らせてギターを弾く奏法の事である。スライド・バーってのは、こんな感じ。

Slidebar

ギターをやってる人に言わせると、スライドは大層難しいそうで、指にはめたバーでは弦をしっかりと押さえる事ができず、ちゃんと弾く事が出来ないのだそうな。バーを弦に当てる際に、別の指で弦をミュートするのが基本らしいが、それもなかなか大変らしい。だから、スライド弾ける人は文句なしに尊敬する、と友人のギタリストは言っていた。それくらい難しいのだそうだ(よく分からんぞ)。

ただ、実は40近くになるまで知らなかったのだが、昔のブルースギタリストたちは、スライドでギターを弾くのが当たり前だったらしい。ギターの奏法のひとつにチョーキングというのがあるが、あれはスライドバーを使わなくても、スライドのような効果を出す為に編み出されたのだそうだ。なんと、ギタリストにとって基本中の基本であるチョーキングより、スライドの方が歴史が古いとは。僕は逆だと思ってた。そういえば、ジャズのギタリストって、あまりチョーキングしないなぁ。スライドも使わないみたいだけど(笑) だから、スライドしか弾けないギタリストからすると、「チョーキングできるなんてすげぇ」って事になるのだろうか。多分、それはないな(笑)

で、スライド・ギターと言えば、やはりデュアン・オールマンであろう。オールマン・ブラザーズ・バンドの創始者として知られる彼であるが、そのスライドのテクニックを見込まれて、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリンなど数々のセッションに参加していたのは有名な話。そのプレイは、“スカイ・ドッグ”と称されるほど素晴らしかった。って、“スカイ・ドッグ”と言われると「すげぇ」と思うけど、直訳してみると“空犬”で、意味が分からん(笑) ま、空を駆ける犬のようだ、という事なんだろうけど、やっぱり意味不明(笑) ま、“スロー・ハンド”と同じで、英語で言われるとなんだか凄いと思ってしまうのだろうか。

と、言葉の意味はともかく、デュアン・オールマンのスライドは、マジ絶品である。僕は、ギターの技術的な事はさっぱり分からないので、好きなギタリストの基準は、1)音色 2)フレーズ 3)バッキングも含めたセンス・雰囲気 という事になるのだが、デュアン・オールマンは、このどれをとっても文句なし。キュンキュン言いながらのソロも素晴らしいが、指でもカッコいいソロ弾くし、実はアコースティック・ギターも上手いのだ。オールマン・ブラザーズ・バンド=ライブ、というイメージを持ってる人が多いと思うが、スタジオ盤を聴いてみると、デュアン・オールマンの凄さがよく分かる。決して、スライドだけの人ではない。スライドも凄いけど(笑)

あと、スライドの名手というと、ライ・クーダーの名前が出てくると思うが、僕はこの人ほとんど聴いた事ないので、何とも言えない(笑) ローウェル・ジョージもしかり。僕が思い浮かべるのは、ドン・フェルダー、ボニー・レイットあたりかな。ジョー・ウォルシュもいいね。ま、ドン・フェルダーやボニー・レイットとは違い、ジョー・ウォルシュの場合は、スライドをギミックとして使ってるような感はあるけど(笑) でも、この人も好きだからいいのだ。

個人的なイメージでは、スライドはアメリカ人が弾くものだが、イギリスにもスライドの名手はいる。ジョージ・ハリスンがそうだ。この人のスライドは、デュアン・オールマンとは全く違う、繊細で線の細いものだが、非常に哀愁たっぷりでたまらない。しかも、どこで聴いても一発でジョージだ、と分かってしまう、とても特徴あるスライドだ。彼はある時、ベリンダ・カーライルのレコーディングに参加してスライドを弾いたそうだが、後年エリック・クラプトンと来日してのインタビューでその話が出た時、クラプトンが「あれはやっぱり君だったのか」と言ったらしい。それくらいオリジナルなスタイルのスライドなのである。あと、同じイギリス人で、少々意外かもしれないが、エリック・スチュワートのスライドも好きだ。グゥ~~キュイーン、とせり上がってきて炸裂するプレイは、なかなかに凄い。この人の場合、ギタリストとしてはあまり評価されてないようだけど、実に勿体ない。10ccでも、そんなスライドプレイが存分に聴けるので、興味ある人は是非。

と、柄にもなく(笑)、ギターについて書いてしまった。世のギタリストの皆さん、ゴメンナサイ(何故か謝るヤツ) しかし、↑のデュアン・オールマンの写真を見ると、何故彼が“スカイ・ドッグ”と呼ばれたのか、分かるような気がしないでもない(笑)

コメント (15)
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For Those About To ロック検定-解答編-

