2015年も残す所、あと4日となった。テレビや新聞でも、今年の10大ニュース等々、2015年を振り返る企画が多いけど、今年は何があったかなぁ、と自分で振り返ろうにも、何があったのか、とっさには出てこない。まぁ、記憶力が衰えているのだろうけど(笑)、短いようでも一年はそれなりに長かった、という事の証明であるとも言える(ひたすら意味不明)。
という訳て、ブログで2015年を振り返る企画の続きというか何というか、今年買ったCDのご紹介(笑)、今回は下半期である。
Autoamerocan/Blondie
いやはや懐かしい。ブロンディ代表作にして、「夢見るNo.1」「ラプチャー」の2曲の全米No.1ヒットを出したベストセラーである。ニューヨーク・パンクの代表格としてデビューして数年、この時点で押しも押されもせぬヒット・メーカーになっていた彼らの事を、パンクと呼ぶ者はなく、本アルバムも、前述の2曲に代表されるように、ビート系ロックだけでなく、レゲエ、ディスコにジャズまで取り込んで、実にバラエティに富んだ作りになっている。ま、なんで今、ブロンディのこのアルバムを買ったのかというと、次にその答えがあったりして(なんのこっちゃ)
Greatest Hits/Suzi Quatro
いきなりスージー・クアトロである。もちろん、昔から名前は知ってたけど、2~3のヒット曲(「ママのファンキー・ロックンロール」とか「ワイルド・ワン」とか「恋はドッキリ」とか)くらいしか知らなかったのだが、レコード・コレクター誌の連載記事で昔の写真を見て、なんとなく聴いてみようという気になって、買ってみた。安かったし(爆) 初めて聴く曲が多いけど、なかなか良い。最初の4曲のイントロが同じなのには笑ったけど(笑) ほとんど知らないとは言ったけど、1979年にクリス・ノーマンとのデュエット「メロウな二人」がアメリカでヒットしていて、当時毎週『全米TOP40』聴いてたから、この曲は知ってた。スージー・クアトロと言えばグラム・ロッカーのイメージだったけど、この「メロウな二人」は洗練された雰囲気の曲で、結構気に入ってたなぁ。プロデューサーはニッキー・チンとマイク・チャップマンのコンビ。なかなか凄い奴らだ。ちなみに、ブロンディもマイク・チャップマンのプロデュースです。
Life Goes On/Paul Williams
以前ネタにしたが、ポール・ウィリアムスである。ま、このアルバムについては、あれこれ書いたから、もういいかな(笑) とにかく、聴く度に良くなるアルバムだ。
Les Liaisona Dangereuses 1960/Art Blakey's Jazz Messengers
自分自身の今年後半のトピックは、映画音楽に再びハマってしまったことだ。つーか、何年かに一度、こういう時があるのだが(笑) で、これは、アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャース名義ではあるが、フランス映画『危険な関係』のサントラである。割と有名なメイン・テーマは、映画音楽を聴いてた中学生の頃から知ってた。アート・フレイキーの事は昔も今もあまりよく知らなくて(笑)、モダン・ジャズの人らしい、という程度の知識しかないが、『危険な関係』のテーマが、同じジャズと言っても、グレン・ミラーやベニー・グッドマンとは明らかに違うジャズである、というのは中学生でも理解出来た。テーマとなるメロディが印象的で覚えやすく、テーマの後に各楽器のソロが展開される構成も分かりやすくて、結構好きだったな。アルバムには、他にアフロやラテン系の曲も収められており、当時のアート・ブレイキーの志向がなんとなく分かるような気がする。傑作と言えよう。
Midnight Cowboy(OST)
こちらもサントラ。ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイト主演の『真夜中のカーボーイ』のサントラだ。この映画はいわゆるアメリンカ・ニュー・シネマに分類されており、この手の映画が苦手だった僕には、ちっとも面白くなかったが(爆)、音楽は好きだった。有名なニルソンによる「うわさの男」も良いが、哀愁溢れるメイン・テーマがたまらない。名曲である。音楽担当は、あのジョン・バリーで、さすが巨匠と唸らされる仕事ぶりだ。その他、アルバムには、数組のアーティストの曲が収録されているが、エレファント・メモリーによる2曲が気になった。このバンド、かつてジョン・レノンのバックバンドを務めた事があるらしい。聴いてみようかな。
フランシス・レイ作品集
知ってる人は知ってると思う。フランスの映画音楽の巨匠である。その巨匠の作品を集めた2枚組なのである。悪かろうはずがない。「男と女」「白い恋人たち」「ある愛の詩」といった、誰でも一度は聴いた事のある超有名曲はもちろん、「雨の訪問者」「パリのめぐり逢い」「さらば夏の日」などのヒット曲(「雨の訪問者」も、オリコンでTOP10入りしたそうな)、さらには「続・エマニエル夫人」「あの愛をふたたび」等、ややマイナーな曲まで聴けるのだ。「脱走山脈」とか「男と女の詩」が入ってないのは残念だが、そんな事で文句言うのは罰が当たる。とにかく、素晴らしい内容だ。ただ、『愛と哀しみのボレロ』に使われた「ラベルのボレロ」は、フランシス・レイの曲ではないし、収録しなくても良かったのでは? 些細な事であるが(笑)
