日々の覚書

MFCオーナーのブログ

「脱」年賀状

2025年02月02日 14時07分23秒 | 与太話
2月になった。

2月のネタとは違うと思うが、ここ何年かで年賀状が絶滅の危機にある。僕は毎年友人知人の皆さんに年賀状を出しているが、2~3年前から「今回を以って年賀状は遠慮させて頂きます」と書かれた年賀状を受け取る事が多くなってきた。当初は割と高齢の人からの通知が多かったので、年齢と共に年賀状書くのが面倒になってきたのだろう、なんて思ってたけど、近頃は同年代の人からも「年賀状やめます」なんて通知が来るようになり、年齢とは関係なく「脱」或いは「卒」年賀状の動きが広がっているようだ。ちょっと淋しいものがある。

実際の所、「脱年賀状」の動きはコロナ禍の頃から徐々に広まっていたような気がする。プライベートもさることながら、取引先からも「脱年賀状」の連絡が来るようになり、2~3年前には、我が社も年賀状をやめてしまった。ま、個人はともかく、会社で出す年賀状というのが意外と面倒臭くて、10月頃には各部署ではがきが何枚必要か申請せねばならないので、まだそんな気分じゃないのに、どこの誰に年賀状送るか決めないといけないし、出すに当たっては、取引先の人の役職やら何やらちゃんと調べないといけないし(A印刷のB専務宛てに年賀状送ったら、Bは昨年の株主総会を以って退職しました、なんて言われた事も多数)、宛名印刷して投函するスケジュールの都合上、11月中には送付先リストを作らないといけないし、そのリストも担当者別に集めるのだが、遅い奴とか間違ってる奴とかいるし、結構手がかかって大変なもんで、会社の「脱年賀状」はそれなりに有難かったのだが、プライベートの場合、友人知人への新年の挨拶はもちろん、僕の場合は生存確認、つまり自分はまだ生きてますよ、と皆さんにお知らせする目的もあるもんで、おいそれとやめる訳にもいかない。ま、僕が生きてる死んでるか、なんて大半の人からすればどうでもいいことであろうが。

年賀状を送らなくなる、というのは、日本の古来からの風習がまたひとつ消えていく訳でもあり、時代がそうですからねぇ、では済まない気がするのだが、現在のような年賀状のシステムが出来たのは、19世紀の終わり頃らしい。年賀状はハガキで、12月○日までに投函すれば1月1日に配達しますよ、というお馴染みのアレだが、19世紀の終わりならちっとも古来じゃないじゃん、と言われてしまいそうだが、新年に知り合いを訪問して挨拶する、というのは平安時代には確立されており、遠方の人には文書を送る、というのもこの頃から行われているそうな。ま、古来からの風習には違いないし、この先も持続させたいもの。今のようなシステムでなくてもいいから。

しかし、思い起こしてみると、昔というか小学生から高校生の頃にかけては、毎年熱心に年賀状に取り組んでいたような気がする。それこそ、11月くらいには図案を考え始め、12月初旬には全て印刷(全て手書きの方が多かったけど)して宛名書きも完了させていた。毎回40~50通くらいは出してたと思う。今思えば、デザインを考えたりするのも楽しかったような。僕はあまり使わなかったけど、プリントゴッコなんてのも流行ったなぁ。社会人になってから、年賀状を印刷所に頼んだりしてた事もあった。あの頃は、ハガキの印刷とかやってくれる小さな印刷所が、商店街とかに結構あったのだ。パソコンが普及してハガキは家で印刷するのがフツーになって、町の印刷所は徐々に姿を消していった。年賀状はこういう所にも影響を及ぼしているのだ。

僕も、実は年賀状というか年賀ハガキを送っていなかった時期がある。ある年、自宅で年賀状を印刷しようとしたら、プリンターの故障かインク切れかよく分からないけど、とにかく印刷が出来ず、年末ギリギリだった事もあり、その時は年賀状発送を諦めたのだが、結局それがそのまま数年続いてしまったのだ。年賀状をメールで送る、という方法もあったしね。で、年賀ハガキは送らないけど年賀メールは送る、というパターンが何年か続いた後、結婚と同時くらいに年賀ハガキ再開して現在に至るという訳だ。

