日々の覚書

MFCオーナーのブログ

雨・軽井沢・22℃

2015年07月23日 23時57分18秒 | 与太話
昔から日本有数の避暑地として有名な軽井沢なのだが、恥ずかしながら、軽井沢は群馬県である、とずっと思い込んでいた。実際には、長野県にある。ただ、軽井沢に一番近い高速道路のインターは群馬県にあり、要するに、軽井沢は群馬県と長野県の県境付近に位置しているのだ。30年以上も、軽井沢=群馬県と思い込んでいたのも仕方ない所であろう(=言い訳)。

という訳で、先日軽井沢に行ってきた。僕自身は大学生の時のサークル合宿以来、33年振り2回目。前にも書いたが、圏央道が茅ヶ崎まで開通したおかげで、関越自動車の鶴ヶ島ジャンクションまで1時間足らずで行けるようになったもんで、群馬県が非常に近くなった。軽井沢だって、2時間半くらいで行ける。今度は尾瀬に行きたいな^^

で、33年前と比べて、軽井沢はどうなっていたのか、という事を書きたくても、そもそも33年前の軽井沢の記憶がほとんどないので、比較のしようがない(笑) ま、雨だった事もあり、とても涼しかったのは確かだ(笑) さすが避暑地(爆)

てな訳で、久々の軽井沢をぶらぶらしてきた。意外とというか当然というか、渋滞多かった(笑) JR軽井沢駅に行き、プリンスホテルが運営してるらしいショッピングモールを覗いて地ビールやら何やらを買い、旧軽井沢を散策して昼飯食って聖パウロ教会を訪ね、中軽井沢界隈を車窓から眺め、峠の釜飯を帰りに買って食べ、とそれなりに軽井沢を満喫してきたのであった(笑)

 

 

 

 

 

ま、とにかく、雨だったのが残念だ。写真も心なしか暗いし(笑)

次回は泊まりで行ってみたい気もする。ジョン・レノンも生前、お忍びで来日すると必ず軽井沢に行って、万平ホテルという格式あるホテルに宿泊したそうで、興味はあるけど100年続くホテルなんて、ちょっと怖いなぁ、なんて思ったりして(笑)
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砂漠のネクタイ売り

2015年07月12日 00時56分43秒 | 与太話
酔狂にも、休暇を取って砂漠までやって来た若い男がいる。が、砂漠の真ん中で車がエンコして動けない。水も食料も尽きかけている。そこへ商人風の男が現れる。

商人風「どうしたんだ? 大丈夫か?」
若い男「ああ、疲れた。水も食べ物もなくなりそうだ。何か持ってたら譲ってくれないか。金ならあるよ。」
商人風「水や食料はないが、オレはネクタイ売りだから、ネクタイならいくらでもある。ひとつどうだい。これなんか、イタリア製だぜ」
若い男「結構だ。消えてくれ」

商人風の男が立ち去ってからしばらくすると、別の男が通りかかった。こちらも商人風だ。

商人風「どうした?かなり疲れているようだな」
若い男「ああ、くたくただ。何しろ水も食べ物もないからね。君は商人か?水か食べ物売ってくれないか?金ならあるよ」
商人風「腹減ってるなら、そこの丘の向こうのオアシスのそばにレストランがあるから、そこに行けばいい。ただ、ひとつ問題がある。」
若い男「問題って?」
商人風「そこのオーナーが偏屈で、ネクタイ着用じゃないと、店に入れてくれないんだ。」
若い男「そうなのか...」
商人風「...オレ、ネクタイ売りなんだ。ひとつどうだい?安くとしくよ」

なんと、この男、砂漠でネクタイを売る、というあり得ない商談を成立させてしまったのである。こいつは一体何者だ?

