「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

高館 (小友町)

2008-12-09 20:43:08 | 歴史・民俗
☆高館・・・遠野市小友町鷹鳥屋
      標高480メートル・比高126メートル
      館主・不明




 遠野市小友町鷹鳥屋地区の北、物見山の南西に位置する山野にある。
 館跡は急な斜面となっており、北東の斜面続きの尾根を3本の堀切で断ち切り、空堀は山を取り巻くように相互に駈け下っている。

 主郭は南北約50メートル、東西約10~20メートル

 南東側斜面に3段の平場、南側斜面にも断続的ながらも5段程度の平場が展開されている。



最奥部の空堀(堀切3重目)



2重目



主郭背部の堀切



空堀・・・主郭西側下






主郭平場



帯廓



 3重の空堀やら堀切を残す館跡、まさに遠野規格型に相応しい構えで、空堀も判然としており、かなり高感度であり、しかも青笹町の中沢館以来1年ぶりに見た思いがいたします。

 雰囲気は同じ小友町の奥友館を2回りほど小さくした感じや土淵町の本宿館の作りに似ていると感じました。


 真下には鷹鳥屋館(平山城)が手に取るようにみえますが、鷹鳥屋館の見張り的な役割があった館ではないのか?と考察されたりもしているようです。
 館の構えは極めて戦国的であり、鷹鳥屋館が造られる前のこの地域を治める人物の居館だったのではないのか?という雰囲気もしないでもありません。

 高館と古くから呼ばれているようですが、妄想ながらも鷹鳥屋の「鷹」を使っての鷹館だったかもしれませんね・・・・。


空堀の合流地点




 館跡資料によると、かなりきつい斜面登りと高所にあるといった雰囲気、館下のお宅で場所を聴いてから山野突入となったが教えられた場所は空振り、結局は谷に降りては別峰への登りが3度、全身サウナ並の汗をかきながらの山野徘徊、結局山頂も極めましたが、遂に発見できず・・・・。
 高さは南に見える五輪峠と目線は同じ、標高700メートル地点までは登ってきたことになります・・・それ以上かもしれません。


平笹集落方面



土室、物見山方面

 

 あきらめ下山となりましたが、何処で間違ったのか尾根ひとつ西側を降りて来たようで、丁度半分位の高さの場所に平らな尾根が・・・・その場所に堀切が・・・大汗・・・なんともいえない発見劇でした。

 それでも資料のとおり斜面はきつく、高さも結構ありました。


 岩手のGOさんや山猫さんになった気分・・・汗・・・謝・・・ですが、実は10日程前から腰に違和感が・・・痛いというわけではないのですが、仰向けに寝ると腰の辺りが苦しくなり、ソファに少しゆったり座っても同じ症状・・・でも歩いていると何も感じなくて、ついつい山野徘徊に出かけてしまうんですよ。

 しかし今回のは、かなり腰に効いたようです。かなり違和感が・・・腰の筋肉通なのかもしれませんが、数日館跡探訪は見合わせようと考えております。


高館
 
コメント (10)
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