ネットで見てると、ハガキにせよメールにせよ、年賀状の前に住所録の整理をする人は多いようだが、大半の人たちは、整理する=減らす(削除する)という事になるらしい。しばらく会ってないから、しばらく交流がないから削除、ってとこかな。しばらく会ってないのしばらくとはどれくらい、と思うが、長くて一年みたいな感じ。ま、若い時は分かる。自分もそうだったけど、今と未来が大事で、しばらく会ってない古い友人、なんてのはさほど重要じゃなかった。新しい知り合いは、それなりに増えていくしね。ここ数年の自分は、久しく会ってない古い友人が気になるし、会わないにても連絡は取れるようにしておこう、という気になったもんで、住所録から削除、なんて考えもしないが、それはやはり年を取ったからなのだな、とつくづく思う。ま、年取ったからこそ、住所録から知り合いを削除していく人もいるようだが。

先ほど、年賀状はハガキでなくメールで、と書いたが、こういうのは今でもフツーにあるらしい。”あけおめメール”とか言うらしいが、僕も一時期元旦に”あけおめメール”を送っていた。これはこれで良いのでは、と思うけど、最近どうもそのメールの在り方が、昔と違ってきた気がする。ここ2~3年気になってるのだが、最近メールなんて見ない或いはしないって人多くない? 久々に知り合いにメールしたら、このアドレスは存在しません、とか言われるならまだしも、何も言ってこないので、このアドレスはまだ有効のようだな、と思ったはいいが、ちっとも相手から反応がない、というケースが何回かあって、しょうもないメールなんで無視してるんだろう、とは思うけど、実は見てないんじゃないか、メールチェックとかすらしてないんじゃないか、という気になったりもするのだ。でも、メールもSNSもやってなくて、どうやって外部と連絡とるんだろう? LINE? そういう人たちにこそ、手紙やFAXを有効活用してほしいものだが(笑)

たがだか年賀状と思うけど、「脱年賀状」となると、色々なところに影響が及ぶ。いや、年賀状だけの問題ではない。一般人が手紙を書かなくなって、郵便物が減っている、というのは以前から聴いてたけど、最近は、テレビCMでもお馴染み、請求書もネットで送る時代になってきて、CMでもはっきりと郵便料金をゼロにします、と謳ってたりなんかして、とにかく郵便物がなくなっているのだ。個人だけならともかく企業の郵便物がなくなると打撃デカいと思う。世界に誇る日本の郵政システムが消滅の危機なのである。でも確かに、色々考えると、郵便もある意味存続が難しい面はあるね。

前述したように、近年「脱年賀状」の傾向にあるが、その目的は、めんどくさいというのがほとんどであろうが、ゴミを減らすというのもあるのだろう。ま、親しい人からの肉筆の手紙ならいざしらず、DMだの何だのは、用が済めばゴミでしかない。コロナ禍をきっかけとして、年始の挨拶の概念も変わり、それに伴い年賀状の意味も変わってきた、というのもあると思うし。

それにしても、今までずっと当たり前と思ってた習慣や風習や概念が、時代の変化と共に消えたり変化したり、というのを年賀状だけでなく、色々な事でひしひしと感じている。予想すらしてなかった、というのも多い。こういうのに慣れていかないといけないのだろうが、僕が小さい頃にも、こういう変化を体験した年配者は多数いたと思うけど、皆さん、どう思っていたのだろう。仕方ないね、だったのか、世も末だ、だったのか。こういうのを通過していくのが、年を取る、という事なんだろう。で、ついていけないのが老害だと(笑)
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今さら2025年の抱負

2025年01月14日 21時56分08秒 | 与太話


大変遅くなりましたが^^;、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は何かとお世話になりました。
本年も当ブログをよろしくお願い致しますm(_ _)m

