日々の覚書

MFCオーナーのブログ

2024年を振り返ってみる

2024年12月31日 19時16分49秒 | 時事・社会ネタ
いよいよ2024年も終わりである。

今年も色々なことがあった。世間も色々あって騒がしかった一年であった気もする。という訳で、某業界紙に掲載された2024年の10大ニュースを見てみる。在京メディアの社会部長たちが協議して選定したものらしい。

①能登半島震度7、関連死含め500人近く犠牲、豪雨被害も
②被団協にノーベル平和賞、高まる核リスクに警鐘
③袴田巌さん、再審公判で無罪判決、検察控訴せず確定
④自民派閥裏金問題で首相交代、衆院選で与党過半数割れ
⑤羽田空港で日航機と海保機衝突、乗客脱出、海保5人死亡
⑥最高裁、旧優生保護法は違憲、国に強制不妊の賠償命令、除斥期間は認めず
⑦「闇バイト」強盗、首都圏で続発、SNSで若者勧誘
⑧米大統領選、トランプ氏返り咲き、民主ハリス氏大差で破る
⑨東京、兵庫の知事選でSNSが影響力。公選法想定しない事態も
⑩大リーグ史上初の50-50、3度目のMVP、ワールドシリーズ制覇

社会部長でなく、一般人が選んだ10大ニュースなら、大谷翔平はもっと上位だろうね。

能登半島の震災は、ほぼ一年前の事ではあるが、昨日の事のように思い出す。まさか、元日に地震だなんてね...悲惨としか言いようがない。なかなか復興が進まず、政府や自衛隊が批判されてたりしたけど、地形の問題等もあって、色々難しいのもあったと思う。一所懸命やっても思うようにいかないのもあるだろうし。皆さん大変な思いをしてるのだ。で、地震の後、能登を含む石川県や近隣で、宿泊等の予約キャンセルが相次いだそうで、それはそれで仕方ない事と思うのだが、これを受けて金沢の繁華街の店主がテレビで「地震があったのは能登半島なのに、金沢もキャンセルが多い。世間の人は能登と金沢は別だ、というのが分かってない。困っている」みたいな発言をしてて、同じ県民としてこの発言はどうなんだ、と思ってしまった。

袴田さんの再審→無罪判決は、大ニュースだ。今、無罪と認定されたという事は、要するに冤罪だった訳で、一体どう責任取るのか? また、こういう話を聞くとつい思ってしまうのだが、袴田さんが無罪という事は、他に真犯人がいる、という事だ。そいつはどこで何をしてるのか? 警察の手の届かない所で高笑いしてるのか? 堂々と大手を振って歩いてるのか? 当時、本当に袴田さんが犯人という事で、他には誰もマークしてなかったのか? 色々不思議に思う事がある。この事件は終わってない。まだ捜査は続けるべきと思うけど、どうなんだろう。

選挙にネットというかSNSの影響は見逃せない、というのも今年大きくクローズアップされた。個人的には、今年4月の衆議院東京15区補欠選挙、7月の東京都知事選、10月の衆議院解散総選挙等々、関心があった選挙が多く、もちろん投票したのは10月の総選挙だけだが、補欠選挙にせよ都知事選にせよ、メディアが泡沫扱いして、ろくに名前すら報道して貰えなかった候補が善戦したりなんかして、これは確かにネットの力だろうね。兵庫県知事選もそう。新聞テレビよりネットの情報を重視する人たちが増え、しかもそれが確実に結果を左右するようになっている、という訳だ。それを踏まえて、テレビの人の中には、メディアの敗北だ、みたいな事を言った人もいたらしいが、これを言ってしまうと、今まで世論操作してました、と認めてるようなもんで、気をつけた方がいいと思うけどね。もっとも、某テレビ局の社長が数年前に入社式の挨拶で、愚かな大衆を正しい方向に導いてあげるのがメディアの役割、みたいな発言をしたという話も聞いてるもんで、さもありなんという感じではあるが。

