日々の覚書

MFCオーナーのブログ

プログレッシブ・メタルとか

2024年12月02日 23時15分19秒 | 本と雑誌


レコード・コレクターズ(以下レココレ)最新号の特集は「プログレッシブ・メタル」である。よく分からんけど、確かに90年代あたりから、プログレ的なメタル系バンドというのが色々と登場していたような気はしてた。僕自身の感覚では、この動きはドリーム・シアターあたりが元祖かな、と思ってたけど、レココレに依ると、キング・クリムゾンの『ブルーム』に端を発するという説も有力らしい。どちらにしても、よく分からんが(笑)

メタルという音楽は、意外と細かくジャンル分けされていてスタイルも様々、他ジャンルとの融和性も高いようだ。今回のテーマのように、プログレと接近してみたり、パンクの要素を取り込んだりもしてる。未確認だけど、カントリー・メタルとかファンク・メタルなんてのも、きっと存在するのだろう。何故、メタルは他ジャンルと融合しても違和感ないのか? 最近、妻が買ったメタル・クリスマス的なオムニバスCDを聴いたが、結構面白かった(笑) メタルって結構深いかも(笑)

今回のレココレのプログレッシブ・メタル特集は、いつものパターンで、ライター諸氏が選んだリストを編集部でまとめたもので、プログレ・メタルのアルバムが121枚(!)セレクトされている。70年代から2010年代まで幅広いが、70年代は知ってる(聴いてる)の多いけど、80年代は名前は知ってるけど未聴というのが大半、90年代以降は名前を知ってれば上出来、って感じ。まぁ、予想通りかな(爆)

前述したが、僕の感覚ではプログレ・メタルと言えばドリーム・シアターである。と言っても、聴いた事あるのは『イメージス・アンド・ワーズ』とライブ音源くらいなのだが、その『イメージス・アンド・ワーズ』はレココレでは6番目に紹介されている。やはり、プログレ・メタルの括りでは重要作なのだろう。70年代の作品で見ると、クリムゾンの『レッド』、ラッシュの『西暦2112』、が上位にきていて、ユーライア・ヒープの『対自核』、イエスの『こわれもの』、クイーンの『クイーンⅡ』なんてとこもセレクトされてたりする。その他、クリムゾン『宮殿』ブラック・サバス『血まみれの安息日』ELP『恐怖の頭脳改革』カンサス『永遠の序曲』レインボー『虹を翔ける覇者』といったところもリストアップされており、ここまで見てると、プログレ・メタルの何たるか、が少し理解できた気がする(笑)

80年代になると、アイアン・メイデン、クイーズライチ、フェイツ・ウォーニング、クリムゾン・グローリー、といったバンドがセレクトされているが、ほとんど名前しか分からない(苦笑) 90年代以降は、ドリーム・シアターはともかく、トゥール、マゼランはかろうじて名前だけは知ってた程度で、他はちんぷんかんぷん(爆)

そんなプログレ・メタルなんであるが、レココレのレビューを見てると、多少の差こそあれ、ドラマティックな展開や組曲的で複雑な構成が特徴の、変拍子等も多用したテクニカルでシアトリカルな音楽なのであろう、というのは想像がつく。プログレで言うなら構築系であり、メタルでもデスとかスラッシュとかではない、もっとシンフォニックなタイプなんだろうね。知らんけど(笑) 当然、歌詞の内容にしたって、「僕には君しかいないんだ」とか「信じるんだ、夢は必ず叶うのだと」とか「あー金が欲しいなー、金さえあれば女だって」なんてものであるはずがなく、ファンタジーや文学や歴史を素材にしたアカデミックなものであるのに違いない。プログレッシブ・メタル恐るべし。

そんな訳で、勉強にはなったけど、ほとんどちんぷんかんぷんだった(笑)レココレのプログレッシブ・メタル特集なのだが、他の特集はというと、ソロキャリアを総括した編集盤が出るブライアン・フェリーのインタビュー、U2の過去作のアニバーサリー・エディション、再結成したオアシスのアナログ・シングル・ボックス、クイーンの1stのリミックス・エディション、桃井かおりのアルバム再発等々で、そっちの方はなかなか読み応えがあった。特に、ファンとして気になるのはクイーンである。

一部では話題だが(たぶん)、クイーンの1st『戦慄の王女』のリミックス盤に、デモ音源、ライブ音源などをプラスした『クイーンⅠ』のコレクターズ・エディションが出た。CD6枚+LPの豪華版である。これのレビューがレココレに載っている訳で、ま、内容はユニバーサルのサイトとかで知ってたけど、じっくり読んでみるとやっぱり凄い中味ではある。ファンを自認するのであれば、つい手が出そうになるのは仕方ないところで、もちろん僕も興味は持っていたのだが、さすがにコレクターズ・エディションは手が出ないので、リミックス盤とレコーディング時のデモ音源をセットにしたCD2枚組のデラックス・エディションを買おうかと思っていた。どうせ2枚組にするのなら、リミックスはともかく、デモ音源より初期ライブ音源とセットにしてくれればいいのに、なんて思ったけど(笑)