と、なんで今頃になって新年の挨拶かというと、ご存知の方はご存知と思うけど、年明け早々の1月2日に、NTTのサーバがサイバー攻撃を受け、その影響で関連サイトがアクセス不能になってしまったのである。当ブログもgooなもんでNTTの関連であり、1月2日以来今日に至るまで、アクセス出来ない日々が続いていたのだが、先ほど、OCN、gooといった関連サイトに、完全復旧した旨告知が出たので、ようやく解消した訳だ。しかし、サイバー攻撃発生から12日経過しての完全復旧である。やっぱ、時間かかり過ぎだよな、と思ってしまうのは致し方ないところ。

ま、アクセス出来なかったとはいえ、100%ダメだった訳でもなく、サイバー攻撃の2日後くらいには、スマホからならアクセス可能になり、ネット情報で、PCでもアクセス出来るようになった、というのも聞いてたので、どうやらNTTはすぐ全面復旧させるのではなく、回線ごとに少しづつ復旧させる方法を取ったらしい。理由は分からんが(笑) そういう訳で、僕も自分のブログはここしばらくスマホで見てたのだが、やはりPCからアクセス出来ないと更新も出来ないので、結局今日になってしまったという次第。おかげで、年明けのブログでネタにしようと思ってた件(大晦日の紅白のB'zとか、年明けの箱根駅伝とか、年賀状の話とか)は鮮度が落ちてしまったので(笑)、ボツにせざるを得なくなってしまった(爆) 

という訳で、今さらではあるが、一応、2025年の抱負は述べさせて頂きたいと思う。これです。

もちろん、皆さんご存知ですよね。2027年までに、これまでの電灯(蛍光灯)が生産中止になるのである。これらはいわゆる水銀添加物であり、2023年に廃止(生産中止)が決まったのだそうな。不勉強ながら、僕がこの事を知ったのは昨年のことで、まだ2年程あるとはいえ、全く対処しない訳はにいかない。この年になると、2年なんてアッという間だ。なので今年、家の電灯をすべてLED化するのか、それとも現行の電灯を大量に買い込んで生産中止後に備えるか、を決めて可能なら実行に移さねばならない。けど、判断が難しい。普通の考え方であれば、お金がかかっても将来の為にLED化、という事になるのだが、こちとら年も年だし、あと何年ここに住むか(何年生きるか)分からないし、子供いないから残す相手もないし、となると、金かけてLED化しなくてもいいのでは、なんて気にもなる。水銀を含む電灯は生産中止にはなるが、それ以前に買った物は継続して使用してもいい、という話だし、電灯なんてそうしょっちゅう交換するものでもないし、ある程度まとめ買いしとけば10年くらいもつんじゃないの、とかね。ま、じっくり考えます。自分たちの最期にも絡んでくるしね。簡単なようで難しい(笑)

という訳で、2025年の抱負でした(笑) 実際には、他にも色々あるんだけど、ここには書きづらいので、ご勘弁下さい(意味不明)

という訳で、唐突だが、最近買ったCDから。



レインボーである。何故、今、レインボーなのか、よく分からん(爆) 妻がブラックモアズ・ナイトが好きで車の中とかでよく聴いてるもんで、こっちも一緒に聴いてるうちに、レインボーが聴きたくなったのではなかろうか(なんのこっちゃ)。実際、ブラックモアズ・ナイトは、僕が知る限り、レインボーやパープルの曲を3曲ほどリメイクしていて(「チャイルド・イン・タイム」「自画像」「ストリート・オブ・ドリームス」)、原曲とは雰囲気の違うこれらの曲のオリジナルを久々に聴きたい、と思ってしまうのはごく自然な事であろう(笑)

という訳で、レインボーのベストである。レインボーのベストって実は何種類か出ているが、本作は1997年に出たもののようで、全16曲収録、各アルバムから2曲づつくらいセレクトされており、とにかく代表曲は全て聴けると言っていい。かなり前だけど、レンタルでレインボーのベストを借りた事があるのだが、それは本作とほぼ同じ選曲だったのだが、アルバムで言うと『闇からの一撃』『ストリート・オブ・ドリームス』からはセレクトされておらず、本作で言うなら、「ストーン・コールド」や「ストリート・オブ・ドリームス」といった曲の代わりに「ロスト・イン・ハリウッド」「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」あたりが収録されてたのではなかったかな。だから何なの、っていえばそれまでですが^^;

