春の訪れと交代するかように白鳥達の北帰行も、いよいよ本格的になり始めているようです。
この日、午後に我家関連の伝承行事といいますか宗教行事が控えていることから、午前中勝負で綾織方面に出没しておりました。
釜石線と国道396号線との間付近の田園地帯に100羽程度の白鳥の一団を発見。
近くに行く着く前に20羽程の一群が南方面に飛び立ったので、第2陣もあるかも?と考え、少し先回りして待ち構えることに・・・。
第2陣、こちらも20羽程度離陸
今季初?
ようやく白鳥の飛翔姿を撮ることが出来た感じです。
一部は、綾織山口地区の南端の田んぼに移動、こちらは50羽程の一団となっておりました。
この部分から逆に移動する小グループも数組
遠野に春を告げる白鳥の北帰行・・・本格的な春も間もなくという感覚でもあります。
この日の夕方
我家の今時季の恒例行事、春祈祷を執り行いました。
黒森神楽の巡行が八幡様で行われるとのことでもありましたが、今回もパスして我家のイベントを優先としました。
春祈祷、本来は、もう少し早い時季、2月中に行えれば良いのですが諸般の事情で3月に入ってから・・・それも中旬以降というのが最近の常となっております。
菩提寺のご住職さまにより・・・
仏式ながら読経は神棚にて・・・
神仏習合・・・色濃く残っているという印象です。
春祈祷の後は、仏壇にて読経
この後、直会(なおらい)となり、ささやかですが会食という具合です。
我家関連では夏の愛宕大権現の宵宮、そして春祈祷が伝承されているイベントとなりますが、30年前までは地域でもけっこう行われていた「ごし」と云われる行事がありました。
10月下旬から11月中に行われ真宗で「おとりごし(報恩講)」と云われるもので曹洞宗では「ごし」と呼ばれ、我家では福泉寺の檀家になる以前は曹洞宗寺院の檀家でもあった名残とも考察されております。
地域の親戚宅で数軒にて互いにご馳走を振る舞い合う内容でもあります。
農家の忘年会という意味合いと秋の恵みに感謝するという内容でもあります。
我家廻りでは20年前まで行っておりましたが父親が鬼籍の人となってから絶えてしまった行事となっております。
今は春祈祷、愛宕大権現宵宮の年2度の行事ですが、こちらも絶えてしまうかも?そんな思いにかられてはいますが、なんとか自分の代だけでも続けていけたら、そんな思いです。
この日は・・・
3.11 7回忌
こちらも併せて手を合せました。
神棚に・・・なるほど、神仏習合なんですね。
いろいろと伝統というか歴史があるんですね。
白鳥も間もなく旅立ちという季節です。
春との交換となりますから、寂しいですが仕方ありません。
伝統というか伝承行事、継承しているのでなんとか続けていけたらと思うも、これがなかなか・・・。