2007年03月18日 21時42分58秒 | 音楽ネタ

先日、鼻の奥がむずむずして、くしゃみが出る、もしかして花粉症かそれとも、などと書いたが、結局は風邪だった。幸いにも、それ以上ひどくもならず、先週は無事フォリナーの来日公演にも行ってこれたので良かった(笑) で、ついでにこの場を借りて告知(笑) 4月1日(日)にエイプリル・フールズの2周年記念ライブが、いつものセラーで行なわれます。おヒマな方、どうぞいらして下さい。よろしくお願いします m(_ _)m

さて、以前「For Thsose About To ロック検定」と題して、10年以上前に某所で出題されたロック問題を掲載したのであるが、約束通り今回はその解答の発表である。見て頂いてお気づきのように、設問にも解答にもツッコミ所が多いので(笑)、解説付きで解答を発表させて頂く。正答率は、メール等で回答を寄せて頂いた人たちによるもの。では、いってみよう。

問1.初めて「ヘヴィー・メタル」というキャッチコピーで売り出された、ニューヨークのバンドといえば何?(正答率:50%)
解答:ブルー・オイスター・カルト
解説:メールで回答を頂いた人の中には、「ステッペン・ウルフ」という答えが多かった。おそらく、「ワイルドで行こう」の中で初めて“ヘヴィー・メタル”という歌詞が使われた、というのとごっちゃになってしまったのだと思われる。

問2.エディー・ヴァン・ヘイレンが確立した有名な奏法とは、何奏法?(正答率:100%)
解答:ライトハンド奏法
解説:基本中の基本ってとこですか。エディー以前にもやってたギタリストがいるらしいが、細かい事は気にしないように(笑)

問3.ブラック・サバスが「黒い安息日」でデビューしたのは、何年の何月何日何曜日?(正答率:50%)
解答:1970年2月13日金曜日
解説:間違えた人でも、“13日の金曜日”は合っていた。

問4.クリームのサードアルバム「素晴らしき世界」のスプーンフルの収録時間は?(正答率:0%)
解答:16分44秒
解説:知らなくても別にどうってことない知識の、最たるもんだな。

問5.ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのデビュー・アルバムのタイトルは何?(正答率:50%)
解答:Are You Experienced?
解説:ジミヘンのデビューアルバムは知ってるけど、エクスペリエンスと言われて混乱した人も多かったろう。クレジットも確かにエクスペリエンス、となってるけどね。

問6.ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」で、ボーカルを担当したのは誰?(正答率:75%)
解答:フィル・リノット
解説:“ライノット”でも正解とします(爆)

問7.「第一回 モンスターズ・オブ・ロック」が開催された都市はどこ?(正答率:25%)
解答:キャッスル・ドニントン
解説:どこにあるのだ?イギリス?

問8.テン・イヤーズ・アフターの早弾きギタリストといえば誰?(正答率:75%)
解答:アルビン・リー
解説:この名前を知ってると、年がバレる。

問9.ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント等が1978年に結成したバンドの名前は何?(正答率:0%)
解答:ハニードリッパーズ
解説:確かにハニードリッパーズしかないのだが、1978年というのが気になる。唯一のアルバム『ボリューム・ワン』が出たのは、1984年だったはずだが。その6年も前に結成されていたのか?

問10.モトリー・クルーが初めて全米No.1を獲得した、アルバムのタイトルは何?(正答率:25%)
解答:ドクター・フィールグッド
解説:『シアター・オブ・ペイン』でも『ガールズ・ガールズ・ガールズ』でも正解、って気がするけど(笑) ちなみに、僕はモトリーは『ドクター・フィールグッド』しか聴いた事ない。

問11.1973年ロンドンのレインボー劇場で行なわれた、エリック・クラプトンの復活コンサートをプロデュースしたのは誰?(正答率:0%)
解答:ピート・タウンゼント
解説:クスリでヘロヘロになっていたクラプトンを救済しようと、企画されたものらしい。余談だが、クラプトンとタウンゼントが親しい、というのは物凄く意外。

問12.1974年にレッド・ツェッペリンが設立した、レコード会社の名前は何?(正答率:75%)
解答:スワンソング
解説:今でも、このレーベルは存在してるのか? なかなかいいデザインだったけど。

問13.フェンダー・テレキャスターの発表当時の名前は何?(正答率:0%)
解答:プロードキャスター
解説:こういうの知ってる人って、いますか?