このリミックス盤、1stが出た際、レコーディングされていながら外された「マッド・ザ・スワイン」をラインナップに戻し、本来クイーン自身が構想していた通りの内容にした、というのが目玉で、それはそれで面白いけど、よくよく考えてみると、増えるのは一曲だけだし、当時1stに収録されなかった未発表音源がアルバム1枚分あって、本当は『戦慄の王女』は2枚組で世に出るはずだったのだ、という事であるのなら、一も二もなく飛びついてしまうだろうけど、一曲だけだし、しかも知ってる曲だし、なんて思い始めたら、なんとなく興味が失せてしまった(笑) 元々、過去のアルバムのリミックスというのには、あまり興味ないタイプだし(笑)

そんな訳で、『戦慄の王女』ならぬ『クイーンⅠ』、たぶん買わない....かも。悩んでます(笑)

クイーンと言えば、ここ数年、例のアライブ・ザ・ライブのシリーズをはじめ、有象無象のライブ音源が、聞いた事もないレーベルから発売されていて、中には1976年の武道館とか1985年の武道館とか、興味深いライブ音源もあって、1985年の武道館なんて、自分もその場にいたので是非欲しい手元に置いておきたい、という気持ちを抑えきれないのだが、でも本当に買っていいのか、要するにブートではないのか、という不安もある。やけに高いし(爆) アマゾンでは扱ってないのもあるし(爆) 他にも、1976年のハイドパークのライブなんてのが、知らんレーベルから発売されてるのを見かけた。本物なら絶対に欲しい。ユニバーサルからじゃなくても、せめてライノとかからのリリースであれば、安心して買うんだけど(笑)

ほんと、情報の取捨選択というのは難しい。疑ってばかりだと、本当に良い物を逃してしまう事もあり得るし。困ったもんだ(意味不明)
コメント (3)
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Reminiscing

2024年09月22日 08時59分51秒 | 本と雑誌
なんというか、スマホでは近ごろ何でもアプリである。アプリをダウンロードしないと見れない(使えない)サイトも増えてきた。何故そんなにアプリを推し進めるのか。セキュリティの問題とかあるのか。PCではフツーに見れるのにスマホはダメ。Facebookもメルカリも今やスマホでは使えなくなった(あくまでも僕の場合だが^^;)。そのうちアマゾンも見れなくなるだろう。当ブログも、スマホで見るとアブリを推奨していて、PCなら問題ないけどスマホだと使えない機能が出てきた。どうしてこんな状況になっているのか。ITには疎い昭和30年代生まれには理解出来ない。誰か教えてくれ(笑)

閑話休題



今月のレコード・コレクターズ(以下レココレ)の特集は、「AORの名曲ベスト100」である。数年前にもレココレはAORの特集を組んでいて、当ブログでもネタにしたが、その時はAORの解説と代表的アーティストやアルバムの紹介がメインだった。が、今回は名曲ベスト100である。いきなり曲単位だ(は?) 前回も書いたけど、AORほど定義の難しいジャンルはなく、これをAORと呼んでいいのかそうでないのか、が常に論争となる音楽なのであり、その面倒さといったらメタルどころではない(笑) そんなめんどくさい、AORの名曲を選ぶという面倒且つ無謀な企画をレココレもよくやったもんだ、と感心してしまうのは置いといて(笑)、まずは誰も素直に納得しないと思われる、AOR名曲ランキングの上位10曲を紹介させて頂く。あ、もちろん、断るまでもなく、ランキング選定はレココレのライターと編集部です(笑)

1位・・・ホワット・ア・フール・ビリーブス/ドゥービー・ブラザース
2位・・・風のシルエット/ボビー・コールドウェル
3位・・・ロウダウン/ボズ・スキャッグス
4位・・・恋は幻/ネッド・トヒニー
5位・・・IGY/ドナルド・フェイゲン
6位・・・麗しのペグ/スティーリー・ダン
7位・・・ジャマイカの月の下で/ニック・デカロ
8位・・・ベイビー・カム・バック/プレイヤー
9位・・・ふたりだけの夜/ロビー・デュプリー
10位・・・オルトゥゲザー・アローン/ハース・マルティネス

ある意味ではめちゃ納得(笑) 実は、11位以下にも、特定の世代にとっては胸キュンの名曲がずらりと並ぶのだが、きりがないので(笑)10位までの紹介にしておく。

ま、曲もアーティストも有名どころばかりで、いかにもAORです、てな感じ。個人的には聴いた事ないのもあって、ネッド・ドヒニーやニック・デカロもAOR聴くならマストらしいが未聴だし、ハース・マルティネスも名前しか知らない。ただネッド・ドヒニーの4位にランクインしてる「恋は幻(Get It Up For Love)」は、もしかしてデビッド・キャシディも歌っているあの曲かな。デビッドの方は「恋の誘惑」という邦題だったと記憶してるけど。

1位のドゥービーと2位のボビー・コールドウェルは、共に1979年のヒット曲で、当時ラジオ関東の『全米TOP40』でリアルタイムで聴いてたので、非常に印象深い。先にチャートインしたのはドゥービーだったような気がするが(何しろ、45年も前なので記憶が曖昧なのだ。爆)、今にして思うと、どちらもそれまでのピルボードのヒット曲とは少し違う、クールな佇まいが感じられた。特にボビー・コールドウェルの「風のシルエット」、それまで全く知らない人だったせいもあったのか、とても新鮮で刺激的な印象。ほんと、当時から名曲と思ってたけど、後が続かなかったのは残念。

