日々の覚書

MFCオーナーのブログ

7/29 WWRU@札幌・らぐたいむ

2006年07月31日 23時54分47秒 | あれこれレポート

なんだか、前の記事と時間軸がずれてしまっているが、改めて報告すると(誰にやねん)、7/29に札幌で行われたWWRUに参加してきた。出発日の記事にもあるけど、今回は一人旅である(笑)

今回のWWRUは、昨年9月に行われたイベントの第二弾であり、場所も去年と同じらぐたいむ、参加者も演奏する人しない人取り混ぜて50人はオーバーしていただろう。昨年に続き大盛況、しかも2回目という事で、主催のjazzさんもかなり慣れたようで、進行も実にスムーズだった。そんでもって、セッションの熱気、お客さんの盛り上がりは間違いなく去年より上。いやはや、実に楽しい一夜であった(いつも同じ事言ってるな)。

当然、セッションネタはクイーンであり、これは変わる事はない(至極当たり前)。セットリスト及びエントリー表はこちらをご覧頂くとして、今回僕は本編の参加を少なくして、美人揃いで有名な道Q生女子部の皆さんと楽しくお話をしよう、などと不埒な事を考えていたのである(爆) そりゃそうでしょ、せっかく札幌まで行くんだから、それくらいの楽しみは許して貰わないと(爆爆) けど、実際にはエントリー表が埋まるにつれて、徐々に参加曲が多くなっていき(ドラマー少ないぞ!)、結局は半分近くは僕が叩いたのではなかろうか。おかけで、女子部の皆さんとはあまり接触出来なかった(笑) ま、それでも楽しかったからいいか(爆) で、それともうひとつの楽しみが、クイーン以外の曲をセッションする、いわゆるアフターセッションであり、僕はQweetなるバンドに参加する事になっていた。

このQweetというのは、スイート好きというかグラム・ロック好きの二人、すなわちくりたんた。さんとドロたんが結成したバンドで、ここにギターのよし蔵さん、ベースのさもさん、ドラムの僕が加わって、今年2月のBBAでのセッションでお披露目をするはずだった。が、ご存知の通り、悪天候で飛行機が飛ばず、くり。さん、ドロたん、よし蔵さんの札幌組が京都へ来られず、お披露目は中止となってしまったのだ。その後、3月のらぐたいむでのセッションでようやくお披露目をしたらしいが、当初のメンバー(オリジナル・メンバーってことか?)で演奏するのは、今回が初めてという訳なのである。曲はスイートといえばこれっきゃない名曲「Fox On The Run」、それと「Hell Raiser」の2曲。何をやるってのは聞いてたけど、くり。さんからDVDが届いたのが7月の初め(余談だが、スイートの他T・レックスやゲイリー・グッターなどの全盛期の映像が収録されたこのDVD、結構面白い。これについては、後日改めて書かせて頂く)。これに収録されている「Hell Raiser」のライブ・バージョンをコピーせよ、という指令だったのだが、ちょっとぶっつけではキツそうなので、セッションに於いては掟破りかもしれないが(笑)、事前にスタジオ入って練習する事になった。

案の定、当日の朝入ったスタジオではメタメタだったけど、曲をきっちり把握する事は出来たせいか、本番はまぁまぁだったのではないか、と思われる(笑) あ、ちなみに、ベースのさもさんは直前にWWRU不参加となってしまったので、チープ・トリックのコピバンであるチェック・トリップのシゲさんがベースを弾いた。くり。さんもドロたんもご満悦の様子で、なんとなく人助けをしたような気になったのは何故?(嘘爆)

その他アフターでは、BBAでのリベンジ(?)となった久保田早紀の「異邦人」、スティービー・ワンダーで有名な「迷信」などに参加した。「異邦人」は悪ノリし過ぎだったかな。いや、僕じゃなくて皆が(爆) 「迷信」はなかなか白熱してたような気がする。BB&Aのバージョンで、という事だったけど、そういうの関係なくプレイヤーたちがまず盛り上がっていたような。

全然、本編に触れてないけど、そこいらは他の人が詳細且つ濃いレポートを書いてくれるはずだから、そちらを是非ご覧下さい。みんな、書いたらトラックバックしてね(笑) 

ま、そんな訳で、札幌の熱い夜は更けていったのであった(分かんねぇーよ)。

これだけでレポを終わらせるのも何なので(笑)、今回の記念グッズを紹介します。

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店に入ると同時に渡されたネームプレート。赤いのはプランA、すなわち開演の19時から22時まで飲み放題プランを選択した客という意味である。ドリンクをオーダーする時に、水戸黄門の印籠よろしく、この札をマスターに見せてビールを貰うのであった(笑)

200607310003000

WWRU記念Tシャツ。jazzさん渾身の逸品だ。生地と文字の組み合わせが何種類かあり、好きなのを選ぶ事が出来る。しかも一着1500円、とこの手のTシャツにしては安い。という訳で、2着も予約購入してしまった(笑) 一着目のこれは、黒地に白文字というシンプルなデザイン。

200607310005000

こちらが2着目。 紫地にピンク文字という組み合わせ。オーダーしたのは僕だけではなかったか(爆)