A Night At The Odeon/Queen
ついに出た。この日を何年待ったことか(笑) 1975年のクリスマス・イブに、ハマースミス・オデオンで行われたクイーンのコンサートは、テレビ・ラジオで中継され、当時日本でもFMで放送されたし、20世紀終わり頃には衛星でも放送された。発売はされていなかったけど、いわばクイーンのオフィシャルなライブだった訳だ。そのライブがついに商品として発売された。ただ嬉しい。ちなみに、僕が買い求めたのはCDとDVDのセットである。DVDには、クイーン初来日の武道館公演の映像がボーナスとして収録されている。言うことなしです(笑)
このハマースミスのライブは、当時FMでも放送された、と書いたが、それは確か、1976年の10月頃、NHK-FMの『渋谷洋一のヤング・ジョッキー』だったはずだ。クイーンのBBCライブ、として紹介されていた。テープに録音して、よく聴いたものだ。クイーンの生演奏は初めてだたから、ほんと興奮したし感激した。「ボヘミアン・ラプソディ」~「キラー・クイーン」~「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」~「ボヘミアン・ラプソディ」と続くメドレーには度肝を抜かれたし、「オウガ・バトル」なんてスタジオ盤よりカッコいいじゃないか、なんて思ったりもした。「シー・ホワット・ア・フール・アイブ・ビーン」を初めて聴いたのも、このライブだった。ほんと想い出は尽きない。色々な思いが頭の中を駆け巡るのを意識しながら、堪能させて頂きました。
そういや、1975年のクリスマスイブって、一体何してたんだろう?(爆)
と、そんな思いを載せつつ(爆)、2015年も暮れていくのである。今年もお世話になりましたm(_ _)m 来年もよろしくお願いします。
という訳で、師走と言えば第九である。去年に引き続き、今年も行ってきた。
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今年の会場は、東京芸術劇場。とにかく立派なホールで、ただひたすら圧倒されていた(笑)
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ロビーの天井の絵が良かった。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。
という訳て、ブログで2015年を振り返る企画の続きというか何というか、今年買ったCDのご紹介(笑)、今回は下半期である。
Autoamerocan/Blondie
いやはや懐かしい。ブロンディ代表作にして、「夢見るNo.1」「ラプチャー」の2曲の全米No.1ヒットを出したベストセラーである。ニューヨーク・パンクの代表格としてデビューして数年、この時点で押しも押されもせぬヒット・メーカーになっていた彼らの事を、パンクと呼ぶ者はなく、本アルバムも、前述の2曲に代表されるように、ビート系ロックだけでなく、レゲエ、ディスコにジャズまで取り込んで、実にバラエティに富んだ作りになっている。ま、なんで今、ブロンディのこのアルバムを買ったのかというと、次にその答えがあったりして(なんのこっちゃ)
Greatest Hits/Suzi Quatro
いきなりスージー・クアトロである。もちろん、昔から名前は知ってたけど、2~3のヒット曲(「ママのファンキー・ロックンロール」とか「ワイルド・ワン」とか「恋はドッキリ」とか)くらいしか知らなかったのだが、レコード・コレクター誌の連載記事で昔の写真を見て、なんとなく聴いてみようという気になって、買ってみた。安かったし(爆) 初めて聴く曲が多いけど、なかなか良い。最初の4曲のイントロが同じなのには笑ったけど(笑) ほとんど知らないとは言ったけど、1979年にクリス・ノーマンとのデュエット「メロウな二人」がアメリカでヒットしていて、当時毎週『全米TOP40』聴いてたから、この曲は知ってた。スージー・クアトロと言えばグラム・ロッカーのイメージだったけど、この「メロウな二人」は洗練された雰囲気の曲で、結構気に入ってたなぁ。プロデューサーはニッキー・チンとマイク・チャップマンのコンビ。なかなか凄い奴らだ。ちなみに、ブロンディもマイク・チャップマンのプロデュースです。
Life Goes On/Paul Williams
以前ネタにしたが、ポール・ウィリアムスである。ま、このアルバムについては、あれこれ書いたから、もういいかな(笑) とにかく、聴く度に良くなるアルバムだ。
Les Liaisona Dangereuses 1960/Art Blakey's Jazz Messengers