「ロウダウン」「麗しのペグ」「ベイビー・カム・バック」あたりは、僕にとっては正に心の名曲である(笑) AORとか関係ない(笑) 当時僕は10代半ばだったけど、それまで好んで聴いてたロックとは、明らかに違うジャンルの曲たちだった。以前に書いた事があるけど、ハードロック離れを起こし始めていた僕の感性に、いわゆるAOR的な音楽がうまくマッチしたのだろう。ま、誰でも一度は通る道だよね(意味不明)

レココレの解説でも触れられてるけど、ロビー・デュプリーの「ふたりだけの夜(Steal Away)」のキーボードのバッキングが「ホワット・ア・フール・ビリーブス」にそっくり、というのは当時から言われていて、あの曲が与えた影響の大きさを物語っていた、という事になるのだが、実は僕はずっと「ふたりだけの夜」はマイケル・マクドナルドが絡んでいる(作曲かプロデュースか客演か)と思い込んでいた。だから、あんなにそっくりなのだ、と。でも、実際は違うらしい。という事はロビー・デュプリーはパクっただけじゃん(爆)

ところで余談だが、レココレのランキングには各曲の邦題も記載されていて、「ホワット・ア・フール・ビリーブス」は「ある愚か者の場合」となっているが、スティーリー・ダンの「ペグ」は「麗しのペグ」とはなっていない。シングルのタイトルではなく、アルバムの方のタイトルに統一したのかね。けど、レココレのことだ。「麗しのペグ」なんて悪しき邦題だから載せないでおこう、なんて感じで決まったに違いない。なので、僕は敢えて「麗しのペグ」とさせて頂きました(笑)

何度も言うけど、レココレのAOR名曲ランキング、AORという言葉にさえこだわらなければ、マジ名曲のオンパレードである。懐かしさもあって、特定の世代はランキング見ながら悶絶していることだろう(笑) あーだこーだと色々言いたい事もある(笑) 100位まで選出されてるので(ちなみに僕が知ってた曲は62曲)あれこれ語り出すと長くなるので(爆)今回はやめておく。ただ、どうしてもこの曲に触れない訳にはいかない。



リトル・リバー・バンドをAORと呼ぶのには、昔からかなり抵抗ある。が、今回のレココレのランキングで「追憶の甘い日々」が18位にランクインしてるのは、素直に喜んだ方がいいのだろう(笑) なんたってレココレである。リトル・リバー・バンドなんて知ってる人が編集部にいるとは思えない(爆) でも、確かにこの曲は数あるリトル・リバー・バンドの名曲の中でも最高の名曲、いわばキング・オブ・名曲なのだ(なんのこっちゃ) レココレのライターにも、道理の分かる人はいるとみえて(爆)、この「追憶の甘い日々」堂々の18位になった訳だ。他にも名曲は多数あるし、知名度も考慮すると、正に大健闘。ただ、100位中にリトル・リバー・バンドの曲でランクインしたのはこの1曲のみ。残念。

ご存知の通り、「追憶の甘い日々」は1978年のヒット曲で、ビルボードの3位まで上がった、リトル・リバー・バンド最大のヒット曲である。僕は一度聴いただけでこの曲にすっかり心奪われてしまい、この曲だけが楽しみで『全米TOP40』を聴いていた時期もあった。最高位3位になった翌週に15位に落ち、さらにその翌週には圏外に消えていた、というパラシュートのような下降ぶりも、今となっては良い思い出だ(なんのこっちゃふたたび)。この次にリトル・リバー・バンドは「レイディ」をヒットさせTOP10に送り込むのだが、この曲がまた名曲で、その頃には僕は立派なリトル・リバー・バンドのファンだったと言っていい(笑) で、ついにシングルを買ったのだ。それが上↑の写真なのだが、ご覧頂いてお分かりの通り、「レイディ」と「追憶の甘い日々」の黄金のカップリングである。おそらく日本独自企画だろうね。昔は、日本のレコード会社にも、話の分かる人がいたのである(爆) いやほんと、何度聴いたことか。MFCオーナー16歳の頃のことであった(爆)

リトル・リバー・バンドについて語るのは別の機会に譲るとして(笑)、前述したように、僕はリトル・リバー・バンドをAORとは思っていない。ま、100人いれば105通り(は?)の定義があるAORなので、解釈が違うのは仕方ない事なのだが、僕の定義からすると、リトル・リバー・バンドはAORに必要な洗練が足りない気がするのだ。ロックと呼ぶには軟弱だけどAORと呼ぶにはいなたい、というのがリトル・リバー・バンドの立ち位置であり最大の魅力なのである。似たようなそうでないような理由で、レココレのランキング100位内に複数ランクインしてるアーティストの中でも、クリストファー・クロス、ホール&オーツ、ジェームス・テイラーあたりはAORではない、と思っている。曲単位とはいえ、イーグルス(言い出せなくて)や10cc(アイム・ノット・イン・ラブ)がランクインしてるのもどうかな。スティリー・ダンは曲によってはAORではない、というか、彼らがAORぽかったのは『彩(Aja)』だけだろう。

という訳で、僕なりのAORの定義を踏まえて、AORの名曲ベスト10を選出してみた。例によって、思いついたまま書き出したので、順位はありません。( )内の数字は、レココレでの順位です。

