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MFCオーナーのブログ

サンクチュアリ

2024年10月12日 23時28分51秒 | 時事・社会ネタ
10月になった。

プロ野球は、アメリカも日本も公式戦全日程を終了し、ポストシーズンに突入した。アメリカでは、大谷翔平のドジャースがパドレスとのナショナル・リーグ地区シリーズに勝って、リーグ優勝シリーズに駒を進め、日本では、セ・リーグは読売ジャイアンツ、パ・リーグはソフトバンクホークスがそれぞれリーグ優勝を決め、今日からクライマックス・シリーズが行われている。第一戦は、セ・リーグは横浜DeNAベイスターズ(セ・リーグ3位)、パ・リーグは千葉ロッテマリーンズ(パ・リーグ3位)がそれぞれ勝っている。

我が中日ドラゴンズは、2024年シーズンは143試合で60勝75敗8引き分けのセ・リーグ最下位で終わった。3年連続の最下位は球団史上初めてであり、立浪監督は大変不名誉な記録と共に退任することとなった。残念だが、仕方ない。今季はある程度期待したものの、投高打低のチーム状況を変える事が出来ず、やや不可解な采配も変わる事はなく、このような結果となった。高橋宏斗が最優秀防御率、マルティネスが最多セーブ、松山晋也が最優秀中継ぎのタイトルを獲得したのが、せめてもの慰めだ(チームのタイトルホルダーに、今年のチーム事情が色濃く反映されている)。それにしてもドラゴンズの場合、60勝しかしてないのに、マルティネスのセーブ数が43というところに、とても歪なものを感じてしまうな。良くも悪くも、今年のドラゴンズを象徴している。

こういう結果となったドラゴンズだが、来季は二軍監督だった井上一樹氏が、監督に就任するとのこと。ドラゴンズのファン以外からすると、知名度は低いかもしれんが、二軍での実績は折り紙付き。必ずやチームを立て直してくれるものと期待する。が、今のドラゴンズの低迷は監督によるものだけではなく、親会社の問題もあるらしい。ドラゴンズの場合、弱くても観客動員は多いので、親会社としてはウハウハな訳だ。なんたって、かつて落合監督に対して、強いけど観客少ないからダメ、と引導渡した経緯もあり、親会社はドラゴンズを強くしよう、なんて考えてないのだろう(このあたり、かつてのタイガースに似てるなぁ)。

ま、とにかく、来年のドラゴンズに多少は期待してます(爆) 井上監督、頑張って下さい。

という訳で、最近買ったCDから。



70~80年代あたりに活躍したアーティストで、21世紀の今、CD入手が難しいという人たちは多くて、このJ・ガイルズ・バンドもその中に入るのではなかろうか。超メジャー或いはマニアックなアーティストは再発もされてて入手は容易だが、さほどメジャーでもなく、かといってマイナーでもなく、けど商業的にはそれなりに成功してた、という程度のアーティストは、ほんとCDが出てない。CD化されたり再発されたりしても即廃盤。たぶん、プレス枚数も少ないだろうし、たちまち入手困難。確かに、今の若者はロックは聴かないだろうから、再発しても意味ないという判断だろうけど、オールドファンとしては、せめて数年に一回、100枚程度でも再プレスしてくれないかな、と思うのである(笑)

さて、そのCDが手に入らないJ・ガイルズ・バンドだが、厳密に言うと、日本ではちょっと前にEMI移籍後のアルバムが紙ジャケで再発されてるので、入手困難ではないのだが、紙ジャケ嫌いの僕からすると、入手困難みたいなもんだ(笑) 実際、アマゾンとかでも、輸入盤はアトランティック時代もEMI自体も、オリジナル・アルバムはほぼ入手不可能、ベスト盤なら何種類か買える、という状況。今回、この『サンクチュアリ』は中古レコード屋で買った。しかも、実に適正な価格で(笑) やっぱり、レコード(CD)は店頭で探すべきだな。基本を思い出しました(笑)

で、肝心の『サンクチュアリ』に触れてないが^^;、J・ガイルズ・バンドがアトランティックからEMIに移籍しての第一弾、1979年発表。当時、日本でも、シングルの「ワン・ラスト・キッス」をプッシュしてて、ラジオでかなりCMを流してた記憶がある。確かに、改めて聴くと「ワン・ラスト・キッス」実に良い曲だ。哀愁漂う曲調と歌メロがたまらん名曲であるのだが、アトランティック時代のイメージとはかなり違う。当時もそう感じた(J・ガイルズ・バンドをずっと聴いてた訳ではないけど^^;)。R&Bをベースにしたロックンロールバンドというのが、アトランティック時代の印象だけど、この『サンクチュアリ』は、黒っぽさが後退して、シンプルなロックバンドになったような感じ。「ワン・ラスト・キッス」をはじめ収録曲も佳曲が多く、以前より馴染みやすく聴きやすくなった感もある。かなりクォリティ高いアルバムだ。新たなファン層の拡大を狙っての再出発というところだったんだろうね、当時は。

この後のJ・ガイルズ・バンドについては、皆さんご存知の通り。1982年に「堕ちた天使」が6週連続全米No.1の大ヒットとなり、アルバム『フリーズ・フレイム』もベスト・セラーになって、彼らは一躍アメリカン・ロックのトップ・バンドとなった。が、サクセス・ストーリーもここまで。理由は分からないけど、バンドは分裂し、ボーカルのピーター・ウルフが脱退する、という非常事態となり、その後メンバーは補充せずにアルバム1枚作ったけど結局解散。結成以来、大きなヒットは出なかったけど、地道に活動してきたバンドが、苦労の末大ヒットを出したら、よく分からんプレッシャーがかかって耐え切れずに潰れてしまった、という事なのかな。このパターンで多くのアーティストがダメになった気がする。こんな事になるのなら、売れなくてもいいから、バンドを持続していた方が良かった、というのがファンの偽らざる気持ちではなかろうか。人生は何が起こるかよく分からんし(意味不明)

