唐突だが、前からコーヒーメーカーというかエスプレッソ・マシンみたいなのが欲しくて、要するに、泡が立ってて尚且つ濃いコーヒーを家で飲みたいのである。電器屋に行くと色々眺めてたりするのだが、値段はピンキリで、結構お手頃なのもあるし、買ってみようかと思いつつ、まだ手を出していない。どういうのが欲しいのか、というイメージも固まってないし。周囲の人に色々聞いてみると、だいたい帰ってくる言葉は次のふたつ。
掃除大変だよ
最初だけだよ
ま、そんなもんかも(笑) じっくり考えます(笑)
ところで、最近テレビの朝の情報番組で見たのだが、神奈川県内のとある企業が、今年の4月1日より完全週休3日制を導入したそうな。導入した理由は「人材確保のため」。少子化の影響もあり、若い労働力が少なくなっていて、結果、企業間で取り合いになる、という完全な売り手市場になってて、中小企業は、ただでさえ人が集まらないのに、こんな状況だと誰も来てくれなくなる、そうなると、会社の存続すら危うくなってくるので、今の若い人は休日出勤と残業を嫌がる傾向にあることから、思い切って週休3日制にした、という訳だね。一年以上前から準備を進め、社内の調整をしてきたらしい。もちろんというか何というか、反対派も社内には多く、かなり話し合いも重ねてきたようだ。いやはや、大変だね。
この会社の場合、週休3日とはいえ、会社自体を完全に休みにするのは週に2日で、3日目の休みは交代で取るらしい。慣れるまでというか、軌道に乗るまでが大変だ、という気がする。ちなみに、同じ神奈川県内の、とある温泉旅館が、旅館としては例を見ない定休日を導入した、という事もあった。確か、毎週水曜日を定休日として、もちろん宿泊予約は取らない。一見非常識な定休日導入だが、業績には特に影響せず、従業員の所得を増やす事にも成功したらしい。大したもんだ。
しかし、この週休3日、決して中小企業だけの話ではなく、冒頭の写真にもあるように、国家公務員も週休3日拡大の方向に進んでいるらしい。若い人が来ないのは、霞ヶ関も同じという事だ。まぁ、若い人がいなければ中小企業の存続が危ういのはもちろんだが、国家公務員もなり手が減れば、これは国家存亡の危機でもある。週休3日でも何でも、若い人に来てもらえるなら取り入れよう、という気にはなるよな。それにしても、割と若い人には人気あると思っていた三次産業がこれなら、一次産業や二次産業はもっと大変だ。後継者不足は、確かに何十年も前から言われていたけどね。農業・林業・建設業の衰退は、正しく日本の終焉に繋がる。ほんと、若い労働力が減少すると、国家が滅んでしまう。何とかならないのか。だからと言って、移民を増やせと言う気はありませんが(笑)
週休3日もいいが、気になるのは海外の反応である。というのも、会社の人から聞いたのだが、その人はアメリカ人から、日本は休みが多過ぎ、と何度も言われたらしい。何を言うか、よく働く日本人の事を外国人はエコノミック・アニマルなどとバカにしてたではないか、と言いたくなるが、アメリカあたりでは一人一人のバカンスは多く皆よく休むが、会社が休みになるのはせいぜい週1回、あとはホリデー(祝祭日?)だけで、週休2日でホリデーとは別の休業日もある日本企業は休み過ぎ、という事になるんだそうな。社員個人が休むのは構わないが、会社が休業になるのは困る、って訳ね。分かるような気もする。
それにしても、週休3日が現実になるとはね...(苦笑) 古い話で申し訳ないが、僕が大学出て今の会社に入社した時、まだ完全週休2日ではなく、隔週で土曜日休みになっていた。第一土曜と第三土曜だったかな。だから、月に2~3回は土曜出勤があったのである。その後、毎年少しづつ土曜休みが増え、完全週休2日となったのは、1991年頃だったかと思う。当時、毎週土曜日が休みだと持て余してしまってする事ない、とぼやいている人たちも多かった。年齢は関係なく(笑) 今、週休3日の話が出ると、休みが多くて持て余してしまう、というより、週3日も休業したら業務に支障が出ないか、という声が周囲では多い。皆でたくさん休んで、手が回らないとこはAIに任せましょ、って事になるんだろうか。いいのかそれで(笑)
個人的には、今の週休2日のままで、月に1回土日月の3連休があれば十分です、はい(笑)