ミスター・ブリーフケース/リー・リトナー(-)
恋の水平線/パブロ・クルーズ(-)
アイ・キープ・フォーゲッティン/マイケル・マクドナルド(86)
ビゲスト・パート・オブ・ミー/アンブロージア(63)
ジョージー・ポージー/TOTO(15)
ホワッチャ・ゴナ・テル・ユア・マン/ボズ・スキャッグス(-)
麗しのペグ/スティーリー・ダン(6)
風のシルエット/ボビー・コールドウェル(2)
ベイビー・カム・バック/プレイヤー(8)
マジック/ディック・セント・ニクラウス(79)

なんと言いますか、AORとは関係なく名曲揃いだ。リトル・リバー・バンドは入れてないけど(頑なだな。笑) アンブロージアやパブロ・クルーズはレコード買ってよく聴いてた。リー・リトナーの「ミスター・ブリーフケース(アルバム『RIT』収録)」は、レココレではかすりもしていないのが不思議で仕方ない名曲・名演である。同じアルバムの「イズ・イット・ユー」については言及されてるけど、この曲についてはノーコメント。シンセのイントロに象徴されるスタイリッシュなアレンジと雰囲気が、実にAORだ。

近年では、AORはアメリカあたりで”ヨット・ロック”なんて呼ばれてるらしい。なんというか、ダサいネーミングだ(笑) AORという言葉について回る”オシャレ”とか”都会的”とかいった要素が感じられない。聞くところによると、”ヨット・ロック”という呼称は、音楽そのもののイメージではなく、西海岸あたりでヨット遊びをしている連中が好みそうな音楽、というイメージから来ているらしい。多少の揶揄も入ってる訳だね(笑) 太陽の光をいっぱいに浴びながら、穏やかな海の上で過ごす時のBGMってことだ。なるほど、なんとなく分かる(笑) こっちなら葉山や逗子で遊んでる連中が好みそうだ(爆) ヨット・ロックなら、リトル・リバー・バンドが含まれていても納得。AORよりヨット・ロックの方が、いなたいイメージがあるしね。

やっぱり今も昔もAORの定義は難しい。誰しも、その人なりのAORがあるだろうし。僕からすると、好みはともかく、”ミスターAOR”と言ったら、デビッド・フォスターかボビー・コールドウェルかな。ま、AORって、そーゆー音楽なんです(最後まで意味不明)
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1984

2024年07月28日 10時21分14秒 | 本と雑誌


なんだかんだでパリ・オリンピックが開幕した。競技によっては、数日前から予選がスタートしている。選手の皆さん、頑張って下さい。

で、関係あるようなないような^^;、レコード・コレクターズ最新号の特集は1984年ということで、この年に発表されたアルバムの中から、例によってライター諸氏がベスト・アルバムをセレクトしている。1984年...もう40年前なんだね(爆)

1984年と言えば、僕はまだ学生で、なんの気苦労もなく脳天気に日々を過ごしていた。この年も2024年と同じ閏年で、同じようにオリンピックが開催された(当たり前だ) ご存知、ロサンゼルス・オリンピックである。ただ、40年前の方が、代表選考も含め、早くからオリンピックは盛り上がっていたように思う。2024年と1984年を比べてみると、オリンピックが開催された、というのと、新札が発行された、という共通点があるのに今気づいた(笑) 僕としては、1984年といったらロス・オリンピックであり、中日ドラゴンズが開幕からジャイアンツに14連勝した年である(笑) 僕個人は、前述の通り学生で、大学の軽音楽サークルでのバンド活動に精を出し、夏休みには、地元の仲間と組んだバンドでチャリティ・コンサートに参加したりしてた。あ、もちろん、それなりに勉強もしてましたよ(笑)ゼミ合宿も行ったしレポートも出したし。キング・クリムゾンの来日公演を見に行ったりもしたな。学園祭で南佳孝も見た。ま、そんな年なんです(爆)

で、最新号のレココレによると、1984年は「シンセサイザーや新たな機材の普及で独特の音響が生み出され、新進アーティストからベテランまでが、80年代の空気を反映したサウンドを刻んだ」作品が数多く発表された年らしい。ふ~む、そうだったのか(笑) でも確かに、1983~85年というのは、今思えば実に80’sらしい作品が発表された時期であったとは思う。

レココレ最新号では、1984年のアルバムから138枚(!)がセレクトされている。その138枚は順位は付いてないが、1位から順番に並んでいるのだろう、という解釈で、1番目から10番目に紹介されているアルバムはというと、

1984/バン・ヘイレン
背徳の掟/ジューダス・プリースト
カフェ・ブリュ/スタイル・カウンシル
ボーン・イン・ザ・USA/ブルース・スプリングスティーン
パープル・レイン/プリンス
ダイアモンド・ライフ/シャーデー
焔/U2
誰がアート・オブ・ノイズを・・・/アート・オブ・ノイズ
メイク・イット・ビッグ/ワム!
ライク・ア・バージン/マドンナ

いやいや、いかにも80’sって感じ。スプリングスティーンやプリンス、マドンナあたり、80’sの象徴と言ってもいい。もしここに『スリラー』があったら、もう80’s以外の何物でもない(やや意味不明)
と、ここで、ビルボード誌の1984年間アルバム・チャートのTOP10を見てみると、

