「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

念願

2005-05-15 20:04:59 | 歴史・民俗
画像は五輪峠・・・
遠野小友と江刺人首(玉里)を結ぶ峠道・・・昔は主要街道でもあり、中世の頃は、葛西氏の軍勢が遠野へ侵攻するルート、また逆に遠野勢が江刺に侵入するルートでもあり、軍事上重要な峠でもありました。
また江戸時代は南部と伊達の境でもありました。
五輪峠の由来
天正の末頃、大崎・葛西一揆で戦死をした武将の子が、父の菩提を弔うために、峠頂上に五輪塔を建てたことによると伝えられている。宮沢賢治の『春と修羅』の舞台でもあり、賢治の一節の碑もあります。

さて、日頃サイト関連でお世話になっている紫波の、ぱぱれもんさん、知人のボンネットバスさんと江刺人首の探訪計画があって、待ち合わせ等に不手際が発生しましたが、なんとか五輪峠手前で合流、五輪峠見学の後、私個人としては念願の寺跡探訪が待っております。
今回はボンネットバスさんのお取り計らいで地元の郷土史家の先生、地区センターの所長さんまで、ご多忙のところ御案内くださりました。
その寺跡とは我菩提寺である福泉寺の前身、江刺人首の法門山福泉寺跡・・・由緒等は後日に本サイトにアップ予定ですが、資料等もいただき、予想以上の収穫と共に、古の歴史を考え、さらにその場に立っているとなんだか胸に込上げる感覚がございました。
また敷地跡に立つ小さなお堂の中には、遺物もみることができ(編笠、太鼓、鐘、弘法大師の絵・・等)これも感慨ひとしおでもありましたし、福泉寺の移り変わりを見て来ただろう樹齢数百年のかやの木、桜、歴代住職の墓所・・・・
来年は開山400年の節目であるのも知りました、遠野福泉寺として何かしらしなければいけない、せめて皆で手を合わせに再訪しなければと・・思ったしだいです。

お世話になりました、利府先生、平塚さま、そしてボンネットバスさん、ぱぱれもんさん、ありがとうございました。
今までの史跡めぐりを数段上回る感慨深い思いをいただきこちらも感謝申し上げます。
ありがとうございました。
コメント (10)
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