これは一体何の話なのかというと、実はEラーニングなんである。

うちの会社では、社員がEラーニングを受講している。Eラーニングって何なのか、というと、簡単に言えばネット上で色々な講座を受講するシステムである。日本能率協会とかがやってるアレだ。我が社が、このEラーニングを導入したのは5年くらい前からで、最初は中堅社員や中間管理職が主に受講していたのだが、年々範囲が広がり、今では役員以外は(契約社員でも新入社員でも)ほとんどが受講しており、コースの内容も様々で、専門知識・スキルを習得する為のものはもちろん、コンプライアンス・ビジネスマナー・メンタルヘルスケア・人材育成、評価等々多岐に渡っている。前述のエピソードは、『ソリューション提案コース【顧客分析編】』というコースに登場するものだ。

このコースの主眼は、早い話、いくら優れた商品を持っていても、それが顧客のニーズと合致しなければ売れない。商品を売る為には、顧客の状況を調べるというか、問題点を洗い出し、それを解消させる事の出来る商品を売り込まなければならない、という事だ。ただ売り込むだけじゃダメ、この商品を買えば御社にこれだけのメリットがあります、という点を強調しなればならない。その為には、顧客の業務内容・経営状態も知っておく必要がある。という訳だね。

確かに、顧客のニーズを的確に把握するのは大切だ。前述のネクタイ売りなんていい例である。ま、言い方を変えれば、弱みにつけ込む、という事にもなるが(笑)

このEラーニング、会社からは年間4~6コースを受講するように義務付けられていて、もちろん自分がやりたければ、いくらでも受講出来る。金かかるから、これ以上受講したらダメ、んて事は言わないのだ(笑) 受講数等は、全て会社に筒抜けだから、誰が向上心があって誰がないか、しっかりと会社も把握してる訳で、もちろん査定にも影響してるんだろうね(笑) ま、僕も向上心のない社員に分類されてる気がする(爆)

コースのほとんどは、画面を見ながら進めていき、途中と最後にテストを受けて、合格ラインに達すれば、終了証明書が貰える、というものだ。コースの内容にもよるけど、僕なんか合格点取るだけでも汲々としていて、100点なんて記憶にないのだが、会社で聞いてみると毎回100点なんてのも結構いて、意外とこいつ凄いなぁ、なんて感心したりするのだが、よくよく聞いたらテキストを見ながらテスト受けてるのもいるみたいで、それってカンニングじゃないの? 前述したように、受講内容等々全て会社には知られている訳で、つまりテストの点数も、不合格の回数もバレている訳で、それこそ査定に影響するのであれば、良い点を取っておきたいというのは人情なんだけど、でもカンニングはまずいでしょう。カンニングして良い点取った奴より、カンニングせずにそこそこの点だった僕の方が評価低くなる、というのもおかしいし(笑) 今度チクってやろうか(爆)

という訳で、役に立つのかどうか疑問な(笑)Eラーニングだが、今受講しているのは『心の健康を守る組織のコミュニケーション』というヤツで、いわゆるメンタルヘルスケア物だ(なんのこっちゃ)。出来ない(=仕事しない)部下は叱り飛ばしていれば良かった昔と違い、今は部下の健康面・精神面から私生活にまでさりげなく気を配り、決して無理はさせず文句は言わず、常に部下の話(=不平不満)をうんうんと聞いて(決して反論したりしてはいけない)やらなければ、職場は上手く機能しないのだそうな。面倒な時代なのである(笑) ほんと、近頃の若い奴らは、子供の頃から大人たちに気を遣って貰ってていいよな、と思う。やはり中間管理職のある友人は、今は部下に頑張れって言っちゃいけないんだよな、やりにくいよな、とこぼしていた。同感である。と、同時に、部下のメンタルヘルスのケアはいいけど、自分のメンタルヘルスのケアは誰がしてくれるんだろう、と不安に思う今日この頃(笑)

コメント (2)
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クリス・スクワイアを悼む

2015年07月03日 00時20分20秒 | 音楽ネタ
またしてもショッキングな訃報である。イエスのベーシストであり、オリジナル・メンバーでもあったクリス・スクワイアが亡くなった。享年67歳。白血病だったらしい。公表してたらしいが、全然知らなかった。本当にショックでかい。まだ若いのに...ロック界の大物がまたひとりいなくなった。寂しいことである。