ま、何を隠そう、僕は昔からリッチー・ブラックモアが好きなので(初カミングアウトかも。笑)、レインボーも好きなのだ。初めて『虹を翔ける覇者』の「タロット・ウーマン」を聴いた時の衝撃は今でも覚えているが、それ以外のレインボーもよろしい。ロニー時代の「バビロンの城門」とか名曲だなと思うし、「キル・ザ・キング」などでコージー・パウエルが確立したツーバス奏法も画期的だし、当時のファンからは総スカンだったと言われる「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」以降の産業ロック路線も悪くない。「キャント・ハプン・ヒア」とか「ストーン・コールド」とか、実に素晴らしいではないか。今回、改めて思いました。レインボーっていいな、と^^

こうして聴いてると、かつて、バンドで「オール・ナイト・ロング」やら「アイ・サレンダー」やらコピーしてた事を思い出す。もう20年以上前だな。時の経つのは早いものだ(笑) この調子で2025年も終わるのだろうな^^;

ところで、どうでもいい話であるが、さっき気づいたのだが^^;、当ブログは今年開設20周年なんである。自分でもびっくりした(笑) ここまで続けてこれたのは、ご贔屓にして下さる皆さまのおかげです。20周年だから特別に何かやる、という予定はないが、引き続き当ブログをよろしくお願い致します m(_ _)m

いつまで続けられるか分からないけど(笑)
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最近のあれこれ(令和6年12月前半)

2024年12月15日 22時43分41秒 | 与太話
毎年言ってるけど、早いもので、もう12月も半分過ぎた。2024年も残りあとわずか。異常気象と言われてたけど、ここ数日、ようやく冬らしくなりましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか(なんだいきなり)。という訳で、12月のグルメレポなぞ(訳分からんぞ)

12月になってからのとある休日、古いお札を返しに、箱根神社に行ったのである。もちろん、新しいお札も頂いてきたのだが、帰りがちょうど昼時で、我々も何か食べようという事になり、ならば良い機会なので、以前から気になっていた芦ノ湖畔の歴史ありそうなレストランに行ってみることにした。


ブライト。1971年創業だそうな。懐かしいような、けどモダンでオシャレな雰囲気の店構えがたまりません。入る前から期待大。

 

僕が頼んだのはポークソテー。神奈川県のやまゆりポークというブランド豚を使っている。美味い。とにかく美味い。柔らかく風味豊かなやまゆりポークが絶品。美味い豚肉というのは脂身が特に美味い、と僕は思っているのだが、こちらのやまゆりポークも正にそれ。いやいや、とにかく美味かった。また是非食べたい。

こちらブライトは、要するに洋食レストランであり、ハンバーグやポークソテー、ビーフシチューといった洋食定番メニューの他、数種類あるスパゲティも美味そうだった。次箱根に行くときには、必ず寄らせて頂きます。箱根駅伝グッズが一角に飾られた店内も良い雰囲気^^

それからしばらくして、たまたまテレビ見てたら、東京の大門、ま、要するにJR浜松町駅周辺というか、増上寺や芝大神宮の近所というか、あのエリアを紹介してて、実は、大門は何十軒もの中華料理店がひしめく、いわば激戦区なんだそうな。知らなかった。そんな話を聞いてしまうと、ちょっと行ってみたい、という気になり、とある休日、近くを通ったので、行ってみた。

で、我々が入ったのは、こちら。


東海飯店。ネットのグルメサイトの情報では、大門で1、2を争う人気店らしい。と聞くと、こっちも構えてしまうのだが、庶民的な店構えとお値段に安心して(笑)、入店。店内はお客さんで溢れ、とても賑やか。けど、我々はすぐテーブルに通された。

実に美味そうな中華の定番が並ぶメニューの中からも僕がチョイスしたのは、

 

麺セット(小チャーハン付)。五目ラーメンや葱ラーメン、チャーシューメンといった選択肢の中から担々麺にした。ちょっと寒かったもんで^^; で、出てきた担々麺は、担々麺というより台湾ラーメンに近い感じがしたが、自分としてはどちらも好きなので、あまり気にせず完食。実に美味かった。スープもさることながら、麺が美味い。細麺である。チャーハンも美味。