自分自身の今年後半のトピックは、映画音楽に再びハマってしまったことだ。つーか、何年かに一度、こういう時があるのだが(笑) で、これは、アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャース名義ではあるが、フランス映画『危険な関係』のサントラである。割と有名なメイン・テーマは、映画音楽を聴いてた中学生の頃から知ってた。アート・フレイキーの事は昔も今もあまりよく知らなくて(笑)、モダン・ジャズの人らしい、という程度の知識しかないが、『危険な関係』のテーマが、同じジャズと言っても、グレン・ミラーやベニー・グッドマンとは明らかに違うジャズである、というのは中学生でも理解出来た。テーマとなるメロディが印象的で覚えやすく、テーマの後に各楽器のソロが展開される構成も分かりやすくて、結構好きだったな。アルバムには、他にアフロやラテン系の曲も収められており、当時のアート・ブレイキーの志向がなんとなく分かるような気がする。傑作と言えよう。
Midnight Cowboy(OST)
こちらもサントラ。ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイト主演の『真夜中のカーボーイ』のサントラだ。この映画はいわゆるアメリンカ・ニュー・シネマに分類されており、この手の映画が苦手だった僕には、ちっとも面白くなかったが(爆)、音楽は好きだった。有名なニルソンによる「うわさの男」も良いが、哀愁溢れるメイン・テーマがたまらない。名曲である。音楽担当は、あのジョン・バリーで、さすが巨匠と唸らされる仕事ぶりだ。その他、アルバムには、数組のアーティストの曲が収録されているが、エレファント・メモリーによる2曲が気になった。このバンド、かつてジョン・レノンのバックバンドを務めた事があるらしい。聴いてみようかな。
フランシス・レイ作品集
知ってる人は知ってると思う。フランスの映画音楽の巨匠である。その巨匠の作品を集めた2枚組なのである。悪かろうはずがない。「男と女」「白い恋人たち」「ある愛の詩」といった、誰でも一度は聴いた事のある超有名曲はもちろん、「雨の訪問者」「パリのめぐり逢い」「さらば夏の日」などのヒット曲(「雨の訪問者」も、オリコンでTOP10入りしたそうな)、さらには「続・エマニエル夫人」「あの愛をふたたび」等、ややマイナーな曲まで聴けるのだ。「脱走山脈」とか「男と女の詩」が入ってないのは残念だが、そんな事で文句言うのは罰が当たる。とにかく、素晴らしい内容だ。ただ、『愛と哀しみのボレロ』に使われた「ラベルのボレロ」は、フランシス・レイの曲ではないし、収録しなくても良かったのでは? 些細な事であるが(笑)
A Night At The Odeon/Queen
ついに出た。この日を何年待ったことか(笑) 1975年のクリスマス・イブに、ハマースミス・オデオンで行われたクイーンのコンサートは、テレビ・ラジオで中継され、当時日本でもFMで放送されたし、20世紀終わり頃には衛星でも放送された。発売はされていなかったけど、いわばクイーンのオフィシャルなライブだった訳だ。そのライブがついに商品として発売された。ただ嬉しい。ちなみに、僕が買い求めたのはCDとDVDのセットである。DVDには、クイーン初来日の武道館公演の映像がボーナスとして収録されている。言うことなしです(笑)
このハマースミスのライブは、当時FMでも放送された、と書いたが、それは確か、1976年の10月頃、NHK-FMの『渋谷洋一のヤング・ジョッキー』だったはずだ。クイーンのBBCライブ、として紹介されていた。テープに録音して、よく聴いたものだ。クイーンの生演奏は初めてだたから、ほんと興奮したし感激した。「ボヘミアン・ラプソディ」~「キラー・クイーン」~「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」~「ボヘミアン・ラプソディ」と続くメドレーには度肝を抜かれたし、「オウガ・バトル」なんてスタジオ盤よりカッコいいじゃないか、なんて思ったりもした。「シー・ホワット・ア・フール・アイブ・ビーン」を初めて聴いたのも、このライブだった。ほんと想い出は尽きない。色々な思いが頭の中を駆け巡るのを意識しながら、堪能させて頂きました。
そういや、1975年のクリスマスイブって、一体何してたんだろう?(爆)
と、そんな思いを載せつつ(爆)、2015年も暮れていくのである。今年もお世話になりましたm(_ _)m 来年もよろしくお願いします。
という訳で、師走と言えば第九である。去年に引き続き、今年も行ってきた。
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今年の会場は、東京芸術劇場。とにかく立派なホールで、ただひたすら圧倒されていた(笑)
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ロビーの天井の絵が良かった。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。