1位・・・スリラー/マイケル・ジャクソン
2位・・・スポーツ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
3位・・・オールナイト・ロング/ライオネル・リッチー
4位・・・イノセント・マン/ビリー・ジョエル
5位・・・カラー・バイ・ナンバーズ/カルチャー・クラブ
6位・・・1984/バン・ヘイレン
7位・・・イリミネイター/ZZトップ
8位・・・シンクロニシティ/ポリス
9位・・・フットルース(オリジナル・サウンドトラック)
10位・・・セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー/デュラン・デュラン

集計期間の関係もあり、前年の1983年発表のアルバムが多くランクインしてるのは仕方ないかも。こちらも、いかにも80’sな顔ぶれなんだけどね^^; 『ボーン・イン・ザ・USA』『パープル・レイン』『メイク・イット・ビッグ』『ライク・ア・バージン』あたりは翌1985年度の年間チャートのTOP10にランクインしている。
で、続いて、MFCオーナーが以前MFCの企画で発表した「80年代ベスト・アルバム」から1984年のを紹介させて頂くと、

オールナイター/グレン・フライ
アリーナ/デュラン・デュラン
フットルース(オリジナル・サウンドトラック)
アイランズ/カジャグーグー
アイソレーション/TOTO
ライク・ア・バージン/マドンナ
メイク・イット・ビッグ/ワム!
ロンリー・ハート/イエス
天使か悪魔か/ジョン・クーガー・メレンキャンプ
ボリューム・ワン/ハニー・ドリッパーズ

発表時期が混乱してるのもある^^; 『ロンリー・ハート』と『天使か悪魔か』は共に1983年発表。ヒットしたのとよく聴いてたのが1984年だったもんで、勘違いしたのだろう(笑)

レココレとビルボードとMFCオーナーの「1984」、意外と共通した雰囲気を感じるけど、どうでしょう?(笑) マドンナとかプリンスとかデュラン・デュランとか、80’sぽい音作りではあるが、今聴いてもさほど時代を感じる事はないけど、『ボーン・イン・ザ・USA』は、わぁ80’sって感じ(笑) あと『フットルース』とか。

1984年のアルバムたち、なつかしさを感じる反面、レココレのランキングだと、下位の方になると知らない名前も結構あったりして、やはり奥は深い(苦笑) 上位のような、ある種きらびやかな音像のアルバムばかりではなく、コクトー・ツインズとかキュアーとか、ちょっと暗いイメージのバンドも選出されていたりして、なんだかんだで一筋縄ではいかないのだ。いつの時代も同じなんだけどね。

という訳で、オリンピックも開幕した今、40年前に思いを馳せてみるのもいいかもしれない(なんのこっちゃ) 僕自身は、若かったせいもあり、1984年はキラキラしてたような気がする(爆) まだ夢も希望もあったしね。うむ、良い時代だった(爆爆)

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記念

2022年10月30日 17時43分42秒 | 本と雑誌

前にもネタにしたが、レコード・コレクターズが創刊40周年という事で、4号に渡り、60~90年代までの各ディケイドごとのベスト・アルバム200を選出していたのは皆さんご存知の通りで^^;、その後、なんと、その各ディケイドごとに選出された200枚×4=800枚をノミネート作として、その中から60~90年代の40年間のロック・アルバム200を改めて選出する、という企画を、レココレは臨時増刊号でやってしまったのである。ま、なんというか、意味のある企画なのかどうか、さっぱり分からないが(笑)、なんだかんだでこういうの好きなので、つい臨時増刊号も買ってしまった(爆) ま、とにかく、40周年おめでとうございます(遅)

これも言ったかな、この臨時増刊号では、レココレのライター諸氏が選出したベスト・アルバム200を紹介するのみならず、読者投票によるロック・アルバム200も掲載されている。↑と同じように、既に発表された各ディケイドごとの200枚×4=800枚を候補として、その中から20枚を選んで投票する、というものだ。一応、各々1位から20位まで順位を付けて投票し、編集部で、1位=20点・2位=19点....20位・1点と集計して、合計得点で順位を決める、というシステム。

という訳で、毎度の事ながら(笑)、その結果を紹介させて頂く。いつもは10位までだけど、今回は記念なので(笑)、20位までご覧頂きます。まずは、レココレのライター選出のロック・アルバム上位20枚。

1位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
2位・・・ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ
3位・・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
4位・・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
5位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
6位・・・リメイン・イン・ライト/トーキング・ヘッズ
7位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
8位・・・勝手にしやがれ/セックス・ピストルズ
9位・・・狂気/ピンク・フロイド
10位・・アー・ユー・エクスペリエンスド/ジミ・ヘンドリックス
11位・・彩/スティーリー・ダン
12位・・レッド・ツェッペリンⅣ
13位・・ネバーマインド/ニルバーナ
14位・・オデッセイ・アンド・オラクル/ゾンビーズ
15位・・リボルバー/ビートルズ
16位・・マーキー・ムーン/テレビジョン
17位・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ
18位・・ブロンド・オン・ブロンド/ボブ・ディラン
19位・・ジョンの魂/ジョン・レノン
20位・・オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン

各ディケイドで1位になったアルバムは4枚共ランクインしてる。つーか、この20枚うち17枚までが、各ディケイドのランキングで上位10枚に入ってて、例外は、15位のビートルズ、17位のボウイ、18位のディラン、の3枚。順当と言えば順当。60年代~70年代のアルバムが20枚中18枚を占める、というのはライター諸氏の年齢等を考えると当然。けど、以前とは違う評価のアルバムというのもあって、14位のソンビーズなんてかなり意外。多分、前回レココレ25周年のランキングでは、こんな上位にいなかったはずだ。これはライターも認めていて、出た頃は評判にならなかったけど、時間が経つにつれて評価や人気が上がる作品やアーティストというのは、やっぱりある。それにしてもゾンビーズとは...昔、ネット仲間のイアラさんが、この『オデッセイ・アンド・オラクル』を大絶賛してて、あの頃は入手困難だったのか、知り合いに音源を配りまくっていた。実は僕も貰って聴いた。確かに良かった。イアラさん、元気かな?^^ 

レココレのライターは、このゾンビーズと共に、『ペット・サウンズ』も80年代以降評価が高まったアルバムと言っているが、それはどうなんだろう。僕が20才頃に買った北中正和とかまち潤共著の『ロック名盤ガイド100』という本で既に『ペット・サウンズ』は紹介されていた。CD時代になってから、レコード会社が再発するようにプッシュし始めたのでは、という気がするが。

で、思い出したが、それに絡んで少々マニアックな話があって、たぶん90年代初頭の事と思うが、東芝EMIが60~70年代のアルバムを廉価で再発した時、『ペット・サウンズ』にボーナス・トラック1曲を追加した。それは日本盤のみの仕様で、本国の許可を取っていなかったらしく、後で回収命令が出て、ボートラ付きは廃盤となったが、何枚か市場に出たので、回収前に買った人はレア盤ゲット出来てラッキー、という話^^実際、高値がついたらしい。

続いては、読者投票による上位20枚。

1位・・・アビー・ロード/ビートルズ
2位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
3位・・・狂気/ピンク・フロイド
4位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
5位・・・レッド・ツェッペリンⅣ
6位・・・ザ・ビートルズ/ザ・ビートルズ
7位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
8位・・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ
9位・・・ホテル・カリフォルニア/イーグルス
10位・・レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ
11位・・いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
12位・・リボルバー/ビートルズ
13位・・つづれおり/キャロル・キング
14位・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
15位・・彩/スティーリー・ダン
16位・・フィルモア・イースト・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド
17位・・ヨシュア・トゥリー/U2
18位・・ジョンの魂/ジョン・レノン
19位・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
20位・・明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン

ライター選出と被ってるのが11枚、なんというか、似てるようでそうでもない内容だけど、順当には違いない(笑) 80年代以降の作品がU2の1枚のみ、というのを見ても、レココレのライターと読者は、年齢・嗜好が近いのは間違いないと思われる。もっとも、同じデータを元に選定してるんで、結果が似るのは当たり前と言えば当たり前(笑)

ところで、実は僕もこの読者投票に参加してるのである。初めての経験だが、レココレのノミネート作800枚の中から、自分が選定した『MFCオーナーの歴代最高のアルバム500選(未公開・笑)』にランクインされているアルバムを順に20枚ピックアップした。その結果がこれ。

1位・・・オペラ座の夜/クイーン(65位42位
2位・・・狂気/ピンク・フロイド(9位3位
3位・・・ギター殺人者の凱旋/ジェフ・ベック(92位63位
4位・・・チューズテイ・ナイト・ミュージック・クラブ/シェリル・クロウ(圏外圏外
5位・・・アビー・ロード/ビートルズ(61位1位
6位・・・ライブ・イン・ジャパン/ディープ・パープル(188位51位)
7位・・・リオ/デュラン・デュラン(圏外圏外
8位・・・ロンリー・ハート/イエス(圏外圏外
9位・・・ドント・ドリーム・イッツ・オーバー/クラウデッド・ハウス(圏外圏外
10位・・ボリューム・ワン/トラベリング・ウィルベリーズ(圏外198位
11位・・スティール・ホイールズ/ローリング・ストーンズ(圏外184位
12位・・スターズ/シンプリー・レッド(圏外圏外
13位・・幻想飛行/ボストン(圏外59位
14位・・時の流れに/ポール・サイモン(圏外170位
15位・・虹を翔ける覇者/ブラッモアズ・レインボー(圏外150位
16位・・ヒステリア/デフ・レパード(圏外101位
17位・・VS/パール・ジャム(圏外圏外
18位・・明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル(162位80位
19位・・屈折する星屑の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ/デビッド・ボウイ(17位8位
20位・・バンド・オン・ザ・ラン/ホール・マッカートニー&ウィングス(圏外36位

まぁ、見事に違うわな(笑) (  )内の数字は、臨時増刊号に於ける順位で、赤がレココレライター、青が読者投票。お気づきになったかと思うが、レココレ・読者・MFCオーナーいずれのランキングでもトップ10に入ったアルバムが1枚ある。そう、ピンク・フロイドの『狂気』だ(レココレ9位・読者3位・MFCオーナー2位)。これこそが、誰もが認める真の名盤と言っていいのではなかろうか(爆) それ以外はてんでバラバラ(笑) ま、それが面白いのであって、前から言ってるけど、誰にもその人なりの名盤があるもので、それを皆で見せっこすると楽しいだろうな(笑) そういう、どーでもいい事をあーだこーだ議論すると、酒も進むかと(爆)

