日々の覚書

MFCオーナーのブログ

女の子以外全部

2023年03月21日 22時24分35秒 | 時事・社会ネタ

いやいや、盛り上がってますね、WBC。我が日本代表チームは、日本時間の今日(3/20)行われたメキシコとの準決勝で、6-5とサヨナラ勝ちし、決勝進出を決めた。WBCは皆さんご存じの通り、今回は第5回で、6年振りの開催となる訳だが、実は日本は過去4回のWBCに全て出場し、優勝2回、ベスト4が2回と、つまり毎回出場すればベスト4以上、という他国とは比較にならない実績を誇っているのである。今回も既に5大会連続ベスト4という、前人未踏の記録を打ち立てたのに加え、3度目の優勝も射程圏内に入った。決勝はアメリカとの対戦。相手にとって不足なし。頑張って下さい。

日本はWBCでは、輝かしい実績を残しているにもかかわらず、国民の関心は今イチのような気がしていた。が、今回は今までとは違い、最初っからかなり注目を集めている。やはり、大谷とダルビッシュが参加した、というのが大きいと思う。他にも、今年からメジャーでプレイする吉田をはじめ、投手では佐々木、山本、野手なら村上、山田、岡本、山川など、スター選手が顔を揃えており、加えて、母親が日本国籍というメジャーのヌートバーの参加も話題となった。東京ラウンド前の中日や阪神との練習試合の段階で、既に話題を独占し、大会が始まると負け無しで決勝まできた訳で、やはりスポーツ大会というのは、スターが参加すること、観客が多いこと、そして自国チームが強いこと、で盛り上がるのだな、と当たり前のことを実感する。グッズもよく売れてるようだし。

昨夜テレビで見たのだが、準決勝当日、朝から店を開けるというビア・レストランがあって、もちろん、皆で朝からビール飲みながらWBCをテレビ観戦する訳だが、相手がメキシコという事で、普段メニューにないタコライスとか特別に用意して客を待ってるらしい。予約もいっぱいで、「こういうイベントは経済回しますね」とニコニコ顔だった。

話変わるが、パソコンを買い替えたのである(唐突)。実に我が生涯で4台目(4代目?)。どうでもいいことだが、僕のパソコンの変遷を振り返ってみると、

1台目・・・1998年5月、Window95、富士通
2台目・・・2006年1月、WindowsXP、富士通
3台目・・・2014年3月、Windows7、マウス
4台目・・・2023年3月、Windows11、マウス

だいたい8年ごとに買い替えている。この8年というのは別に深い意味はなく、たまたまである(笑) 2台目に替えた時は、色々な面で1台目が使い物にならなくなってきていたのが理由だったが、3台目に替えた時は、2台目の動きが悪くなってどうしようもなくなったのと、WindowsXPのサポートが終了する、というタイミングが重なった、という感じだった。で、今回だが、正直マシンの動き等には不満はなかったのだが、Windows8のサポートが3年前に終了しており、その時点では買い替えるつもりはなく(8年経ってなかったし。笑)、OSのみグレードアップしようとしていたのだが、すぐにWindows10が入手出来なかった事もあり、結局そのままWindows8を使い続けていて、ま、マイクロソフトのサポートは受けられなくても、セキュリティソフト等は最新版でもWindows8に対応していたので、さほど問題はないだろう、と思ったというのもあるが(笑) 幸いなことに、特に問題はなく、そのままWindows8を使い続ける事が出来た。ありがとうございます(爆)

と、まぁ、そんな訳で、時は来たりて、最近になってようやく、新しいパソコンに買い替えたのである。8年過ぎたし(爆) 今回の4台目も3台目と同じ、マウスコンピューター製にした。やはりパソコンは、いや電化製品は日本製に限る(笑) 今までは店頭で現物を見て決めていたのだが、近頃はどこへ行ってもノートしか置いてないので(実はノート嫌いのデスクトップ派なのだ)、マウスの通販で購入した。ミニタワーとのことだったけど、結構デカいのが来た(笑)