店内には、中華ならではの丸テーブルがいくつかあり、宴会をやってるグループで埋まっていた。時節柄忘年会だろうね。また来たいです。

と、今回は、中年オヤジのクルメブログ風にまとめてみました(笑)

それにしても、韓国の戒厳令とかシリアのアサド政権崩壊とか、話題が多い年末だが、このニュースにはひたすらびっくりした。


時間になっても来ないので、スタッフが自宅を訪ねてみたら、浴槽で亡くなってたとか。まだ54歳。実はまだ信じられない。まだまだ若いのに...謹んでご冥福をお祈り致します。
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特殊詐欺

2024年11月16日 21時58分06秒 | 与太話

最近特殊詐欺の電話がかかってきた。

ある日の午後、僕のスマホに着信があった。「050」で始まる全く知らない番号からである。海外からかけてきてるような感じもして、怪しさ300%なので、出来れば着信があっても出たくないのだが、たまにお客様からの電話だったりする事もあるので、一応出たのである。

出ると、いきなり相手の男(中年のオジサンと思う)が「MFCオーナー(もちろん、実際には本名^^;)さんの携帯ですか?」と尋ねてくる。個人情報は割れてるらしい。何の電話かも分からないし、仕方ないので「そうです」と認め、そのまま話を聞いてみると、電話をかけてきた男は福井県警の者ですと名乗り、訳分からん事を話し始めた。

オジサン曰く、「犯罪に関わる事なので、出来れば周囲に人がいない場所に移動して下さい」なんて言った後に続けて「いわゆる振り込め詐欺を働いていた男が福井県警に身柄を拘束された。その男の名はホリウチツヨシ(ご存知ですか?と聞かれた)、自宅捜査をしたところ何十枚というキャッシュカードが押収され、その中にMFCオーナー名義のPayPay銀行のキャッシュカードがあった。これは本人が身分を証明するものを提示しないと作れない物であり、他人が偽装するのは難しい。実際に、このキャッシュカードの口座に被害者が振込しており、犯罪に使われた事は間違いないので、口座名義人も共犯者という扱いとなる」なんて言う訳だ。いきなりきたか。

男は続けて、「貴方は犯罪に加担していない、という事を証明しなければならない。我々も疑っている訳ではない。なので、身分を証明出来る物を持参の上、すぐに福井県警に来れますか?」などと無理難題言うので、無理です、と返すと、「では、捜査担当者と電話でお話して捜査に協力して貰う事は出来ますか?」なんて言うので、「この話が本当なら、こちらに警察が来るべきでは?」と答えたら、「それは管轄が違うので出来ない」とかブツブツ言いつつ、「協力して頂けないと貴方を共犯として起訴しなくてはならなくなります。それでもいいのですか?」と、ついに最後のカードを切ってきたみたいな感じだったので(笑)、「好きにして下さい。法に従いますから」なんて事を言ったら、電話は切れた。

一応、僕にも特殊詐欺云々の知識はあるし、いかがわしい電話番号でもあったので、電話に出た時点で詐欺を疑ってはいた。ただ、話を聞いてしまったのは、相手が福井県警の名前を出したからだ。僕が福井県に縁もゆかりもなければスルーするところだが、福井県に縁もゆかりもあるもんで^^;、もしかして、自分の知ってる人に関わる事なのかも、とつい思ってしまったのである。結局関係なかったけど。

電話をかけてきた男は、僕の本名のみならず現住所も知っていたので、個人情報は掴んでいるらしい。恐ろしい世の中だ。話を聞く前から詐欺と疑っていた事もあり、相手の問いには、あまりまともに答えてないけど、福井県というのが気になって、詐欺と疑いつつ疑い切れないような、なんかもやもやした物を感じながら、男との会話を続けていた。会話の途中に何回か、本当に警察の人なんですか?と言ってしまったけど、相手は動じる事はなく「本当ですよ」と軽く言うだけだった。そりゃそうだよね(笑)