アメリカでは、トランプ氏が大統領に返り咲いたけど、アメリカのメディアやジャーナリスト及び意識高い系の芸能人たちは、この世の終わりだ、みたいな論調でアメリカから移住したりするのもいるようで、本当に、左派というか民主党及び民主党支持者は、エリート意識の塊というか大衆をバカにしてるというか、そういうのがはっきりして、まぁ良かったのではなかろうか。日本でも似た傾向があるけどね。左派はインテリで金持ちで社会的地位も高くて、対して右派は田舎者で無教養で地位も低い、というイメージが出来上がってるし。
それにしても、トランプに対する期待というのも凄い。トランプならロシアとウクライナの戦争をすぐ止めさせる事が出来る、と言われてて、これはトランプ自身も24時間以内に止めさせると言ってるけど、本当に実現出来るのだろうか。ただ、出来そうな気はする。なんとなくだけど(笑)

自民党は、先の総選挙で単独過半数の議席を取れず、いわば大敗という事になったが、僕でさえ、この結果は予想出来たんで、実は皆さんやる前から分かってたんだろう。でも、分かってるのに解散するかね。わざわざ解散しなくてもと思ったけど。解散前なら過半数持ってたんだから、不信任案も否決されるだろうに。よく分からんな。けど、自民党はもうダメだと思う。分裂して、石破総裁以下左派議員は立憲民主党と合流でもした方が、議席も増えていいんじゃないかね。右派は右派でまとまって、新たな政党を立ち上げた方がいいのでは、なんて思うけど、左派と違って右派はまとまりにくいようだし、難しいかな。ただ、日本が左翼化するのだけは、絶対に避けて欲しいと思う。

前述した10大ニュースだけど、スポーツ関係は大谷翔平が10位に入ってるだけで(次点が、パリ五輪・パラリンピックで本陣選手メダル・ラッシュ)、ま、確かに、セ・リーグ3位の横浜ベイスターズがCSを勝ち抜いて日本シリーズ出場しパリーグ優勝のソフトバンク・ホークスを4勝2敗で破って日本一になった、という下剋上が話題にはなったけど、それでも大谷翔平ひとりの注目度にはかなわない、ということかな。史上最高額でドジャースへ移籍し、いきなりの結婚発表(この相手の女性がこれまた好感度高い)と新居の豪邸が話題となり(日本のテレビ局があまりに詳細に豪邸を報じた為、大谷が引っ越しせざるを得なくなって、そのテレビ局はドジャースから出入り禁止になった)、シーズンに入ればプレッシャーもなんのそのの大活躍、ドジャースもワールドシリーズを制覇して大谷自身もMVP(3度目)、と野球のみならずスポーツの話題を独り占めしてたな。ほんと凄いな、大谷って。

ところで、スポーツと言えば、昔は僕もJリーグを熱心に見てたものだが、近頃はそうでもなくなった。が、今年、ちょっと気になるニュースがあって、すなわちJ1の町田ゼルビアの黒田監督の発言が物議を醸した、というものだが、発言の内容はどうという事はないが、色々と調べてみると、この監督、凄い経歴の人で、何が凄いって、ほんの2年前まで高校サッカーの監督をしてて、高校サッカーと言っても青森山田高校という強豪校を28年間に渡って指導してたそうだが、その手腕を見込まれたのか、2023年のシーズンから当時J2の町田ゼルビアの監督となり、そのシーズンなんと優勝してJ1への昇格を果たし、2024年のシーズンしJ1で優勝争いを演じて最終的には3位、という素晴らしい成績を残しているのだ。これは只者ではない。いくらJ2とはいえ、プロを指揮するのが初めての人が優勝なんて考えられない。監督経験のある人でも難しい。J2なんてJ1よりレベル低いと思ってる人は多いと思うが、それは間違いであって、一回J2に降格したチームはなかなかJ1に戻ってこれないのは、Jリーグ見てる人ならよくご存知のはず。J2だってレベル高くて競争も激しいのだ。J1昇格はもちろんだが、優勝なんて至難の技なんである。それを黒田監督はやってしまった。凄い人だ。今さらだが、黒田監督そして町田ゼルビアに注目だ。

