日々の覚書

MFCオーナーのブログ

“あおり運転”の被害者のはずが、いつの間にか加害者になってる件

2019年10月14日 21時30分47秒 | 与太話
まずは、ラグビー日本代表、ワールドカップ日本大会でのスコットランド戦勝利そしてベスト8、おめでとうございます。

そして、先の台風19号で被害に遭われた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

ところで、唐突ですが、僕のパソコンが原因不明のトラブルにより、ログオン出来なくなり、別のアカウントを作成してログオンは可能になりましたが、いくつかのデータが消えてしまいました。その中には、アドレス帳も含まれておりまして、恥ずかしながらバックアップも不十分だった為、現在、大半の友人・知人の皆様のメールアドレスが分からない状態です。そこで、お手数おかけして大変申し訳ないのですが、これをご覧頂いている方で、僕のPCメールアドレスをご存知の方がいらしたら、メールを送って頂けないでしょうか? 空メールで構いませんが、件名の欄にハンドルでも何でも名前を入れて頂けると、大変有り難いです。再登録(バックアップ含め)させて頂きます。申し訳ありませんが、よろしくお願い致しますm(_ _)m

という訳で、話は全然違うが、先日、運転免許の更新の為に件の免許センターに行ったのだが、以前に比べ、手続きがスピーディ且つ分かりやすくなっていて驚いた。実に素晴らしい。前回の更新は3年前(ちなみに、僕は違反ドライバーです。笑)で、その時の事は今イチ覚えてないが(50歳も半ばを過ぎ、確実に記憶力は衰えている。笑)、ここまで簡素化されてはいなかったような...今は、とにかく、必要書類(といっても、免許証くらい)を持って、1番の窓口から順に並んで指示通りにしていれば、更新が完了する仕組みである。時間にして20分程度。素晴らしい。かつては、地元の警察署で更新手続きをしてたせいもあるけど、写真やら書類やら用意するのが面倒で、更新そのものに半日くらいかかっていた記憶があるが(しかも、警察署だと即日交付じゃないし)、今はなんと20分。もちろん講習は受けなきゃならないけど、僕のように2時間も受講する人は少ないだろうし(違反ドライバーだからね。笑)、ほとんどの人にとっては有り難い話な訳だ。

と、そんな訳で、免許の更新をした訳だが、講習の中で、ビデオを観たり、性格診断テストをやってみたりして改めて、自分は気が短くイライラしやすい性格である、というのを再認識した。気をつけなければならない。毎回言ってるけど(苦笑)

イライラと言えば、近頃、高速道路等での“あおり運転”が問題になっていて、事の発端は2年程前に、マナーを注意されて腹を立てた男が、相手の車をあおったり進路を妨害したりして、強制的に路上に停車させ、運転者に恫喝行為をしてたら、後ろからトラックが突っ込んできて、運転者が死亡した、という理不尽な事件だったかと思う。この事件の犯人(と、あえて言い切る)は何故か無事で、事件の数ヶ月後にやっと逮捕され、確かまだ裁判やってるはずで、無期懲役でも決して重い判決とは思わないが、今年の夏には、同様に、気に入らない車を高速道路上で停車させ、恫喝のみならず暴力まで振るった男が逮捕される、という事件が発生した。この事件がここまで注目され、短期間での犯人逮捕にまでこぎ着けたのは、ドライブレコーダーに一部始終が記録されていたのが大きいと思う。それがなければ、おそらく警察は動かなかっただろう。あおり運転の恐ろしさと同時に、ドライブレコーダーの重要性を世間に広く知らしめる事となった。我が家でも、現在検討中です(笑)

前述した2件以外でも、あおり運転の被害を記録した動画をテレビでいくつか見た。事情はあるのかもしれないが、いくら頭にきたからと言って、他人の車を追跡してあおったり進路妨害したり無理矢理停車させたり恫喝したり、といった行為は、明らかに異常である。本当に相手が悪い、或いは違法行為をしてるのなら、ナンバーを控えて警察に届け出ればいい。あおり運転など許すべきではない。道交法改正も検討されてるらしいが、ここで注意しなければならないのは、あおり運転の被害者と思ってたら、いつの間にか加害者になってた、という可能性もあるという事だ。