新しいパソコンのセットアップはすぐ出来たのだが、3台目で使っていたソフトを4台目にコピーして使おうと思ったら、やはりうまくいかなかった。当然と言えば当然だが、3台目のソフトたちは、新しいOSに対応してないのである(苦笑) Windows11で起動させてみると、対応してないのでバージョンアップして下さい、今すぐサイトにアクセスすればOKです、費用もバージョンアップ費だけで済みます、という事になるのを期待していた僕が甘かった(爆) ま、前回もそうだったけど、各種ソフトの最新バージョンをいくつか購入する事になってしまった。なんというか、いい商売してるよな(爆) 仕方ないけど(爆)

という訳で、現在新しい4台目のパソコンで、プログを書いております。今後とも、よろしくお願いします(笑)

さらに話は変わって、最近買ったCDから。

 

エブリシング・バット・ザ・ガール(以下EBTG)を2枚続けて聴いたのである。先に聴いたのは左の『Amplified Heart』だが、発表されたのは右の『Home Movies The Best Of Everything But The Girl』が先。どちらも、聴くのは初めて。

『Home Movies』は彼らの1984年のデビューから1993年までに発表したアルバムからのセレクトで、1994年に出た『Amplified Heart』の曲は含まれていない。僕個人は、EBTGに関しては、アルバムとしては1990年の『The Language Of Life』(名盤!)と1996年の『Walking Wounded(哀しみ色の街)』くらいしか聴いてないが、ストレートでシンプルで無駄な装飾のない、いわばストイックに作品を作る人たち、というイメージを持っている。R&Bやボサノバの影響下にあるのは間違いないだろうが、アコースティックギターとボーカルだけで成り立っているような楽曲に、最低限の音を足していって完成する世界、それがEBTG唯一無比のものなのである、と。だが、この度『Home Movies』を聴いてみて、少しだけそのイメージが崩れた。デビュー当時のEBTGの音は、僕がイメージするのより、もっと明るくてポップな雰囲気だったのだ。ま、ちょっと意外だったかな。大した事ではないが。

『Home Movies』には、ロッド・スチュワートでお馴染みの「もう話したくない」やサイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年」といった曲もカバーも収録されている。これがまた、EBTGのイメージにぴったりで違和感ゼロ。温かみのあるアコギの音、トレイシー・ソーンのボーカルも良い。この人の歌は好きたな。淡々としてるけど優しげな雰囲気。間違いなく、僕の好きな女性ボーカルのベスト5に入る。

初期の作風から徐々に変化して、独特の世界を築きあげてきたEBTGだが、90年代初頭、もう一人のメンバー、ベン・ワットが病に倒れ、活動休止を余儀なくされる。ベン・ワットはかなり重病で一時は生死の境をさまよった事もあったらしいが、回復して1994年に『Amplified Heart』を発表するのだが、このアルバムで聴けるのが、前述したような、シンプルで研ぎ澄まされたストイックな世界である。それでいて、決して冷たさを感じるものではない。サウンドも歌も、あくまでも優しく温かい。けど、軽い緊張感を感じさせる音でもある。ハマったら抜け出せないタイプかな(笑)

EBTGだが、型にとらわれない活動を続けているようだが、今年、新作を出すらしい。オリジナル・アルバムとしては、なんと24年振りだそうな。現在の彼らは、どんなサウンドになるのだろう。ちょっと楽しみ^^

続いては、

A. O. R./ムーンライダーズ

前回ムーンライダーズを取り上げて、あれこれ書いてたら、長い事聴いてなかった本作を聴いてみたくなって購入した。正直、等して聴くのは20数年振りと思うが、やっばり良い。

このアルバム、メンバーの岡田徹と白井良明がプロデュースとアレンジを全て担当し、それだけでなく、バック・トラックもほとんどこの二人で作っているので、バンドのアルバムと言っていいのかどうか^^; 岡田、白井以外のメンバーは、ほぼ歌うだけだしね。ただ、型にはまらないバンド形態やレコード制作というのを、あれこれ試してきた人たちなので、本作での試みは、新しいバンドのかたち、を模索した結果なのだろう、と思う。