『MFCオーナーの歴代最高のアルバム500選』近日公開予定です。乞うご期待(いねーよ)

ところで、僕もレココレの読者が選ぶロック・アルバム200に投票したのだが、その際、投票者は1位に選んだアルバムについてコメント(1位に選んだ理由)を書けるようになっている。で、もちろん僕も『オペラ座の夜』に関するコメント付きで投票した訳で、場合によっては掲載されるかもしれません、という事だったのだが、なんと、臨時増刊を買って見てみたら、僕のコメントが掲載されているではないか。予想してなかったので、なんだか嬉しい^^

わざわざ塗りつぶす必要はなかったのかもしれないが、ここに僕の本名が印刷されています(笑) ご存知の方はご存知ですね(笑)

還暦のいい記念になりました(笑) ありがとうございます。

しかし、何故僕のが採用されたのだろう? 内容が良いから、と言いたいが、そんな事はあるまい(爆) もしかすると、『オペラ座の夜』を1位にした人はいなかった、つまりコメント書いた人は僕以外にはいなかった、とか。ま、そんなとこかも(笑)

記念と言えば、ユーミンこと松任谷由実も今年デビュー50周年らしい。凄いな。それを記念して、『ユーミン万歳!』というベスト盤が出ている。3枚組50曲。早速買って聴いてみたが、改めてユーミンの凄さに恐れ入ってしまった。本当にこの人は凄い。近いうちに、当プログでもユーミンについて書かせて頂こうと思ってますので、お楽しみに(いねーよ)

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アニバーサリー

2022年07月31日 10時55分49秒 | 本と雑誌

暑中お見舞い申し上げます。

いきなりだが、あのレコード・コレクターズ(以下レココレ)が創刊40周年だそうな。それを記念して、このところ4号連続でベスト・アルバム企画をやっている。

年代ごとにロックのベスト・アルバムを、恒例のライター諸氏による投票で選出しているのだが、今回の特色は、60年代・70年代・80年に加え、90年代のベスト・アルバムも選出していること、それぞれの年代で200枚づつ選出していること、という事になろうか。忘れていたけど^^;、レココレは創刊25周年の2007年にも、同様のベスト・アルバム企画をやっていて、そういえば当ブログでもネタにしたっけか(笑)

90年代のベスト・アルバム企画をレココレがやるようになるとは思わなかったれど(笑)、ま、発行を続けていれば、いつかは直面する課題であり(笑)、さすがのレココレも避けては通れなかった訳だ(爆) 90年代のロックについて執筆出来る人が、果たしてレココレ編集部にいるのかどうか心配だが(笑)、見てみると若いライターも増えているようで、結果としては、なかなか読み応えのある企画となった(90年代に限らず)。ま、とにかく、こういう企画、好きです(爆)

それぞれのランキング紹介に続き、ベスト・アルバム200枚の論評を行う座談会が載っているが、それによると、25周年の時とは内容がかなり変わっており、それは、選者の若返り等により、リアルタイムで聴いていた人たちの感覚ばかりではなく、後追いの人たちの感覚も反映された結果で、いわば当時の評価と現代での評価(後からの評価)がプレンドされたもの、と言っていいらしい。なるほど。逆に、比較的歴史の浅い90年代は、当時の評価・人気が色濃く反映されているようだ。

で、これも恒例だが(笑)、各年代のレココレのベスト・アルバムの上位10枚を紹介させて頂く。

60年代
1位・・・ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ/ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ
2位・・・ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
3位・・・ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
4位・・・クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
5位・・・サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
6位・・・追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
7位・・・アー・ユー・エクスペリエンスド/ジミ・ヘンドリックス
8位・・・レッド・ツェッペリン/レッド・ツェッペリン
9位・・・オデッセイ・アンド・オラクル/ソンビーズ
10位・・ハートに火をつけて/ドアーズ

70年代
1位・・・彩(Aja)/スティーリー・ダン
2位・・・狂気/ピンク・フロイド
3位・・・レッド・ツェッペリンⅣ
4位・・・勝手にしやがれ/セックス・ピストルズ
5位・・・血の轍/ボブ・ディラン
6位・・・マーキー・ムーン/テレビジョン
7位・・・つづれおり/キャロル・キング
8位・・・ブルー/ジョニ・ミッチェル
9位・・・オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン
10位・・ジョンの魂/ジョン・レノン

80年代
1位・・・リメイン・イン・ライト/トーキング・ヘッズ
2位・・・ヨシュア・ツリー/U2
3位・・・シンクロニシティ/ポリス
4位・・・ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン
5位・・・スカイラーキング/XTC
6位・・・デイドリーム・ネイション/ソニック・ユース
7位・・・コロッサル・ユース/ヤング・マーブル・ジャイアンツ
8位・・・アバロン/ロキシー・ミュージック
9位・・・サイン・オブ・ザ・タイムス/プリンス
10位・・スティーブ・マックイーン/プリファブ・スプラウト