という訳で、2024年の大晦日だ。我が家は一応、正月を迎える準備は出来ていて(もちろん、僕は何もしてなくて、全て妻がやったのである)、今日はおせちを受け取りに行ってきた。そうなのだ。うちも数年前から、デパート等のおせちを注文する事にしたのである。正月くらい贅沢してもよかろう(笑) ただ、毎年不思議に思うのだが、おせち料理って本来は、正月三が日は店もやってなくて食材が手に入らないとか、三が日くらいは主婦を休ませよう、とかいった理由で、日持ちのする食材を使った料理にしている、と昔から聞いていたのだが、デパート等に注文するおせちって、賞味期限=元日なんて書いてあったりする。ほとんどの場合、大晦日に配達或いは受け取りなので、実質1日しか日持ちしない、という事になる。元々のおせちの趣旨からすると、なんか外れてないか?

あと、どうでもいいことだが(笑)、皆さんは年越しそばを食べるとすると、どのタイミングで食べてます? 夕食時なのか、元日に日付の変わる瞬間なのか、大晦日ならいつでもいいのか? 昔から不思議に思っていた。年越しそばのベストのタイミングはいつなのか? あ、今年ですか? 今日は既に食べました。3時頃かな。おやつのタイミングだね(笑)

暮れとはいえ、年賀状意外は何もしてない僕であるが、こちらの準備はOKだ。


以前ネタにしたけど、手帳である。来年のは用意しました。いつ新年来ても大丈夫(爆)

という訳で、本年も色々とお世話になりました。
来年も当ブログをよろしくお願い致しますm(_ _)m
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過激な楽天主義

2024年12月30日 15時08分21秒 | 音楽ネタ
先日、我が家の年末恒例のイベントでもある、第九演奏会の事をプログネタにしたが、そのベートーベン作曲の交響曲第9番について、色々と興味深い話を聞いた。この曲の初演は1824年の5月、場所はウィーンだったらしい。ちょうど200年前である。つまり、2024年は第九200周年だったという訳だ。特に世間は騒いでなかったけど(笑) で、日本に於ける第九の初演は諸説あるものの、1924年11月とされていて、なんと今年で100周年。実は、第九に関しては、今年2024年はメモリアルイヤーだったのだ。何故、もっと盛り上がらなかったのだろう?

という訳で、最近買ったCDから(相変わらず唐突)



正に現代の歌姫、デュア・リパの今年出た新作。通算で3作目らしい。僕は、デュア・リパと言えば、「コールド・ハート」でエルトン・ジョンと共演した人、という程度の知識しかなく、去年のマジソン・スクエア・ガーデンでのエルトン・ラスト・ライブのアンコールに登場して、エルトンと「コールド・ハート」を歌ったのを見て、モデルみたいなルックスの人、なんて思ったのだが、実際、本当にモデルもやってるらしい。確かに、スタイル良くてカッコいいからね。それでCD買ったわけではないけど(笑)

で、この新作を聴いてみようと思ったのは、FMで「フーディーニ」を聴いて気に入ったからだ。実際に注文するまで時間が空いてしまったが(笑)、聴いてみると、予想通り、なかなかにスタイリッシュなポップスである。基本打ち込みのようだが、意外と楽器感(?)があって、80’sっぽい。メロディも分かりやすいし、デュア・リパのボーカルも割に低音域で聴きやすく、良い感じではなかろうか。ダンサブルな曲が多いが、決してダンス系ではないので、落ち着いて聴いていられるし、個人的にはバラード系が皆無なのもいいと思う。ボートラを除いた本編の演奏時間が、今時珍しく30分台なのもよろしい(笑) 11曲で30分台だから、1曲あたり2分そこそこ、というのも集中力が衰えたオジサンにはちょうど良い(笑) 

と、とても聴きやすく、アーティストの主張も感じられて、飽きの来ない良いアルバムと思います。部屋でじっくり聴いても良し、車でかけてドライブのお供にも良し、とシチュエーションを選ばないのもいい。ジャケットもナイス。