結局、相手が一方的に話して電話を切った感じになった訳だが、冷静に考えてみると、相手が僕に何をさせたかったのか、がよく分からない。仮に、相手の「福井県警に来れるか」という問いに対して「行きます。すぐ行きます」と答えていたらも相手はどう反応したのか。この手の特殊詐欺というのは、最終的にはターゲットから金を巻き上げるのが目的と思うが、今回の電話での会話を思い返してみても、どごで僕が金を振り込む展開になるのか、さっぱり見当がつかない(笑) 

詐欺の電話を切ったあと、たまたま妻から電話があったので、たった今の詐欺電話の事を話すと、福井県警に直接電話して確認してくれたみたいで、福井県警からは「詐欺です。近頃多いんです。福井県警の名前を使われています。その手の電話には絶対反応しないで下さい。050で始まる番号および番号非通知には、絶対に出てはいけません」と言われたらしい。正真正銘の詐欺電話だったというオチだった訳だ。

前述したけど、端から詐欺と思い込んでいたけど、反面、もしかして本当かも、なんて思ってたのは事実。僕の名前とか住所とか、本当の事も散りばめてきたからね。勝手にキャッシュカードを作られる、なんてのもありそうな話だし(笑) 詐欺師は100%嘘を述べるのではなく、10%くらいは本当の事を混ぜるらしい。その方が信憑性を打ち出せるんだそうな。ま、何とか踏み止まれて良かったかも。

という訳です。話には聞いていたけど、実際に体験するとは思わなんだ。ほんと、言われているように、まともに話をせず、すぐに裏を取った方がいい、というのはやはり正しい対応なんだな、というのを実感した。でも、実際に経験すると、パニックになってしまうかも。ほんと気をつけないと。明日は我が身と皆さん思ってた方がいいと思います。

治にいて乱を忘れず。大事です(しみじみ)

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最近のあれこれ(令和6年10月前半)

2024年10月14日 10時37分38秒 | 与太話
最近のあれこれ(笑)
 
プリメインアンプが壊れてしまった。電源が入らなくなったのだ。電源スイッチを押してもすぐ戻って来てしまう感じ(分かります?)。手を放さずスイッチを押し続けていれば使えるのだが、そんなことは無理(笑) 要するに、スイッチがダメになったので、修理に出そうと思ったが、古い機種なので金額もさることながら、治るかどうかが気になるし(ちなみに、今まで使ってたのはパイオニアのA-D1というタイプで、2000年に販売開始となったもの。僕が買ったのは2010年)、10年以上使ってるし新しいの買ったらどうか、と妻も言ってくれたので、新品を買う事にしたのである。
 
しかし、ここ10数年の間に、オーティオ機器を取り巻く状況は大きく変わっていた。まずプリメインアンプを作っているメーカーが少ない。しかも、かなり高級(高額)なものしか作ってない。新しいの買う、と決めてから、ヨドバシカメラのオーティオ・コーナーに行ってみたが、パイオニアA-D1クラスのものは見当たらなかった。ネットでも同様。けど、敬愛するONKYOがリーズナブルな価格のアンプを販売している事が分かったので、アマゾンで注文した。現物見ずに買うのは不安だったけどね。で、2日後に配達されたので、早速故障したのと交換。
 
 
おそらく初公開(笑) MFCオーナーのコンポである(笑) 一番下が今回買ったプリメインアンプ(ONKYO)、下から2番目がCDプレーヤー(ONKYO)、3番目がCDレコーダー(TEAC)、4番目がMDプレーヤー(ソニー。ほとんど使ってない)、で、一番上がレコード・フレーヤー(ONKYO)とスピーカー(ONKYO)。なんとONKYO製品ばかり(爆) ま、金額も仕様も非常につつましい(笑)システムだが、マンションの6畳間で、音量に気を遣いながら聴くには丁度いいかと。
 
今回買ったONKYOのアンプには特に不満はない。ただ、ひとつ挙げるとすれば、パイオニアのアンプにはコンセントが3つも付いていて、CDプレーヤーなどの電源はここから取っていたのだが、ONKYOのにはコンセントが付いていない。仕方ないので、別途タップを買った。ま、仕方ないか^^;
 