90年代
1位・・・ネバーマインド/ニルバーナ
2位・・・OKコンピューター/レイディオヘッド
3位・・・愛なき世界/マイ・ブラッディ・バレンタイン
4位・・・オディレイ/ベック
5位・・・タイム・アウト・オブ・マインド/ボブ・ディラン
6位・・・モーニング・グローリー/オアシス
7位・・・ビーイング・ゼア/ウィルコ
8位・・・コロッサル・ヘッド/ロス・ロボス
9位・・・メタリカ/メタリカ
10位・・リバイバル/ギリアン・ウェルチ

なんというか、個人的には、90年代はともかくとして、80年代にも知らないアルバム(アーティスト)がランクインしてるのが驚き。また、80年代以外の各年代に、ボブ・ディランが10位内にランクインしてるのは、単純に凄いと思う。レココレ的と言えなくもないが、今回の特徴としては、ビートルズやストーンズが意外と上位に来ておらず、おそらく若い世代にはそれほど思い入れはないのだろうから、そういう点では、ディランの健闘振りは凄いと思う。

で、これも恒例(爆)この中で自分が持ってるのランキングだが、レココレ選出の200枚で見ると、こうなります。

60年代・・32枚
70年代・・60枚
80年代・・30枚
90年代・・19枚

60年代と80年代がほぼ同数というのが意外(笑) 80年代で持ってるの意外と少ないけど、産業ロック系とかディラン、ストーンズ以外のベテラン勢とかが全くランクインしてないので、仕方ない結果ではある。90年代もこんなもんかな。知らない・聴いた事ない、というのは多いが、コメント読んでたら興味を覚えたのもあるので(ベル・アンド・セバスチャンとかDJシャドウとか)、そのうち買ってしまうかも^^;

ま、こんな風にして過去を振り返るのも、また楽しいものであり、新しい発見もあると思うので、決して後ろ向きに捉えないように(誰に言ってんだ?笑) 昔の事を思い出すのは、高齢者には脳を活性化させる効能もあるっていうし(知らんぞ)

ところで、ベスト・アルバム・ランキングといえば、以前ローリング・ストーンが選出した『500 Greatest Albums of All Time』というのをネタにした事があるが、これにちょっと影響されてしまって(笑)、MFCオーナーの『500 Greatesu Albums of All Time』をやってみようかな、と書いているのだが(笑)、なんと出来上がりました。自分の好きな・よく聴いた・影響された・思い入れの強い・アルバムを1位~500位選出したのであります。凄いというかなんというか...そういう好きなアルバムをリストアップして、評価やら何やらを数値化して、ランキングなので得点順に並べてみた訳だ。我ながらヒマ人だなぁ、と思う(爆)

と、まぁ、そんなランキングなのだか、是非皆さまにご覧頂きたく、1位~10位を掲載させて頂く。だいたい予想はつくでしょうけど、こんな感じ。

1位・・・オペラ座の夜/クイーン
2位・・・世界に捧ぐ/クイーン
3位・・・ダブル・ビジョン/フォリナー
4位・・・ディソレーション・エンジェル/バッド・カンパニー
5位・・・ヘッド・ゲームス/フォリナー
6位・・・ワイルド・ハート/スティービー・ニックス
7位・・・ザ・ミラクル/クイーン
8位・・・狂気/ピンク・フロイド
9位・・・シアー・ハート・アタック/クイーン
10位・・カム・テイスト・ザ・バンド/ディープ・パープル

いかにもMFCオーナー、って感じ(爆) 実は、このランキングを作成するにあたり、順位を付ける為、数式を設定したのだが、この数式は正直言うと『オペラ座の夜』を1位にする為に作られたもので(笑)、それを他にも適用すると、↑の結果となった。自分でも驚きだが、別に的外れではない。確かに、バドカンやスティービーがここに来るとは予想しなかったし、パープルも違うアルバムが来ると思ってたので、意外な結果ではあるものの、この10枚は若い頃、歌詞も全てそらで歌えるのでは、というくらい聴き倒したアルバムばかりなので、納得の結果でもある。

以前から、自分のサイトで『私選名盤100選』というのを公開しているが、今回はそれのグレードアップ版てとこかな。『私選名盤100選』の時は、順位は付けず、また1アーティスト1枚、と規定していたが、今回はアーティスト別の制限はなく、結果、複数のアルバムがランクインしているアーティストが相当いる。なので、500位までのランキングを見ると、同じ人ばっかし、という印象を持つ人が多いだろうな(笑) なので、クイーンの各アルバムのランクイン状況はどうなっているのか、公表させて頂きます。4作は↑上位10枚に入っているので、それ以外はこういう感じ。

44位・・・クイーン・ライブ・キラーズ
62位・・・オデオン座の夜~ハマースミス1975
64位・・・クイーンⅡ
98位・・・ホット・スペース
146位・・華麗なるレース
276位・・戦慄の王女
330位・・ジャズ
349位・・イニュエンドウ

これ以外は500位内にはランクイン出来なかった。500枚の壁は想像以上に高いと言わざるを得ない(なんのこっちゃ)

という訳で、MFCオーナーの還暦記念企画と言っていい(爆)ベスト・アルバム500枚企画であるが、せっかくなので、何らかの形で公開したいと思っている。やはりMFCかな。是非皆さん、お楽しみに(いねーよ)

 

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