続いては、



この人の事は最近というか2~3年前まで知らなくて、たまたまFMで耳にして注目してたのだが、実はキャリアは長いらしい。1997年にシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューし、2004年にソロ・デビューしているそうな(メジャー・デビューは2007年)。全然知らなかった(恥) ちなみに、父親はあの土岐英史氏とのこと。

で、全く土岐麻子の事を知らなかった僕が、何故この人に注目したかというと、FMで偶然聴いて、カバー曲のセンスと素直な歌声に惹かれたからだ。色々とディスコグラフィーを調べてみると、オリジナルだけでなくカバー・アルバムも結構出してて、またその多岐に渡るカバーのチョイスが面白く、一度聴いてみたいと思うようになり、たまたまBSで見た歌番組に出ていて、その時歌ってたのが聴いた事ある曲だったというのもあって、この『Light!~CM & COVER SONGS』を聴いてみた、という次第。ちなみに、聴いた事ある曲というのは「Gift~あなたはマドンナ」で、もちろん本作にも収録、随分前だけどCM曲だったらしい。作曲はなんとあのEPOで、前出のBSの番組でも、共演してた。フックの効いたキャッチーな名曲である。

で、この『Light!~CM & COVER SONGS』、12曲中10曲がカバーである。洋のカバーと邦のカバーが5曲づつで、洋はともかく、邦のカバーは「い・け・な・いルージュマジック」「小麦色のマーメイド」「サマー・ヌード」など、オリジナルの歌い手の個性が強烈な曲が目立つが、アレンジやテンポを変えて、自分の世界にしてしまっているのが凄い。素直でクセのない声質だが、それが却って違和感を覚えさせない要因かも。声質もそうだが、やはり上手いしね。洋のカバーも、英語で歌ってるのと日本語の歌詞にしてるのとあるが、どちらも素晴らしいです。他にも色々聴いてみたくなった。

ところで、その土岐麻子はシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューしたのには触れたが、よくよく思い返してみたら、シンバルスのシングルを何故か持っていた。これです^^


「Highway Star Speed Star」というタイトル。ディープ・パープルを連想した人も多いと思うが(笑)、全く音には関係なし(笑) この曲、2000年に出ていて、当時のシンバルスは3人組で、もちろん、土岐麻子もクレジットされてます(Singingとなってる)。割に都会的でオシャレなナンバーで、タイトル通り、なかなか疾走感のある曲調だ。僕の記憶に間違いなければ、このシンバルスも、90年代にちょっとしたムーブメントだった”渋谷系”のバンドとして紹介されてた気がする。オシャレなんだけど、昔っぽい音作りとかも”渋谷系”って感じ。今聴いても、オシャレなレトロって雰囲気で、こういうの、確かに当時多かったかな、なんて思ったりする(笑) なかなかいいんじゃないかな。”渋谷系”というのは、ちと胡散臭いけど(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネフェルティティ

2024年12月29日 09時22分38秒 | 音楽ネタ
いきなりだが、最近買ったCDから。



今年は、個人的にはジャズ・フュージョン系をよく聴いてたと思う。もちろん、レコード・コレクターズの影響なのだが(笑)、そのフュージョンというかクロスオーバー化する前のジャズについては、実は疎くてほとんど知らないと言っていいのだが、やはりレコード・コレクターズの影響もあり(笑)、ちょっと手を出してみた。と言っても、せいぜいハービー・ハンコックとマイルス・デイビスくらいなんだけど。で、『ネフェルティティ』なんである。

僕はジャズには疎いので、60年代にマイルスをはじめとするジャズの人たちがやってたのがどういうものなのか、は分からない。ただ、この『ネフェルティティ』は1968年発表、マイルス以下、ウェイン・ショーター(Sax)、ハービー・ハンコック(Pf)、ロン・カーター(Bs)、トニー・ウィリアムス(Ds)の5人で録音され、マイルスの傑作として名高いだけでなく、アコースティック・マイルスの最後となった重要作でもある、というのはなんとなく知ってた。それと、この録音メンバーの5人が、マイルス・クインテットでは最強のメンツである、という事も。