問14.1935年に登場した、世界初のエレクトリック・ギターのモデル名は何?(正答率:0%)
解答:ギブソン ES-150
解説:ちんぷんかんぷんである(爆)

問15.アルバム「ジョン・メイオール・ウィズ・エリック・クラプトン」のレコーディングで、クラプトンが使用した、ギターの名前と年代は何?(正答率:0%)
解答:ギブソン・レスポール・スタンダード 58年
解説:ちんぷんかんぷん その2

問16.ウィッシュボーン・アッシュに在籍した、3人のギタリストの名前を挙げなさい。(正答率:25%)
解答:テッド・ターナー、アンディ・パウエル、ローリー・ワイズフィールド
解説:細かい事を言うと(笑)、ウィッシュボーン・アッシュは、今も活動中であり、これまでに在籍したギタリストは、上記の3人以外にもいるはずである。この設問は、あくまで全盛期の70年代に限ったものと言えるのではないか。ま、正解した人はかなりのマニアだ、というのは間違いないけど(笑)

問17.ブライアン・メイのトレード・マークになっているピックは何?(正答率:25%)
解答:イギリスの6ペンスコイン
解説:残念ながら、コインだけでは○はあげられない(笑)

問18.ライ・クーダーが参加した、ローリング・ストーンズの曲のタイトルは何?(正答率:0%)
解答:レット・イット・ブリード
解説:これは解答自体間違っていると思う。ライ・クーダーが参加してるのは「むなしい愛」であり、「レット・イット・ブリード」ではないはず。確かに、「むなしい愛」はアルバム『レット・イット・ブリード』収録曲だけど。

問19.ギブソン・レスポール・カスタムのトップの塗装を、自分で剥がしてナチュラル・トップにしたギターをトレードマークにしていたギタリストは誰?(正答率:0%)
解答:ミック・ロンソン
解説:ちんぷんかんぷん その3

問20.ジェイク・E・リーのメジャーレコード・デビュー曲のタイトルは何?(正答率:75%)
解答:月に吠える
解説:メジャーデビュー曲というより、メジャーデビューアルバムでないの、という気がするけど(笑)

問21.リッチー・ブラックモアが第二期ディープ・パープルを脱退後、すぐに参加したのは、誰の何というアルバム?(正答率:25%)
解答:エルフ『トライング・トゥー・バーン・ザ・サン』
解説:脱退したのは第三期パープルでないの?

問22.ナイト・レンジャーのジェフ・ワトソンが、「ロック・イン・アメリカ」の中で行なった有名な特殊奏法を何という?(正答率:50%)
解答:エイトフィンガー奏法
解説:要するに、両手の親指以外は全部使うのね(笑)

問23.イングヴェイ・マルムスティーンが、こよなく愛するという音楽家は誰?(正答率:50%)
解答:バッハ
解説:パガニーニ、リッチー・ブラックモア、という答えもあるらしい。

問24.ボストンのトム・シュルツが自ら開発した、プリアンプの名称は何?(正答率:50%)
解答:ロックマン
解説:これも、知らなくてもどうってことない知識。

問25.ディープ・パープルに在籍したトミー・ボーリンを漢字で書きなさい。(正答率:50%)
解答:富墓林
解説:特定の世代は皆知ってる(笑) 不乱苦雑派、みたいなもんね。

問26.AC/DC初の全米No.1に輝いたアルバムのタイトルは何?(正答率:25%)
解答:悪魔の招待状(For Those About To Rock)
解説:『バック・イン・ブラック』でもいいじゃん、て感じ(笑)

問27.ボン・ジョヴィの2ndアルバム「7800ファーレンハイト」の中で、日本について歌った曲のタイトルは何?(正答率:75%)
解答:TOKYO ROAD
解説:皆さん、よくご存知で。

問28.スティーブ・ヴァイが、アルカトラズに参加する前に在籍していたビッグ・グループの名前は何?(正答率:75%)
解答:フランク・ザッパ
解説:この頃、ザッパのバンドは何という名前だったのか?

問29.マイケル・シェンカー・グループの1stアルバムのプロデューサーは誰?(正答率:50%)
解答:ロジャー・グローバー
解説:これは知らんかった

問30.ヴァン・ヘイレンの元となった、2つのグループ名を書きなさい。(正答率:25%)
解答:マンモス、レッド・ボール・ジェッツ
解説:ノヴェラの前身がシェエラザードだ、というのと同じくらい有名な話なのか、これは。

問31.ザック・ワイルドのギターにペイントされている標的風模様。中心の色は何色?(正答率:25%)
解答:白
解説:ちんぷんかんぷん その4

問32.ギターで、動物の鳴き声を奏でる男としてCMにも登場した、ギタリストは誰?(正答率:50%)
解答:エイドリアン・ブリュー
解説:そういえば、CM出てたっけね。

問33.代表的ロック式トレモロ・システムの名前を2つ書きなさい。(正答率:0%)
解答:フロイド・ロース、ケーラー
解説:フロイド・ロースとフロイド・ローズ、どっちが正しいのか?