札幌でクイーン・イベントをやりたい、というjazzさんの熱意から生まれたイベントだけど、第一回に続き第二回も盛況で、新しい顔ぶれもあり、記念Tシャツも作ったりして、かなり定着してきたような気がする。毎年夏の風物詩として、これからも盛り上がって欲しいものだ。jazzさん、ほんと良かったっすね。お疲れさまでした。来年以降も盛り上げて下さい。

お馴染みJun Greenさんが、いみじくも締めの挨拶で言ってたけど、イベントをやりたいという熱意があって、集まってくれる人たちがいて、場所を提供してくれる店があって、初めてイベントは成り立つ。全くその通り。この日WWRUに参加してくれた皆さん、そして場所を提供して下さったらぐたいむのマスターに、厚くお礼申し上げます。

という訳で、簡単ですがWWRU参加レポートでした(爆) この為に、僕は有休を取って札幌に行ってきたのである。もちろん、観光はなし(笑) ま、オトナの遊びってことで(意味不明)

札幌はやはり涼しくて過ごしやすかった。それにひきかえ大阪の暑いこと...(爆) 7月と8月だけでも札幌に住みたいと思う今日この頃(爆爆)

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リベンジ?その2

2006年07月30日 23時50分06秒 | モバイル投稿

リベンジ?その2

今日、札幌を発つ前に空港内の某郷土料理店で食べた「石狩定食」(夕張メロン付)

最後になって、ようやく北海道らしいものを食べた気がする(笑)

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リベンジ?

2006年07月29日 02時17分19秒 | モバイル投稿

リベンジ?

余談だが、札幌行き飛行機に乗る前にバッタリJun Green氏に会い、一緒に空港内の鰻屋に入ったのである。

美味かった。

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暑中お見舞い申し上げます

2006年07月28日 09時57分51秒 | 与太話

♪瞼に口づけ(あははん)、受けてるみたいな(う~ふん)、夏の日の太陽は眩しくて

どうやら梅雨も明けたらしい。本格的に夏なのである。で、夏といえば、この曲。そう、キャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」なんである。いや、夏といえば山下達郎の「Sparkle」でしょう、という人もいるだろう。うむ、そっちもありだなぁ(笑)

知ってる人も多いと思うけど、キャンディーズにはその名もズハリ「夏が来た!」という夏の歌がある。確か、「春一番」の次に出た曲だ。でも、ちょっとインバクトが弱い。やはり、「暑中お見舞い申し上げます」だろう。キャンディーズの曲の中では、知名度低いかもしれないけど。

という訳で、恒例(?)の暑中見舞の季節なのである(笑) どうぞ、こちらでご覧下さい。

さて、何故か知ってる人が多いのだが、今日から札幌へ行ってWWRUに参加するのである。去年に続き2年連続だ^^; 夏とはいえ、朝晩は冷えるんだろな、札幌は。Tシャツじゃ寒いかな。しかも、去年は実は札幌に詳しい忍者さんと一緒だったから、道中何も心配してなかったけど、今回は一人でホテルまでたどり着かねばならない。色々と不安はあるが(笑)、ま、とにかく行ってきます。

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I see that Mary Ann walking away...

2006年07月25日 00時08分17秒 | 音楽ネタ

Boston

あの衝撃のデビューから、もう30年だそうだ...

ボストンのデビューアルバム『幻想飛行/Boston』と2ndの『Don't Look Back』の、その30周年を記念しての、トム・シュルツ自身によるリマスタリング盤が発売された。当初の発表では、本編のリマスターにボーナス・トラックとして70年代のライブ音源が収録されるという事だったが、これはレコード会社が勝手に決めた事で、トム・シュルツが猛抗議して、結局リマスターのみでの発売に落ち着いたそうな。残念だな、ライブ音源興味あったのに(笑)

僕は、ボストンのファンではない。(目下の所)最新作の『Corporate America』以外は全て聴いてるけど。でも、1stの『幻想飛行』は名盤として崇め奉っている。このアルバムは素晴らしい。最後の2曲が今いちな所を除けば(笑)文句のつけようがない。このアルバムが出た頃、僕はまだロックを聴き始めて日の浅い中学生だったが、最初に「宇宙の彼方へ」を聴いた時の衝撃は、今でも覚えている。ギターの音も斬新に感じられたし、ハイトーンのボーカルに爽やかなコーラス、歯切れの良いアコギのリズム、プログレッシブなオルガン、ハードだけどクリアなサウンド、そしてどの曲にも漂う浮揚感...今思うと、特別新しい事はやっていなかったような気もするが、ハードロック、プログレ、ウェストコースト等色々な音楽の要素をひとまとめにして、独特のオリジナリティのある世界をボストンは作り出していた。僕のようなガキでも、「並みの新人ではない」と思わせるものがあったのだ。これからのアメリカン・ロックを背負って立つのはこのボストンだ、と誰もが期待したに違いない。ところが、その後のボストンはというと...