↑のコンポの中では、レコード・プレーヤーが一番古い。たぶん、昭和に買ったものだ(爆) 使えなくなった時の事を考えていた方がいいのだろうね。でも、ヨドバシとかで見てる限り、レコード・プレーヤーも高級化してる感じ。あと、TEACのCDレコーダーは、最近気づいたが、ピックアップが限界のようだ。再生すると針飛びみたいな現象が発生する。まだまだオーディオには金がかかりそうだ(笑)
 
最近のあれこれ、その2
 
久々に知り合いのライブを見に行った。盟友(勝手に言ってます。笑)KUMAさんが所属するSoundtrackersというバンドのライブである。バンド名から察せられるように、映画主題歌のカバー・バンドで、実は映画音楽好きという事でサントラ談義もした事あるKUMAさんならではだ。もちろん、めちゃ興味あったので、ワクワクしながら(笑)行ってきた。
 
場所は、飯田橋のSpacewithというバーで、記憶を辿れば昔行った事がある。今回は、15年振りに訪れた訳だが、失礼ながらもっと広いと思っていた。人の記憶なんて、あてにならんな^^; ただ、ここにも書いてあるけど、入口のドアが重いのと、ビールの値段が実に良心的というのは変わってなかった(笑)
 
さて、この日はKUMAさんのSoundtrackersともう1バンドが出演したのだが、そちらのバンドは、所用で遅れて行ったので残念ながら見れなかった。80年代の産業ロック系をレパートリーにしてるバンドだったらしい。惜しかった。けど、Soundtrackersは何とか間に合って、ちゃんと見れました。いやいや、良いですね、こういう感じ。この日、Soundtrackersが演奏したのは、アンコール含めて8曲(だったと思う)、全てが80年代の映画の主題歌または挿入曲、うち5曲が全米No.1と、実に凄いセットリストであったのだ。どれも有名な曲ばかりなので、80’sのコピバンと思わせて、実は映画音楽専門でした、なんてコンセプトも面白いと思った。
 
 
 
写真なんだけど、左はSoundtrackersというより、2バンドの演奏が終わった後、その2バンドのメンバーをシャッフルして、セッション的に2曲ほど演奏した時のもので、Soundtrackersの写真は上手く撮れなかったので、こちらにしました。すみません。KUMAさんはバッチリ映ってます(笑)
 
いやいや、素晴らしいものを見させて頂きました。次回も是非声かけて下さい。
 
最近と言えば最近だが、個人的に一番大きな関心事は、やはり自民党総裁選だった。前代未聞の9人立候補という話題性もさることながら、その立候補者の顔ぶれも実に興味深く、決選投票に残るのは誰?というメディアの勝手な予測も、それなりに興味深くて、自分でもああだこうだと勝手に分析したりしてたのだが、結果としては、ついにというか何というか、石破茂氏が当選した。個人的には、この人は絶対に総裁にはならない、と思ってたので、ある意味意外だったが、当選して自民党の総裁そして首相になった以上は、やはり日本の将来に向けて頑張って欲しいと思う。
 
石破総理は就任早々、解散総選挙を実行に移した。というか就任と前後して、あれこれ政策を打ち出しているが、解散も含め、総裁選の時に言ってたのとやる事がビミョーにプレているし、いわゆる裏金議員の処遇にしても、単なる私怨ではないか、なんて言われてたりして、やっぱり首相としては不安だ。もともと親中親韓だし、野党と発言内容があまり変わらんし、日本という国を守り抜くという信条はない気がするし、やっぱこの先心配だな。解散総選挙もいいけど、今総選挙やっても自民党に有利とは思えない。あちこちで言われてるけど、自民単独で過半数は無理なような気がする。分裂もあり得るし。今のままでは、移民難民問題やスパイ防止法の制定といった政策は実施どころか、議論すらされないだろう。
 
自分は先が見えてるので(笑)、日本の将来についてあれこれ言っても仕方ないけど、若い人たちにとっては、この先日本がどうなるのか、というのは重要な問題だ。平和で豊かな日本、そして世界でも例を見ない長い歴史・伝統を継承していく日本、といったビジョンを首相に示して貰いたい。石破総理では期待できないかもしれないが。
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