問34.フェンダーUSAの「シグネイチャー・シリーズ」、インヴェイ・マルムスティーン・モデルの値段はいくら?(正答率:0%)
解答:定価¥235,000-
解説:1992年当時の価格です。高いのか安いのか、よく分からん。

問35.スティーブ・ヴァイのギターによく使用されている、ボディー素材は何?(正答率:0%)
解答:アメリカン・バスウッド
解説:ちんぷんかんぷん その5

問36.ヴァン・ヘイレンのデビュー・アルバムに収録されている、曲のタイトルをすべて書きなさい。(全て正解で10点)(正答率:25%)
解答:
1.悪魔のハイウェイ(Runin' With The Devil)
2.暗闇の爆撃(Eruption)
3.ユー・リアリー・ガット・ミー(You Really Got Me)
4.叶わぬ賭け(Ain't Talkin' 'Bout Love)
5.アイム・ザ・ワン(I'm The One)
6.ジェイミーの涙(Jamie's Cryin')
7.アトミック・パンク(Atmic Punk)
8.お前は最高(Feel Your Love Tonight)
9.リトル・ドリーマー(Little Dreamer)
10.アイス・クリーム・マン(Ice Cream Man)
11.炎の叫び(On Fire)

解説:こういう設問、実は好き(笑) 分からなかったけど(爆)

問37.次のギタリストとバンド名を、線で結びなさい。(正答率:50%)

A.ポール・ギルバート      a.エイジア
B.スティーブ・ハケット     b.デフ・レパード
C.アラン・ホールズワース   c.レーサーX
D.ヴィヴィアン・キャンペル  d.GTR
E.マンディー・メイヤー     e.UK

解答:
A.ポール・ギルバート - c.レーサーX
B.スティーブ・ハケット - d.GTR
C.アラン・ホールズワース - e.UK
D.ヴィヴィアン・キャンベル - b.デフ・レパード
E.マンディー・メイヤー - a.エイジア

解説:基本問題のようでいてマニアック...こういうのも好きだな(笑)

問38.次に挙げるギタリストと、そのギタリストが現在メインで使用しているピックアップを、線で結びなさい。(正答率:0%)

い.イングヴェイ・マルムスティーン   ち.PAF PRO
ろ.スティーブ・ルカサー         り.DiMarzio BLAZE
は.エリック・クラプトン          ぬ.EMG
に.スティーブ・ヴァイ           る.DiMarzio HS-3
ほ.ポール・ギルバート          を.LACE-SENSOR

正解:
い.インヴェイ・マルムスティーン - る.DiMarzio HS-3

ろ.スティーブ・ルカサー - ぬ.EMG
は.エリック・クラプトン - を.LACE-SENSOR

に.スティーブ・ヴァイ - り.DiMarzio BLAZE
ほ.ポール・ギルバート - ち.PAF PRO

解説:ちんぷんかんぷん その6

如何だったでしょうか? やはり、かなり難しかったのだろうか。ま、おそらく検定には、最低でもこのレベルの問題が出題されると思うので、練習にはなるかな(笑) しかし、こういう知識がなくても、音楽を楽しむ事においては全く関係ないので、出来なかった人も気にしないように(笑)

所で、この問題だが、一体いつどこで出題されたかというと...実は、『カルトQ』の予選問題なのだ。ご存知の人もいるかもしれないが、1991年から1993年にかけて、フジテレビ系列で『カルトQ』という番組が放送されていた。タレントに転向したばかりのうじきつよし(EX子供ばんど)が司会を務めていた番組で、毎回テーマ(サッカー、阪神タイガース、ファミリーレストラン、宝塚歌劇団、東横線、東急ハンズ、寅さん等々)が決められ、それに沿った問題が出題され、一般から応募した人たちがマニアックな知識を競う、というクイズ番組だ。関東地方では、深夜枠でスタートし、一年半くらいしてから日曜夜10時台に進出してきたのではなかったかな。