中身は、タイトル通り、アダルトな雰囲気の曲が多く聴きやすい。「幸せの洪水の前で」「さよならを手に」といった名曲も多い。80年代的なアプローチの曲もないことはないけど(笑)、1992年時点での最新型のムーンライダーズがこれだったのだろう。ただ、彼らはこの路線に安住することなく、これ以降も色々なスタイルを追求していくので、ご安心を(誰に言ってんだか。笑)

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想い出のアルバム-Best of MOONRIDERS 1982→1992 Keiichi Suzuki sings MOONRIDERS

2023年03月05日 21時49分28秒 | 想い出のアルバムシリーズ

Best of MOONRIDERS 1982→1992 Keiichi Suzuki sings MOONRIDERS/ムーンライダーズ(1994)

1.涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない
2.駅は今、朝の中
3.D/P
4.ガラスの虹
5.さよならを手に
6.Who's gonna die first?
7.スカーレットの誓い
8.ダイナマイトとクールガイ(シングル・ミックス)
9.9月の海はクラゲの海
10.くれない埠頭
11.幸せの洪水の前で
12.Yer Blues

皆さんご存知の通り、ムーンライダーズの岡田徹氏が亡くなった。享年73歳。まだ若いのに残念だ。ムーンライダーズのメンバーで鬼籍に入ったのは、2013年に亡くなったかしぶち哲郎氏に続いて2人目。「Who's gonna die first?」がシャレでは済まなくなってきてる。悲しい現実だが仕方ない。

実は、僕が初めてムーンライダーズを聴いたのは、この『Best of MOONDIDERS』なんである。えらそーな事を言ってるが(爆)、意外とムーンライダーズとの出会いは遅いのだ(笑) もちろん、ずっと前、中学生くらいの頃から名前は知ってた。『火の玉ボーイ』とか『カメラ=万年筆』といったアルバムを出してるのも知ってたし、興味も持ってたけど、残念ながら当時は全く聴く機会がなかったのだ。リーダーの鈴木慶一をはじめとするメンバーたちが、ムーンライダーズ以外でも活発に活動してるのも知ってて、興味だけはつのるものの、いかんせんムーンライダーズがラジオでかかる事はあまりなかったし、周囲にムーンライダーズ持ってるのもいなかったし、レンタルでも見かけなかったし、結局ムーンライダーズ未体験のまま歳月だけが流れてしまった。ついに僕がこの『Best of MOONRIDERS』を手にするのは、1994年のこと。初めてムーンライダーズの名前を知ってから17~8年が経過していた。

ムーンライダーズ初体験ではあったが、特に先入観はなく、そのせいか、すんなりと聴く事が出来た。タイトルが示すように、1982年から1992年にかけて発表された7枚のアルバムから、満遍なく収録されたベスト盤だ。後で知ったのだが、この時期のムーンライダーズは結構大変で、70年代に所属していたクラウン・レコードからジャパン・レコードに移籍するものの、レコーディングしたアルバムが難解過ぎるとされて発売中止になったり(数年後に発売)、その影響か、コンスタントにアルバムは作るものの、都度レコード会社は変わってたり、80年代後半からはメンバーの病気等もあって約5年間活動を休止したり、と色々な事があったらしい。90年代になってから復活し、東芝EMIと契約して2枚のアルバムを出した後に、本ベスト盤の登場となる訳だ。先程1982年から1992年に出たアルバムから満遍なく選曲されている、と書いたが、本ベスト盤が東芝から出ている事もあり、1991年の『最後の晩餐』と1992年の『A.O.R.』から3曲づつ、それ以外の5枚からは1曲づつの収録となっている(残る1曲はビートルズのカバー)。ただ、この東芝での6曲が実に素晴らしい。

1991年に『最後の晩餐』で久々に復活したムーンライダーズは、一見王道を行くアダルトな雰囲気のサウンドを提示し、1992年の『A.O.R.』も同じ路線である。この2作、どちらも傑作であり、ベテランらしい風格と聴きやすいけど決して迎合はしない姿勢を感じる曲作りやサウンド・プロダクションが実に素晴らしい。僕はこの東芝時代の6曲(↑の曲目でいうと、1.4.5.6.8.11)にすっかりハマってしまい、それからムーンライダーズを色々と聴き始めたのである。思えば長い道のりだった(笑)