あおり運転というのは、文字通り、前を走る車を後ろから“あおる”ことで、車間を詰め、後ろギリギリの位置につけて、前の車に対して、もっと早く走れとか車線を換えろとか強要する行為だ。或いは、そういうメッセージを発する行為と言ってもいい。ほとんどの場合、“あおられた”車が、車線変更などして、あおってきた車に道を譲ってやったりすれば治まる事が多く、ずっと追跡してきたりあおり続けてきたりするのは少ない。けど、あおられた方はやはり怖いし、高級外車や黒塗りのスポーツタイプ等、いかにも怖い人たちが運転していると予想される車にあおられたら、その恐怖は倍増する。なので、当然警察に通報するし、動画や写真等あおり運転の証拠も提出する。そして、あおり運転をしたドライバーは逮捕される。これはこれで良い。

“あおり運転”が発生する場合、“あおる”側だけでなく、“あおられる”側にも原因があるのではないか、という意見もある。それは確かに言える。“あおり運転”をされた側(つまり被害者)によるドライブレコーダーの映像を見ると、ほとんどの場合、一番右側の車線を走行中に“あおられて”いる。高速道路に於いては、一番右側の車線は、いわゆる“追い越し車線”であり、本来は、前の車を追い越す時以外は、一番右の車線は走行しないものなのである。でも、個人的経験から言わせて貰うと、ずっと一番右を走り続けている車もよく見かける。どういう意図かは分からないけど、ずっと一番右を走っていられると、しかもスピード遅かったりなんかすると、はっきり言って迷惑でしかない。そういう時、あおる意志はないにしても、車間を詰めて、ちょっと左車線に行ってくれないかな、なんて運転をする事はある。その時点で“あおり運転”だ。通報されてしまう。

また、高速道路ではなく、一般道でも“あおり運転”は発生する。町中を走っていると、自分の前を走る車にイライラする事多くないですか? 右左折でモタモタしている、信号が青になってもなかなか走り出さない、右に行くのか左に行くのかはっきりしない、やたらとスピードが遅い(法定速度より遅い)或いはやたらとブレーキばかり踏む、等々。そういう車がいると、気づくとピッタリ後ろについて走ってたりする。“あおる”気はないが、イライラのあまり、早くしろと後ろから催促してるような感じ。しかし、これも“あおり運転”、通報されてしまうのだ。

そんな訳で、“あおり運転”を許すな、なんて言ってる自分が、“あおり運転”の加害者になってる訳だ。なんと理不尽なことか。“あおった”側を捕まえるだけでなく、“あおられた”方の責任も追及すべきではないのか、と思ったりもする。個人的には、渋滞発生の要因は、道路構造や交通量の問題だけではなく、前述したようなドライバーによるものも多いと考えている。渋滞を発生させるような運転をしている奴がいる、ということだね。ところが、そういう運転をしてる奴らの大半は、自分が迷惑をかけている、なんて事は露ほども思ってないから、あおられた、通報するぞ、逮捕されてしまえ、という思考回路な訳だ。

これまた前述したように、僕は気が短くイライラしやすいので、こういう車がいると、しょっちゅうイライラしてる訳だ(笑) しかし、今気づいたが、他人をイライラさせる運転をする連中は、自分が他の車にイライラしたりしないのか。自分で“あおり運転”の原因を作って、ひたすら“あおられる”だけで、“あおる”事はないのだろうか。

とにかく、僕のように、イライラしやすい人は、気をつけなければならない。でないと加害者になってしまう。けど、“あおる”側ばかり取り締まるのも理不尽だ。前述したように“あおり運転”に関する規定や罰則を設けて、道交法を改正する、という動きもあるようだが、“あおり運転”を誘発する要因とかも考えると、“あおり運転”をしただけで逮捕、というのは止めた方がいいと思う。状況にもよるけど、“あおる”だけなら不問、やたらしつこくあおってきたり、わざとぶつけたり、進路妨害等して嫌がらせしたり、強制的に停車させて恫喝や暴力行為に及んだりした場合にのみ、犯罪行為として逮捕・起訴すればいいのではないか。でないと、“あおり運転”での逮捕ばかり増えてしまうよ。わざと急ブレーキをかけたりして、“あおらせる”ように仕向けて、動画を撮って通報する、という輩も大量に出てくると思うし。

という訳で、もっと冷静になって考えるべき、と思うのであります。僕が言うのも何ですが(笑)
コメント
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