で、この『カルトQ』を僕は毎週見ており、毎回登場する回答者たちのマニアックさに感心していたものだから、自分でも挑戦してみたいな、なんて事を考えていた(笑) そしたらある日、なんと!「ロック&ギター」というテーマが発表されたので、思い切って予選に応募してみたのである(爆) その時に、予選会場で出題されたのが↑の問題だったという訳だ。当時はまだ新宿にあったフジテレビまで出かけて行って、予選を受けたのであるが、結果はもちろん予選落ち。本放送には、予選を勝ち抜いた5人が出れるのだが、残念ながらその5人には入れなかったという訳である(笑) 実際、予選突破できるなんて、これっぽっちも考えてなかったから、別に悔しくも何ともなかったけど(笑) でも、ひとつ間違えば、僕も予選突破してテレビに映った可能性もあったのだ。良かったのか悪かったのか(爆) ま、全く答えられなくて全国に恥をさらさなくて良かったかも(笑) ちなみに、放送された「ロック&ギター」編の一問目は“NWOBHMとは何の略か?”だった(爆) 簡単じゃん、と思うなかれ。本番は筆記ではなく、早押しであるので、少し考えてると、そこで出遅れてしまう。すかさず答えが浮かぶのならいいけどね。

てな次第で、あの予選の日から10年以上、引き出しの中に眠っていた問題が、こういう形で陽の目を見る事が出来て、僕は大変嬉しい(笑) ロック検定に挑戦しようという人たちの役に立てるのなら、とても光栄です。

あ、それと最後にまた告知を。「しりとり」始めました(笑)こちらでやってます。皆さん是非ご参加下さい。お待ちしてます。

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FOREIGNER 30TH ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2007

2007年03月14日 21時21分25秒 | ライブレポート

200703132057000

Well I'm HOT BLOODED, check it and see!

あちこちで触れ回ってるけど、デビュー30周年を迎えたフォリナーの来日公演に行ってきたのである。2007年3月13日火曜日、場所は東京厚生年金会館大ホール。14年ぶりとなる今回の来日公演は、東京公演しか行なわないという事で(2回)、仕方ないので有休を取って東京まで出かけて行ったのだ。日本で唯一かもしれない(笑)フォリナーのコピバンFOREFINGERを代表して、忍者さん・ルールーさん・僕、の3人での東京遠征となった。出来れば、自分たちのライブで遠征してみたいものだ、と思いつつ(笑)

正直言ってしまうと、現在の日本ではフォリナーの知名度は低い。オリジナル・アルバムだって13年出していないし。今でも、現役でライブ活動を続けている事も知らない人も多いだろう。オリジナル・メンバーはミック・ジョーンズ唯一人だけど。なので、2回のみの日本公演とはいえ、観客動員が心配だった。去年の秋頃に来日が発表された時、チケットの売れ行きが悪くて中止になったらどうしよう、なんて情けない事まで心配していたのだ(笑)実際、我々が見に行った前日のコンサートは、客の入りが今イチだったらしい。せめて、一階席だけでも埋まって欲しい、なんて思いながら会場に着いたのであった。

ま、そこまで心配しなくても良かったようで(笑)、開場時間になると、それなりに入場を待つ列ができ、ロビーは人で溢れた。グッズ売り場には、それほど並んでなかったけど(笑) で、席を確認する前に、Tシャッを買う。4種類程並べてあったけど、実質的には2種類(笑) どっちにしようか迷った挙句、買ったのがこれ。

200703141830000

もうひとつというのは、『プロヴォカトゥール』のジャケットがデザインされたものだが、こちらは裏に今回のツアーデータ、つまり会場や日時が記載されているらしい。と忍者さんが言ってた。え~、ならそっちの方が良かったなぁ、なんて思ったら「だから、メールで知らせたでしょ」と忍者さんが言う。帰ってきてからチェックしてみたが、ここ一ヶ月では見当たらない。いつ貰ったんだろう? ま、それはともかく、『プロヴォカトゥール』Tシャツも買おうかどうしようか、と思いながら見ていたら、そのうち売り切れてしまったようなので、潔く諦める事にした(笑) 忍者さんの話だと、フォリナーの公式サイトでも買えるらしい。

グッズ売り場ではCDも売ってて、『Live At 05』なるタイトルのCDもあった。会場で久々に再会したすぬさん(彼女も筋金入りのフォリナー・ファンだ。なんたって、来日する度に見ているのである)が、そのCDを購入していたので見せて貰ったが、どうも以前購入した『Extended Versions』とは、少し内容か違うようだ。う~む、こちらも買おうかどうか悩む所である。しかし、いくら金があっても足りないぞ、これじゃ(爆)

なんて事をしてるうちに、開演時間が迫ってきたので、中に入る。我々の席は1階1列40~42番。要するに最前列である。わはは。全席指定のコンサートで最前列なんて、聖飢魔Ⅱのファイナル・ライブしか記憶にない(笑) ステージ上はいたってシンプルで、拍子抜けするくらいだった(笑) 所狭しと機材が並べられている訳でもないし。後ろを振り返ってみると、二階席は最初から客を入れていないようだったけど、一階はほぼ満席だ。ホッとした(爆)