90年代中頃、ムーンライダーズの旧作もかなりCD化されていたので、70年代も80年代も遡って色々と聴いてみた。ベスト盤以降の新作も『月面讃歌』あたりまでは聴いてた。ライプも見に行った。今はなき、新宿の日新パワー・ステーションだ。調べてみると、1996年に2回行っている。ほんと、この頃はムーンライダーズにハマってたな。ムーンライダーズというかリーダーの鈴木慶一は、意外とテレビに出てたので(いわゆる歌番組ではなく、深夜枠やBSのややマニアックな音楽番組)、そういうのもよく見てた。

ムーンライダーズ自体は、一般的には決してメジャーな存在ではなかったが、メンバーはそれなりに知られてたと思う。はっぴぃえんどやミカ・バンドほどではないにしても、歌謡曲系の歌手に曲を提供したり、プロデュースやアレンジを手がけたり、コンサートでバックを務めたり等々の活動はしてたしね。鈴木慶一は「恋のぼんちシート」や「いまのキミはピカピカに光って」といったヒット曲に関わってたし、かしぶち哲郎は岡田有希子の曲作ったりしてた。CMも結構やってたみたいで、ここいらは大瀧詠一みたい。そういえば、1995年にもビールのCM音楽を担当し、「冷えたビールがないなんて」というシングルも出してたっけ。こういう活動は、バンドの経済的基盤を安定させる為に始めたんだそうだが、逆に言えば、そういう活動にも別に抵抗はなかった、という事になる。ムーンライダーズがメジャーではなかった、つまり売れなかった(ヒット曲がなかった)のは結果であり、彼らはメジャーを否定したりはしてなかったと思う。

ムーンライダーズのアルバムを何枚か聴いてみると分かるが、彼は決してアングラでも難解でもない。70年代は今風に言うと無国籍サウンドを志向し、『カメラ=万年筆』では後のサンプリングの方法論を既に実践していて、発売中止となった『マニラ・マニエラ』にしても、当時のテクノ或いはエレクトロ・ポップの方法論を大胆に取り入れた作品であり、要するに、アイデアがあまりにも先鋭的過ぎて、ほとんどの人には理解出来なかった、というだけなのだ。ま、早過ぎたんだな。それと、ムーンライダーズの音楽には、なんとなく捻れたところがある。王道のように見せかけて、実はちょっと道がずれている、というか。決して、コースアウトはしないのだが、メインではない。歌詞にしてもサウンドにしても。そんなとこも、熱心なファンは多いが、一般にはウケづらいのだろう。

そんなムーンライダーズだが、前述したように『最後の晩餐』と『A.O.R.』の2枚は傑作である。キャリアを積み重ねたベテランが作り上げたオトナのロックがここにある。売れ線のように見えるが、決して迎合はせず、メインストリームではないが、マニアックでもない、そういった要素が絶妙なブレンドで楽しめる。そういうあたりに、僕も惹かれるものがある。ちょっとひねくれてるというか、照れてるというか、本音をはっきりと言わないというか、そういう歌詞もいい。少しは売れて欲しい、と思ったけどね(笑)

そのムーンライダーズだが、かなり長い事こっちもご無沙汰してたんで^^;、動向もよく知らなかったのだが、かしぶち哲郎の死を挟んで、無期限活動休止宣言や無期限活動休止の休止宣言やらを繰り返していたようだが、2020年から活動を再開し、新作も発表したらしい。が、この度の岡田徹の逝去を受けて、その活動はどうなるのか。やはり、ムーンライダーズは令和になっても注目のバンドである。

ところで、余談だが、つい最近知ったのだが、初音ミクによるムーンライダーズのカバー・アルバムが出ていた。これなんだけど、ムーンライダーズと初音ミクの組み合わせって、めちゃ意外だけど、ハマってる気もする。こんなとこにも、ムーンライダーズの独特の立ち位置が見えるような気がして面白い。

コメント (2)
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