9月にはなったが、なかなか涼しくなる気配がない。一体、いつまでこの暑さは続くのか。
そんな9月のとある休日、みなとみらいの109シネマで『カラフル』という映画を見た。最後まで明らかにされないが、生前大きな罪を犯した魂が、もう一度やり直すチャンスを与えられ、自殺したばかりの少年の肉体を借りて甦り、この少年になりきって生活しながら、自分の犯した罪を思い出そうとする、というストーリーである。
知ってる人は知ってるけど、この映画、アニメである。それも、いわゆるCGとは違う、昔ながらの手書き(?)アニメだ。内容がややシリアスなだけに、温かみのある絵に救われる感じ。時折、実写と組み合わせたりするのには、違和感を感じたが^^;
宮崎あおい、南明奈などが声優として登場しているが、どちらもなかなか好演。特に宮崎あおいなんて、本人と全く違う(と思われる)キャラの声を務めたせいか、全然気づかなかった。
深いテーマを扱ってはいるものの、決して重くはならず、爽やかな後味が残る映画だ。全体を通して貫かれているテーマは、とにかく命を粗末にするな、自殺なんて絶対するな、というオーソドックスなものであるが、十分な説得力がある。もちろん、オトナが見ても面白いが、自殺防止を訴えるべく、多くの小中学生にも見て貰いたいと思う。登場人物それぞれに、ありそうなエピソードが描かれているので、結構リアルに感じられるのではないかと思うし。エンディングに流れた「青空」(ご存知ブルーハーツのカバー)も、ぴったりハマってた。
アニメ繋がりというのでもないが、その次の休日、秋葉原UDXの東京アニメセンターで、「osamu moet moso」というイベントを見てきた。当代きってのクリエイター達が、手塚治虫作品の中の、アキバ的要素を抽出した作品を展示する、といういわゆる“妄想型”イベントだそうな。
作品出展予定者の中に安野モヨコの名前があったので、ちょっと楽しみにしていたのだが、体調不良の為今回は出展出来なかったらしい。監督のビョーキが鬱ったのではないか、とうちの妻は想像たくましくしてます(笑)
“アキバ的要素”というのがよく分からんが、今回出展された作品を見てると、非常に“少女マンガ的なもの”と“ガンダム風モビルスーツ的なもの”、この二つの要素が強調されているように思われた。ということは、“萌え”と“戦闘”が秋葉原を代表するキーワードという事になる。ほんとか?(笑)
ま、妄想だからね(笑)
さて、妄想手塚展の後、木場のイフで行なわれたセッションに参加してきた。今回は、一応“クイーン・セッション”と銘打たれてはいたが、クイーン以外の曲が半数を占めるセッションでもあり、実は僕もクイーンの曲は一曲も叩かなかった(笑) 代わりに参加したのは、
I'll Supply The Love (TOTO)
Livin' On A Prayer (Bon Jovi)
Born To Be My Baby (Bon Jovi)
Stone In Love (Journey)
ま、たまには面白いかな(笑)
調子乗り過ぎ?(爆)