そうこうしているうちに場内暗くなり、メンバーが登場。ついに、フォリナーのコンサートが始まったのである。

1. Double Vision

ありゃ、これがオープニングとは意外。ドラムから曲がスタートするあたり、HRバンドみたい(笑) 実際、迫力ある音で、マジHRって感じ。で、やっぱりイントロ長かった(笑) 現ボーカルのケリー・ハンセンは、前述の『Exteded Versions』を聴いて分かってたけど、ハイトーンが魅力的な実力者だ。ルー・グラムのような野太い声ではないけど、違和感はない。場内は一気に盛り上がって、僕もすぐ立ち上がってしまった。エンディングのコーラス部分をカットしてたのは残念。

2. Head Games

続いて定番曲が繰り出される。観客は大喜びだ。ミック・ジョーンズは、舞台の下手にいて、我々とは逆側だったけど、近いのでよく見えた。ソロ弾きまくりもしっかり見た(笑) 最後の方のコーラス部分で、一瞬ブレークを入れる箇所があって、実にカッコ良かったので、FOREFINGERでもマネしよう(爆) 終わりの方で、ちょっと違う展開になったけど、あの時ケリーが歌ってたのは、なんという曲だったのか?

3. Cold As Ice

おお、もうここで出てきてしまうのだ。いいのか、こんなに早くて、なんて心配は無用。なんたって、ヒット曲の多いバンドであるのだから。コーラスもばっちり決まってた。こっちも一所懸命参加したけど(笑)

4. Blue Morning Blue Day

ケリーが「Blue Morning」としか紹介しなかったのは何故だ? しかし、これを聴けるとは嬉しい。この曲では、ソロで曲を長くしたりはせず、レコード通りのサイズで終わっていた。

5. Waiting For A Girl Like You

曲の前に、隣の人と肩を組め、とか言ってたのか(笑) 昨夜の事なのに記憶が曖昧である(爆) ケリーは見事に歌ってたけど、一部音が合ってない感じがした。気のせい?(笑)

6. Dirty White Boy

とにかく、定番曲の連発で、盛り上がりっ放しなんである。この曲では、ケリーがオリジナルのルー・グラムのボーカルラインに忠実に歌っていて、実に見事。でも、なんかコピバンみたいな雰囲気もあり(笑) そこいらのコピバンよりは、ずっと上手いけど(当たり前だ)

7. Say You Will

ドラムのジェイソン・ボーナムが引っ込んだので、アンプラグドで何かやるのかと思ったら、なんと彼も前に出てきてコーラス隊に加わっていた。歌も歌うんだ。で、アコギ、ピアノだけをバックに演奏されたこの曲、実にいい感じだった。コーラスアレンジもオリジナルとは変えてあり、また新生フォリナーは昔と違って(笑)コーラス上手いので、実に素晴らしかった。ケリーの歌vsコーラス隊、みたいな雰囲気。今回のベストプレイかも。

8. Starrider

ヒット曲だけでなく、こういう曲もやってくれるのが嬉しいのだ。しかも、イントロのフルート入り。ミック・ジョーンズは、前曲に引き続きアコギを抱えて歌ったので、この曲のソロは、もう一人のギターに任せるのかな、と思ったら、途中でギターを持ち替えて自分でソロ弾いてたけど、ソロ終わりの合図が急過ぎるのではなかろうか(笑) いやしかし、いつ聴いても感動的な曲だ。素晴らしい。

9. Feels Like The First Time

おっと、これはラスト曲ではないの? なんて思ったけど、まぁいいか(笑) 個人的には、とにかくこの曲大好きなんで、やってくれて嬉しい。ま、はずす訳にはいかない代表曲なんだけどね。

10. Urgent

この曲の前に、キーボードとドラムだけでインストっぽい事をやってたので、どういう展開になるんだろう?とワクワクしてたが、かなり強引に持っていったなぁ(笑) さっきフルートを演奏したトム・ギンベルは、今回はサックスで大活躍。ほぼオリジナルを完コピしてた。お見事。

11. Jukebox Hero

この曲はとにかくライブ向きだ。ひたすら盛り上がる。ケリーの歌いっぷりも凄い。下手すると、ルー以上かも(笑) 最近のお約束である「胸いっぱいの愛を」も、ちゃんと途中に挿入してた。しかし、本当にカッコいい。けど、これでラストとは「え~っ!」って感じ(笑)

12. Long Long Way From Home

ここからがアンコール。この曲を、ここに持ってくるとは...(笑) 聞いた話だと、前日はこの曲の代わりに、ツェッペリンの「Misty Mountain Hop」をやったらしい。かなりジェイソンに気を遣ってるなぁ(笑) でも、そっちも聴いてみたかった気もする。