で、聴いてみると、この時期のジャズに対して僕が持っているイメージ、つまり全編に漂う緊張感、単にソロ交換だけに終わらないインプロビゼーション、意外と分かりやすい曲構成と曲調、などがそのまま提示されている印象。曲や演奏が激しいものはあまりないので、リラックスして聴けるけど、静かな中に漲る緊張感がなかなか。ハービー・ハンコックの『処女航海』と似た雰囲気。違うものであるのは分かるけど。マイルスのプレイの特徴というのは分からないけど、この『ネフェルティティ』でのマイルスはクールで抑えめな感じ。少なくとも、自分ひとりが前に出ようとしてる感じではない。何回か続けて聴いてみたくなるアルバムだ。

本作で、重要なポジションにいるのが、ウェイン・ショーターである。ご存知、後にウェザー・リポートを結成した人であるが、やはり若い頃から注目されていた人らしく、ここでも6曲中3曲を提供し、プレイも溌剌とした感じ。ちょっと、この時期のウェイン・ショーターも聴いてみたくなった。ま、今年は多少でもジャズに目覚めたのは収穫かな。

閑話休題。

またしても訃報である。70年代に人気だった女優オリビア・ハッセーが亡くなった。享年73歳。癌を患い闘病中だったとか。仕方ない事とは言え、非常に残念だし悲しい。謹んでご冥福をお祈り致します。

オリビア・ハッセーと言えば『ロミオとジュリエット』である。もちろん、オリビアはジュリエットの役。文句なしに彼女の代表作であろうし、この作品によって彼女は一躍最も注目される女優となった。ただ、この『ロミオとジュリエット』の印象があまりにも強烈だったせいか、これ以降は正直なところ、あまり作品に恵まれなかったというか、『ロミオとジュリエット』を超える事が出来ず、伸び悩んでいた感がある。類まれな美貌の持ち主でありながら、グラビアでよく見る美人女優、という以上のステータスを得る事が出来なかったのは実に残念だ。今回の訃報記事もそうだが、日本ではオリビア・ハッセーと言えば布施明の元妻、という肩書がついて回るのもやや残念。

何度か書いているが、中学生の頃、僕は映画にハマっていて、友人に借りた『ロードショー』や『スクリーン』を夢中になって見ていたのだが、その頃、オリビアはもちろんトップクラスの人気女優で、毎号のようにグラビアを飾っていた記憶がある。ほんと、あの頃のオリビアはこの世の人とは思えないほど美しく、グラビアで見ていてもため息しか出ないくらいだった。けど、よくよく思い返してみると、僕はオリビアの映画は一本も見ていないかもしれない。代表作『ロミオとジュリエット』は見た記憶がない。それ以外の出演作にしても、『サマータイム・キラー』『失われた地平線』『暗闇にベルが鳴る』といった作品は知ってはいるが、やはり見た記憶がなく、結局、偉そうな事は言ってるけど、僕はオリビア・ハッセーの映画を見てないのである。スクリーンで見るオリビアは、グラビアの数倍も美しかったんだろうな。しかも動くし喋るし、ほんと素敵に違いない。惜しい事をしたと思う。って、今からでも遅くはないかも(苦笑)

オリビアは『ロミオとジュリエット』以降伸び悩んでいた、と書いたが、後年念願だったマザー・テレサをテレビドラマで演じた時は、とても幸運、女優冥利に尽きると語っていたらしい。ただ、その『ロミオとジュリエット』の監督フランコ・ゼフィレッリが亡くなってから、映画の中で全裸となった事について、それは児童ポルノ以外の何者でもなく、そのことが原因で映画公開から50年以上も精神的苦痛を受けた、として損害賠償を起こした、と聞いた時は、複雑なものを感じたりもした。結局、オリビアにとって『ロミオとジュリエット』は何だったのだろう? もしかすると、この映画に出ないで違う作品でデビューしていれば、もっと違った女優人生があったのだろうか。勿体ない気もする。それだけの逸材ではあったと思うだけに。

若い頃に憧れていた女優が、徐々にいなくなっていくのは寂しいものだ。仕方ない事ではあるけれど。
そんな思いをよそに、2024年は暮れていくのであった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のあれこれ(令和6年12月中盤)