いきなり何だが、ここでボストンのディスコグラフィーなぞ(笑)

1. Boston(1976)
2. Don'T Look Back(1978)
3. Third Stage(1986)
4. Walk On(1994)
5. Greatest Hits(1997)
6. Corporate America(2002)

なんと、デビュー以来30年でこれだけ(笑) あまりに寂しいんでベスト盤も入れてしまった(笑) 1stと2ndの間が2年空いている以外は、きっちり8年毎にアルバムを発表している。何か意味があるのか(笑) ま、寡作といえは聞こえはいいけどね。前述の通り、僕は『Corporate America』は聴いてないので何とも言えないが、それ以外は正直言うと、8年もかけて同じ事やってる、としか思えない内容である。ま、ファンからすれば、それがまた嬉しいものなのだろうから、それを批判するつもりはない。でも、8年待たせたのだから、それなりの内容であって欲しい、と思う。何か新機軸を打ち出すとか、選りすぐられた名曲のオンパレードとか。だが、残念ながら、そういうのは感じられない。売れるのだから、それはそれでいいんだけど。

何故、ボストンというかトム・シュルツは、こうなってしまったのか。ま、僕の言う事なんかどうでもいいのだけれど(笑)、その鍵は2ndの『Don't Look Back』にあるように思うのだ。

1stと2ndには、2年のインターバルしかないけど、この2作は明らかに違う。何が違うのか?すばり“作風”が違うのだ。“芸風”と言ってもいい。この2枚の、共にA面一曲目の「宇宙の彼方へ」と「ドント・ルック・バック」を聞き比べてみると、その違いははっきりする。どう違うか? 前者は歌モノであるのに対し、後者はギターのための曲なのである。試しに歌詞カード片手に歌ってみて下さい。「宇宙の彼方へ」の方が、メロディラインがはっきりしてて歌いやすいでしょ? 「ドント・ルック・バック」だってカッコいいけど、この曲を聴いてて印象に残るのは、繰り返し出てくるリフやサビのギターーのフレーズだったりする。歌メロは、そのギターのフレーズに絡んではいるが、メインはあくまでギターなのだ。「宇宙の彼方へ」を鼻歌で歌うと♪もぁざなふぃ~り~ん、となるけど、「ドント・ルック・バック」だとギターのメロディしか出てこないだろう。

そう、この「宇宙の彼方へ」だけでなく、1st収録曲は“歌曲”として優れている曲が多いのだ。「ピース・オブ・マインド」しかり「ロング・タイム」しかり「ヒッチ・ア・ライド」しかり。まず歌があり、それを引き立てる、又は拮抗すべくギターが存在する。そして、それらを盛り立てるバンド・サウンドがある。パッと見は物珍しかったけど、実は非常に古典的なロックバンドのフォーマットに則って、ホストンのサウンドは作られていた。そんな古典的なフォーマットの中で、色々な要素を試しているからこそ、この『幻想飛行』は素晴らしく、また30年経っても色褪せないのだ。

しかし、ボストンつーかトム・シュルツは、2ndで路線変更した。タイトル曲をはじめ、クリアなギターの音とフレーズは素晴らしいけど、“歌モノ”としての面白みは減った。しかし、この路線変更でボストンのイメージは確立され、以来このパターンでアルバムを作り続けるようになるのだ(少ないけど^^;)。象徴的なのが、「ドント・ルック・バック」と「ア・マン・アイル・ネバー・ビー」である。ノリのいい曲とバラード系という違いはあるが、構造的には同じだ。サビになると歌でなく、ギターがもっとも印象的なフレーズを奏でる。ギターのためにある曲。この後のボストンは、全てこのパターンを踏襲して曲を作っている。ギターさえあれば、他はどうでもいい。そんな風に僕には聴こえた。確かに、その後それがボストンのトレードマークとなるのだが、僕のボストンに対する興味は2ndの時点で薄れてしまい、『幻想飛行』ばかりを絶賛するようになってしまったという訳だ(笑)

その『幻想飛行』が、トム・シュルツのデモテープを基に制作された、というのは有名な話で、ボーカル以外のほとんどの楽器を、シュルツが担当しているという。対して、2ndはバンドでレコーディングされたらしい。とてもバンドらしい1stがシュルツのワンマンショーで、バンドらしさが希薄な2ndがバンド演奏によるもの、とはなんとも皮肉な話だ。

以前、喫茶店で「宇宙の彼方へ」のカバーを耳にしたことがある。誰かは分からない。そのカバーは、なんとアカペラだった。ショッキングであった。あのアルペジオやサビ前のギターのフレーズがなくても、歌だけでこの曲は立派に成り立つのだ。「ドント・ルック・バック」だと、そうはいくまい。改めて「宇宙の彼方へ」の素晴らしさに気づいたような気がした。

ここまで書いた事は、あくまで僕の主観である(分かってるって)。だから、初めてボストンを聴いてみよう、という人がいたら、1stと2ndの両方を購入する事をお薦めする。両方聴いてみて、どっちがいいか判断して貰いたい。両方いいと思うなら問題はない。だけど、1stの方がいい、と感じたら、あなたはボストンにハマる事はないだろう。何故なら、ある意味本当にボストンらしいのは2nd以降である、と思うからだ。くどいようだが、僕は好きではないけどね(笑)

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