13. I Want To Know What Love Is

ゴスペル風の演奏に乗せて、ケリーが観客にコーラスを要請する。これがなかなか良かった。全然違う雰囲気だったけどね(笑) そして、これまた定番の「アイ・ウォナ・ノウ」へ途中ブレイクを入れて、客に歌わせたりしていたが、その部分が例のコーラス部分の前だったのが残念(笑)歌詞分からなかった(爆)

14. Hot Blooded

ついに出た!必殺盛り上がりチューンの登場だ。バンドも観客も完全燃焼。大満足。素晴らしい。良かった良かった。

アンコール後、ミック・ジョーンズや他のメンバーが、客席にピックを投げ、またそれに皆が群がっていた。なんか、進駐軍のチョコに群がる子供のような...(笑) と言いつつ、僕もミック・ジョーンズの投げたピックをGETしたけど(爆)

曲順等々は、記憶だけで書いてるので、違ってるかもしれない。けど、予想していた通り、「スターライダー」を除けば、正にグレイテスト・ヒッツ・ライブであった。ただ、ちょっと曲が少ないなぁ。全部で14曲。FOREFINGERだって、こないだのライブで8曲やろうとしたんだから、本家はせめて20曲はやって貰わないと(爆) それと、14年前とセットリストがほぼ同じ、というのもやや不満(笑)

新生フォリナーの演奏自体は、実に素晴らしい。やはり、キャリアのある人たちが揃っているせいだろう。ただ、あまりにも昔と顔ぶれが違い過ぎるせいで、所々コピバンみたいに見えてしまうのが残念だし、懐かしいヒット曲ばかりを演奏するサーキットバンドみたいになってしまうのもイヤだ。これを払拭するには、やはりこのメンバーで新作をレコーディングするしかない。今年はデビュー30周年だし、記念アルバムを是非作って欲しいものだ。

と、ああだこうだ言ってるけど、僕としては大満足。わざわざ有休取って見に来た価値はあるというもの。自分にとっては、正に青春のバンドだし、このバンドが今でも活動を続けている、というのがひたすら嬉しい。さっも言ったけど、決して過去にすがっているのではない、という事を証明するためにも、新作に期待したい。お願いです。新作出して(爆)

コンサート終了後、外にいたフォリナー・コミュのわにさんと対面し、皆で居酒屋へ。フォリナー話ばかりではなかったけど、大いに盛り上がって楽しく過ごせた。こういうのがあるから止められない(爆)

という訳で、簡単ですが、フォリナーライブレポでした。エイジアには勝った、と僕的には思うんだけど(爆)

Come on baby, do you do more than dance,
HOT BLOODED, I'm HOT BLOODED!!!

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2007年最初のBBAセッション

2007年03月11日 22時19分42秒 | あれこれレポート

Bba20070310

よたろう皇帝さま、すみません。↑頂きました m(_ _)m

と、のっけから謝ってしまうのであるが(笑)、去る3月10日の土曜日、今年最初のBBAセッションに参加してきたのである。ま、1月・2月と続けて、BBA主催による産業ロックライブがあったので、BBA自体は久々という感じはしないけど、セッションは久々だ。で、今回のお題は、↑をご覧頂いてもお分かりの通り、ザ・フーとローリング・ストーンズという、2大英国バンドなのであった。

当ブログをご覧頂いている人ならご存知の通り、僕はストーンズは好きだが、ザ・フーは苦手である。もちろん、あまり知らない。なので、最初はストーンズ・サイドだけに参加する気でいた。が、フー・サイドのプロデューサーを務めたよたろう皇帝からも勧誘され、ちょっとフーもやってみようか、なんて気になったのである。で、候補曲のCDを貰って聴いてみると、当然の事ながら知らない曲のオンパレード、しかも意外とフーの曲って複雑で、簡単には覚えられない。その上、ドラムはご存知キース・ムーン。この人のマネなんて出来るはずもない。と、“ないない”づしくでセッションに臨んだ訳で、正直言って、これほどプレッシャーのかかったセッションは経験ない(笑)

そんなこんなで、セッション当日を迎えた訳だが、ここで恒例のセットリスト。

THE WHO SIDE

Baba O'Riley
Young Man Blues
Substitute
Summertime Blues
My Generation~See Me, Feel Me

Kids Are Alright
The Acid Queen
Pinball Wizard
I Can't Explain
I Can See For Miles
Behind Blue Eyes
Won't Get Fooled Again

STONES SIDE

Start Me Up
Tumbling Dice
Honky Tonk Women
Happy
Brown Sugar
Angie
Wild Horses
Gimme Shelter
(I Can't Get No)Satisfaction