2024年12月22日 09時15分54秒 | 時事・社会ネタ
皆さん既にご存知の通り、読売新聞社社長や読売ジャイアンツのオーナーなどを歴任したナベツネこと渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)が亡くなった。享年98歳。長らく読売新聞およびジャイアンツに君臨し大きな影響力を誇ったのは周知の事実で、正に我が世の春を謳歌しての大往生と言えよう。慎んでご冥福をお祈り致します。

ま、確かに、"読売のドン"という称号がふさわしい人だった。もちろん、新聞記者出身だが、記者というより実業家みたいな人だったように思う。読売系列の新聞では、渡邉恒雄氏(以下ナベツネ氏)の功績として、新聞業界やプロ野球界に多大な影響力を誇り、読売新聞やジャイアンツの発展に貢献し、圧倒的なリーダーシップで業界の改革を推し進めた、という意味の記事を載せていて、まぁ間違いではないが(笑)、確かに、プロ野球のFA制度確立の後押しをしたり、1リーグ制への移行を提唱したり、改革には積極的だったように見えるが(野球ではないが、当時Jリーグ・チェアマンだった川淵三郎氏とのバトルも記憶に新しい)、実際にはプロ野球の事を考えてというのではなく、単にジャイアンツが有利になるように画策してただけで、そういう意味でも実業家って感じ。要するに、自分ファーストなのである。全体の事なんて考えていないのだ。僕が、ナベツネ氏の事を凄いとは思いつつも、好きになれなかったのは、この点にある。

かなり前だが、魚住昭著の『渡邉恒雄 メディアの権力』というルポを読んだ事がある。これだ。ナベツネ氏の礼賛本ではなく、攻撃してる訳でもない、実に冷静に公平に事実に忠実にナベツネ氏について書かれた本だ。いち新聞記者だったナベツネ氏が、仕事で得た人脈を駆使して、闘争に勝ち抜き、頂点に上り詰めていくさまを読んでると、やはりこの人はジャーナリストなんかではないな、と思う。でも何故、読売新聞グループという民間企業とはいえ、長期に渡りトップに立ち、思うままに権力を振るう事が出来たのか。故中曽根康弘氏は、「君のおかげで首相になれた」とナベツネ氏に感謝したそうだが、相手は一介の新聞記者である。こんな事言うかね普通。凄い人だとは思うけど。

ま、そういった影響力も業界内部の事に過ぎず、他の世界からの反応は冷ややかだったようだ。そういう意味でも、結局自分とこの利益しか見えてない実業家だったのだな、と思わざるを得ない。ただ、今後の読売新聞に与える影響は気になる。なにせ、我が社にとっては一番の顧客なもんで(笑)

さて、早いもので2024年も残すところ10日程になった。年の瀬は何かとせわしないが、その"わさわさ"感がなんとなく楽しかったりもする。そんな、我々にとって年末の風物詩となりつつあるのが、これだ。

 

はい、年末恒例、ベートーベンの『交響曲第9番』の演奏会である。今年もNHK交響楽団、場所もNHKホール、とほんと恒例になってしまった。第九聴かなきゃ年越せない、みたいな感覚になりつつあるのが怖い(笑)

演奏会自体は、なんたってN響である。実に安定した素晴らしい演奏だった。やはり、生楽器の生演奏を体験するのは良い事だ。気のせいかもしれないが、今回は特に良かったような気がする。合唱隊が違うのだろうか。たぶん、気のせいと思うけど(笑) 

N響の人たちは、毎年それも何年も続けて、この時期第九を演奏している訳で(N響に限らないけど)、ほとんど楽譜見ないでも弾けるんだろうな。もしかすると、練習しなくても、当日の音合わせ程度で大丈夫なのかも。



