日々の覚書

MFCオーナーのブログ

Fire In The Sky

2018年10月08日 00時34分46秒 | 音楽ネタ
ご存知の方も多いだろうが、今年ディープ・パープルが来日公演を行う。東京・名古屋・大阪・広島・福岡の5箇所で計5公演。イアン・ギランやロジャー・グローバーは70歳過ぎての来日公演となる。凄いなぁ。思えば、10代の頃、ドラマーに憧れてバンドマンを志したのも、ディープ・パープルに影響されたからであり、少々大げさな表現をすれば、ディープ・パープルは僕にとって人生の道標みたいなものだ。そんな、人生の師と言っても過言ではないバンドのコンサートであるので、やはり見に行かなければという気持ちはあるものの、現段階では、今年の来日公演に行く予定はない。毎度のことながら、チケット高いな、というのもあるし、見に行って失望したらどうしよう、みたいなのもある。色々複雑なのだ(笑)

そんな中、来日に合わせたのかどうかは不明だが、新編集のベスト盤が発売された。

A Fire I n The Sky - A Career Spanning Collection

文字通り、オールタイムベストだ。パープルってベスト盤の類は多いけど、ここまで全キャリア(ちなみに、現在は第9期らしい)を網羅したベスト盤は、初めてではなかろうか。もっとも、3枚組のうち、2枚は1期~4期の曲で占められているので、やっぱりパープルって、1期~4期なんだな(笑)

以前、他にも書いた事があるが、実は僕は再結成以降(つまり5期以降)のパープルは、ほとんど聴いていない。それでも5期は、ラジオやPVで聴けたから、シングル曲とかは知ってたし、後に5期の編集盤も聴いたので、まだ馴染みがあるが、6期以降は全く知らない。ボーカルがジョー・リン・ターナーになったり、ギターがスティーブ・モーズになったりしながら、アルバムは出し続けていたのは知ってるけど、全然聴いてない。前述したけど、1~4期と比べてつまらなかったらどうしよう、みたいなのもあったと思う(笑) だが、今回のオールタイムベスト発売を受けて、ネットで最近すなわち5期いや6期以降の曲を試聴してみたところ、意外とカッコ良いので驚いた(えらそーに)。やはり、腐ってもパープルなのである(褒めてるのか?)。となると、聴いてみたくなる。↑のベスト盤、Disc1だけ欲しいな(爆)

と、それを踏まえて(は?)、最近買ったCDから。



The Very Best Of Bob Dylan

ディランがノーベル文学賞を授賞してから2年が経った。早いものだ。その2年前、ノーベル賞効果でディランのCDが品薄なんて話を聞いた頃に出たのが、↑のベスト盤だ。当時、僕もブログネタにして、ディラン素人の僕でも、タイトルは知ってる曲が多数収録されているし、ほぼ全てのアルバムから選曲されているみたいだし、ってんで、このベスト盤は買いだ、なんて書いてた記憶があるのだが、結局手を出すまでに2年かかってしまった(笑)

改めて聴いてみると、ディランっていいですね(笑) もちろん、有名曲ばかりなのだから悪いはずがないのは分かってるけど、でも良い(笑) すっかりディランのとりこになってしまった、という程ではないが(笑) たったの2枚に凝縮されたベスト盤で、ディランの何が分かる、というのはごもっともなご意見かと思う。でも、こういうベスト盤からディランにのめり込んでいく若い人も多いと思うし、それはそれで良いのではなかろうか。熱心なディラン・ファンよるお薦めアルバムリストも載ってるし、今後ディランを知るため大いに参考になると思う。

ところで、ノーベル賞といえば、ディランとは関係ないけど(笑)、先日、韓国の研究者がノーベル賞の生理学賞を受賞、と聞いて、えっと驚いたのだが、よくよく聞けば、韓国独自で制定されたノーベル賞なんだそうな(韓国ノーベル財団、という団体の主催らしい) ああ、びっくりした。そんなに、韓国人にとってはノーベル賞はコンプレックスなのだろうか。ま、いいけど(笑)



Disco Nights/GQ

今年は『サタデー・ナイト・フィーバー』公開から40年ということで、あちこちでディスコが盛り上がってる訳だが(笑)、僕個人もここしばらくディスコ・ブームである(笑) 以前にも書いたが、70年代ディスコの巨匠バン・マッコイの旧作が、今年になってようやくCD化されたので、喜んで買って聴いてる訳だが(笑)、それ以外にも、ユニバーサルとソニーから廉価で再発されたのを中心に、何枚か目をつけていたのだが、その中の1枚がこれ。その筋では、当時から名盤と評価の高かったアルバムである。

GQが「ディスコ・ナイツ」でヒット・チャートに登場したのは1979年のことだったが、この曲ミリオン・セラーになったと聞いてたものの、シングル・チャートでは最高位12位くらいだったので、個人的には印象は地味で、後に、GQの「ディスコ・ナイツ」はディスコの名曲として人気が高い、なんて話を聞いて、不思議に思った記憶がある。が、今こうして聴いてみると、確かに「ディスコ・ナイツ」は名曲だ。オシャレで軽くファンキーで、B級を持って良しとするディスコとは、全く違うイメージの曲である。他のアルバム収録曲も、ファンクやジャズの要素も取り入れ、単なるオシャレなディスコってだけで終わらせてない。有名ではないけど、才能ある人たちが集まっていたのだろう。ほんと、現代にも通用する、素晴らしい曲でありアルバムである。テイスト・オブ・ハニーの「今夜はブギ・ウギ・ウギ」のカバーもやってるが、これは今イチなのがちょっと残念(笑)



A Taste Of Honey

ご存知、「今夜はブギ・ウギ・ウギ」で知られるグループの1stアルバム。こちらは、↑のGQと違い、1978年に全米No.1になった文句なしの大ヒット曲であり、あの角松敏生もお気に入りだというディスコ・スタンダードである。当時、日本でも流行ってて、TVの歌番組にイテイスト・オブ・ハニーが出演してるのを見た事がある。あれは口パクではなかったと思うのだが、ベースのジャニスが、小さな身体に大きなベースを担いで、足を踏ん張って歌う姿が勇ましくて、なんだかカッコ良かったな。

このテイスト・オブ・ハニーというバンドについては、当時も今もほとんど何も知らないのだが、このCDのライナーによると、実は苦労人らしい。「今夜はブギ・ウギ・ウギ」がヒットする何年も前に結成されていて、どさ回りに明け暮れる日々だったらしく、そんな時代に日本にも来た事があるそうな。ポッと出のようでも、実は色々と背負ってるのだ。さすがアメリカ、底辺が広い(意味不明)

このアルバム、何ヶ月か前のレココレのディスコ特集でも取り上げられていて、ディスコのみならず、ジャズやR&Bも融合されたクロスオーバー感覚の名盤、とかなりの高評価なのだが、それに釣られて聴いてみたところ、ま、そこまで凄くはない(笑) けど、決して悪くはなく、良くも悪くもB級の香り溢れるディスコ・サウンドである。愛すべきアルバムだ。僕は好きです(笑)

まだしばらく、個人的なディスコ・ブームは続きそうだ(笑)
コメント (6)
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