最後に、いささか旧聞だが、イラストレーターの山藤章二氏が亡くなった。享年87歳。ご多聞に漏れず、僕も『ブラック・アングル』大好きでした。これ見たさに、週刊朝日買ってた事もある(笑) ただ批判するだけではない、暖かい眼差しが世相を表現したイラストに現れていたように思う。大のタイガース・ファンとして知られ、1985年にタイガースが快進撃を続けていた頃、とある場所で野村克也氏に会った際、「バースの攻略法だけは書かないで下さい」と頼んだ、というエピソードが笑える。

どうぞ安らかに。

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2 コメント

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Unknown (ゆーじ)
2024-10-14 12:15:55
ご無沙汰しております。私は今年は飲み会も不参加でした。
いつも、そう言えば?!な感じで思い出す貴ブログです。
更新も無理なくな感じで、心身ともにご健勝な様子がうかがえます。

ドラゴンズはですね、事実から目を背けてはいけないのですが、なんとも残念です。私のような古参のファンにとって立浪氏はドラゴンズの生きる象徴のひとつであり、彼の監督胴上げを信じていた人も沢山いるのですけどね。
twitter(X)では、2011年優勝時の記憶すらない小僧が発する、正視に堪えない誹謗中傷がひしめき合ってという状況で、ファン同士が分断されています。2ちゃんねるの頃からいた煽り厨と同様の手合いです。これは程度の差こそあれ、どこの球団のファンにもありますが。
そういうヤツらを結果で黙らせてほしかったのですが、道半ばでの退任は心中察するに余りあると。来季浮上するためには、現状の腑抜けた選手たちの意識改革に尽きると思うのですが、パワハラとかつまらんことで騒いで波留を退任させるくらいには若いファンはクズですね。パワハラの権化のような人がもう故人のため、井上とコーチ就任したらしい松中には、そのチームカラーを何とかして復活させろよ!と願うばかりです。審判に退場食らう監督とか、両軍総出の乱闘とか、しばらく見てないぞw。燕があれだけ死球多発してるの、あの人なら黙ってみてるはずがないw

ご紹介のアーティストはシングルヒット時の事しか知らないですが、CD入手困難とか、業界の事情は書かれている通りなのだと私も思います。メディアとしては時代遅れなんでしょう。紙ジャケ嫌いというのも激しく同意です。それと、貴ウェブサイト掲示板でも議論になったCCCDなんてのは隔世の感ですね。
とにかく再販しない。国内盤を極力購入したい自分としては、結構困ります。amazonなどは当然無いし、運が良ければ近くのショッピングモールにあるタワレコ、HMVで見つけたこともありますが、基本は自分が欲しがる洋楽系は商品棚の区画は本当に狭いです。

そんな状況でも、最近細々とCD購入欲がまた出てきています。おもに、
①5年位前にレコードプレーヤーとLPを処分したため音源が無くなり再購入
⇒ビージーズ、トム・ペティ&ハートブレイカーズ、スティング(ポリス)ほか
②いままで何故かアルバム購入に至らなかった大御所
⇒シカゴ、アース・ウィンド&ファイアー、ほか

上記はお手軽なベスト盤ですけど、アルバム単位で大人買いも
アラン・パーソンズ、スティクス、スティーリー・ダンほか

それでは(^^)
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Unknown (MFCオーナー)
2024-10-14 20:58:37
♪ゆーじさん

こちらこそご無沙汰しております。

>私は今年は飲み会も不参加でした。

年内にあと一回やるという話なので、その時は是非^^

>ドラゴンズはですね、事実から目を背けてはいけないのですが、なんとも残念です。

そうなんですよ。球団史上初の3年連続最下位、という不名誉な記録に、目を背ける事は出来ません。来季以降の恐竜or昇竜の復活を期するなら、今年の結果を分析し、原因を洗い出して検証して、対策を講じなければなりません。何が原因か。僕だって曲がりなりにもドラゴンズ・ファンですから、あの立浪が悪いのだ、なんて考えたくもありません。が、冷静に見てみると、やはり球団幹部や首脳陣にビジョンが欠けていたとしか思えない事も多々あります。ファンにもツラい仕事ですが、やって貰わないと、次に進めません。
名古屋の人が言ってましたが、ドラゴンズに求めるのは6年に一度の優勝、それと、ジァイアンツ戦での勝ち越し、なんだそうです。常勝チームになれとは言わないけど、3年連続最下位も望んでないでしょう。しかも、落合監督が退いてからAクラスにさえ入れない、本当にファンはそれでいいのか? やはり大ナタは必要です。
ま、そんな意味でも、井上監督に期待してます。久々にドラゴンズのスターじゃなかった人が監督になりましたしね(失礼)。あと、大塚コーチは留任して欲しいと思ってます。

近ごろは、旧作は中古を買うのが多いです。メルカリもいいですが、コツコツとディスク・ユニオンやBOOK OFFを回るのも大切だな、と最近しみじみ思います。なんだかんだで、CD棚漁るのは楽しいですし(笑) 逆に、タワーとか、楽器屋がCDも扱ってます、みたいな所は全然チェックしなくなりました。売れ筋ばかりだし、K-POPとか推してるし。僕が欲しい物はそういう店にはないです(笑)
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