Love In Vain
Let's Spend The Night Together
Jumpin' Jack Flash
Sympathy For The Devil

例によって、赤文字は僕が参加した曲である。苦手なはずのフーに6曲もエントリーしている!(爆) この中の「Young Man Blues」から「My Generation~See Me, Feel Me」までの4曲は、よたろう皇帝たっての希望で、『ライブ・アット・リーズ』からの選曲であり、固定メンバーで演奏されたのだが、当然ライブ・バージョンであって、本家のすさまじいまでのテンションを再現できるかどうか、が焦点だったのである。最初、これ聴いた時ビビッたもんね(笑) キース・ムーンは何やってんだが分かんないし、曲自体もルールがあるようなないような、かなり自由というか適当というか、そんな感じで展開しているし、これをぶっつけ本番でやるのは、まず不可能だろう。という訳で、直前にリハが行なわれたが、ここでリハやっておいたおかげで、かろうじて感じを掴んで当日に臨む事ができた。出来はまぁまぁかな(笑) キース・ムーンのマネをしようとすると疲れます(爆) マジ、握力なくなってスティック飛ばしてしまったし(爆爆) 構成もやっぱり飛んでしまったし、皆さんに迷惑かけっ放し。ほんと、すいません。

でも、まぁ、初めてコピーしたフーだけど、案外面白かった。普段馴染みのないのをコピーする、ってのも終わってみれば楽しいものだ(爆) このセッションで一曲目に演奏された「Baba O'Riley」も原曲さながらに、シンセのシーケンスをPAから流し、それに合わせて演奏する、という僕にとっては初の試みだった。ヘッドホンでクリック音聴きながら演奏するならともかく、PAの音に合わせて演奏するのは大変だったけど、これはこれで面白かった(笑) 合ってたかどうかは、よく分からん(爆)

ま、しかし、↑のセットリストにあるフーの曲のうち、知ってたのは「Substitute」「Summertime Blues」「Pinball Wizard」の3曲だけ。ほとんど無知(爆) 「Won't Get Fooled Again」は聴いた事あるなぁ、と思ったらPUFFYの「ジェット警察」という曲の元ネタのようだ。興味ある人は聴いてみて(笑)

そんな訳で、苦手なフーに挑戦した夜でした(笑) よたろう皇帝に「フーいいでしょ?これを機にCD買って聴いて下さいよ」なんて言われそうだけど、↑の曲たちをコピーして貰ったCDがあるから、それで十分です(爆)

当日、よたろう皇帝がフー・サイドで着ていた服が印象的だったので、ドラムセットの位置から撮ってみました(笑)

200703101813000

さて、フー・サイドが終わると、いよいよストーンズ・サイドである。申し訳ないが、フーよりストーンズの方が盛り上がってしまうのは仕方あるまい(笑) ストーンズ・サイドのプロデューサーはKeithさんで、なにやらメイクまでほどこし、非常に楽しそうだった(笑) 考えてみると、今までありそうでなかったストーンズ・セッションだし、よたろう皇帝がフーの熱心なファンであるのと同じく、Keithさんはストーンズのフリークであり、楽しくない訳がなかろう。いやいや、いいもんです。メイクは、顔色悪い人、みたいな感じだったけど(爆)

いやとにかく、有名曲ばかりで盛り上がったなぁ。ラストに「Sympathy For The Devil」を持ってきたのは大正解だ。この曲、僕自身も演奏するのは大学の時以来で、実は楽しみにしていた(笑) よたろう帝国+FOREFINGERってなメンバー構成で(Voよたろう皇帝、G忍者さん、Keyジョージくん、Bs揺れ名人さん、ChoBrendaさん、Ds僕)、客席も巻き込んで、一種異様な雰囲気でもあった(笑) エンディングもバッチリと決まったし。うんうん、良かったな(笑)

身内だから言うのではないが(爆)、「Wild Horses」の忍者さんのギターソロと、「Love In Vain」の揺れ名人さんのスライドが、実に素晴らしかった事を付け加えておく。もちろん、皆さん素晴らしかったですよ。あー、またストーンズ聴きたくなった(爆)

という訳で、毎度の事ながら楽しい一夜でした。よたろう皇帝及びKeithさんの両プロデューサー、及び総合プロデュースとMCも担当したふぁっつん!、本当にお疲れさまでした。そして、BBAマスターいつもありがとうございます m(_ _)m

翌日、つまり今日だが、朝早く仕事が入っていた為、終わるとすぐ帰ってきたのは残念だった。それでも、少し寝過ごしたし(爆)

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