慎んでご冥福をお祈り致します。

僕がクリス・スクワイアの訃報を聞いたのは、6月29日の夜だったのだが、翌日の産経新聞の朝刊にも死亡記事が出ていた。その中で曰く、「ロックバンド・イエスの創設者として知られ、イエスの全アルバムのレコーディングに参加した唯一のメンバーでもある」、うん、そうなのだ。その通りなのである。つい、イエス=ジョン・アンダーソンと思ってしまいがちだけど、実はイエス=クリス・スクワイアなのだ。陰に日向にバンドを支え、幾度となく迎えた存続の危機には、バグルスやトレバー・ラビン、ビリー・シャーウッドといった若く才能あるメンバーを加入させて新機軸を打ち出したり、逆にかつてのメンバーを呼び戻して黄金期の再現を狙ったり等の手を打って乗り切り、40年以上の長きに渡りイエスを常に刺激的且つクリエイティブな状態で維持し続け、ずっと第一線で活動する事が出来たのは、ひとえにクリス・スクワイアのバンド運営能力によるものなのである。長い間、ジョン・アンダーソンがいなければ、それはイエスではない、と思っていたけど、近年のイエスはジョン・アンダーソンがいなくても立派に活動しているし、単に懐メロサーキットだけで稼ぐバンドではなく、レコーディングも行う“現役”のバンドでもあるのだが、クリス・スクワイアがいなくなったら、もうイエスは終わりだろう。彼のようなベースを弾く人は、もしかしたらいるのかもしれないけど、彼のようにイエスを運営していける人はいないと思う。音楽業界で生き抜いていく為には、音楽の才能があるだけではダメで、バンドをマネジメントする能力やビジネスのセンスも重要なのだ、という事を、クリス・スクワイアとミック・ジャガーは身を以って証明してみせたのではなかろうか。

つーか、産経新聞の死亡記事の方が本質を言い当てているとは(笑)

わざわざ言うまでもないが、クリス・スクワイアはベーシストである。僕の友人に、この人の事はベーシストというより、ベース・ギタリストと呼ぶべきだ、なんて言ってるのがいたけど、それくらい個性的なプレイが売り物だが、それと同時に、ソングライターとしても有能だったと思う。イエスといえば、ション・アンダーソンがほとんどの曲を手がけているイメージがあるが、クリス・スクワイアが作曲にクレジットされている曲も多い。単独で書いた曲もある。高校生の頃、友人にイエスのヒストリー本を貰って読んだ事があるが、その著者はクリス・スクワイアの作曲能力を高く評価していて、メンバーのソロアルバムを紹介する章では、クリス・スクワイアとスティーブ・ハウのソロアルバムを比較して、「このバンドに於いては、ギタリストよりベーシストの方が、魅力的なメロディメーカーだ」とのたまっていた。確かに、あのベースラインを聞いてると、ギターより“歌ってる”感じがする。ちなみに、僕もスティーブ・ハウって、あまり好きではない(笑)そんなにこの人って凄いの?って感じかな(笑)

それにしても、今月買ったばかりのレコード・コレクターズの特集がイエスだっただけに、クリス・スクワイアの訃報は衝撃だった。最近、イエスの1972年のライブCDセットが発売されたらしいが、マニアックなファンしか聴かないような気はするものの(笑)、イエスが最初の頂点を迎えた頃のライブ音源である。きっと、クリス・スクワイアもド迫力のプレイに違いない。聴いてみたいけど、内容は同じライブCDが7セットはキツいな、どれか1枚でいいのに、と思ったら、1セットにまとめたハイライト盤も出てるらしい。聴くならそっちかな。

という訳で、この曲でクリス・スクワイアを偲びたいと思う。前述したけど、実は有能なソングライターだったと思われる彼の面目躍如と言ってもいい曲だ。あまり有名ではないかもしれないが。

Parallels/Yes

ロック界はまたしても偉大な才能を失った。合掌。



コメント (4)
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