クラシックの演奏会の場合、暗黙の儀式みたいなのがあって、毎年第九を聴きに行く度に思うのだが、演奏が終わった後、鳴りやまぬ拍手と歓声の中、指揮者と合唱ソリストが、何度も舞台袖に引っ込んだり出てきたりして、観客に応えるという場面があって(カーテンコール?)、これ必要なのだろうか。いや、あってもいいけど、ここまでせんでも、なんて思ってしまうのだ。指揮者及びソリストたちは、観客に応えるだけで、挨拶をする訳でもないし、もちろん演奏する訳でもない。「おおきにおおきに。ほな、もう一曲やりまひょか」なんて事には決してならないのである。観客もそれを分かってて拍手し続けているのだろうけど、「そろそろ終わってくれないかな」なんて思っていたりなんかして(笑) 知らんけど。それと、曲が終わったら、間髪入れずに拍手するものらしくて、これも何とかならんのかな、と毎回思う。ま、いいけど(笑)

今日M-1の決勝が行われる。これもいつの間にか年末の風物詩となった。確実に、2024年は終わろうとしている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のあれこれ(令和6年12月前半)

2024年12月15日 22時43分41秒 | 与太話
毎年言ってるけど、早いもので、もう12月も半分過ぎた。2024年も残りあとわずか。異常気象と言われてたけど、ここ数日、ようやく冬らしくなりましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか(なんだいきなり)。という訳で、12月のグルメレポなぞ(訳分からんぞ)

12月になってからのとある休日、古いお札を返しに、箱根神社に行ったのである。もちろん、新しいお札も頂いてきたのだが、帰りがちょうど昼時で、我々も何か食べようという事になり、ならば良い機会なので、以前から気になっていた芦ノ湖畔の歴史ありそうなレストランに行ってみることにした。


ブライト。1971年創業だそうな。懐かしいような、けどモダンでオシャレな雰囲気の店構えがたまりません。入る前から期待大。

 

僕が頼んだのはポークソテー。神奈川県のやまゆりポークというブランド豚を使っている。美味い。とにかく美味い。柔らかく風味豊かなやまゆりポークが絶品。美味い豚肉というのは脂身が特に美味い、と僕は思っているのだが、こちらのやまゆりポークも正にそれ。いやいや、とにかく美味かった。また是非食べたい。

こちらブライトは、要するに洋食レストランであり、ハンバーグやポークソテー、ビーフシチューといった洋食定番メニューの他、数種類あるスパゲティも美味そうだった。次箱根に行くときには、必ず寄らせて頂きます。箱根駅伝グッズが一角に飾られた店内も良い雰囲気^^

それからしばらくして、たまたまテレビ見てたら、東京の大門、ま、要するにJR浜松町駅周辺というか、増上寺や芝大神宮の近所というか、あのエリアを紹介してて、実は、大門は何十軒もの中華料理店がひしめく、いわば激戦区なんだそうな。知らなかった。そんな話を聞いてしまうと、ちょっと行ってみたい、という気になり、とある休日、近くを通ったので、行ってみた。

で、我々が入ったのは、こちら。


東海飯店。ネットのグルメサイトの情報では、大門で1、2を争う人気店らしい。と聞くと、こっちも構えてしまうのだが、庶民的な店構えとお値段に安心して(笑)、入店。店内はお客さんで溢れ、とても賑やか。けど、我々はすぐテーブルに通された。

実に美味そうな中華の定番が並ぶメニューの中からも僕がチョイスしたのは、

 

麺セット(小チャーハン付)。五目ラーメンや葱ラーメン、チャーシューメンといった選択肢の中から担々麺にした。ちょっと寒かったもんで^^; で、出てきた担々麺は、担々麺というより台湾ラーメンに近い感じがしたが、自分としてはどちらも好きなので、あまり気にせず完食。実に美味かった。スープもさることながら、麺が美味い。細麺である。チャーハンも美味。

店内には、中華ならではの丸テーブルがいくつかあり、宴会をやってるグループで埋まっていた。時節柄忘年会だろうね。また来たいです。

と、今回は、中年オヤジのクルメブログ風にまとめてみました(笑)

それにしても、韓国の戒厳令とかシリアのアサド政権崩壊とか、話題が多い年末だが、このニュースにはひたすらびっくりした。


時間になっても来ないので、スタッフが自宅を訪ねてみたら、浴槽で亡くなってたとか。まだ54歳。実はまだ信じられない。まだまだ若いのに...謹んでご冥福をお祈り致します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする