家の少し近くにケーキ店があります。小さなお店で店内二坪一寸くらいです。
随分前、20年位かな、従兄弟からそのお店のチョコレートケーキのホールを貰いました。?「如何したの?珍しいね…」と父に言いながら切ってパクリ。…『これは…』
その、お店で売っているものとは思えない手作りの味に絶句!従兄弟から来たものとはいえ、つい「何これ、店屋で売ってるなんて信じられない、よくこんなもの売り物にしてるね!」と一言。その後、ぶうちぶち文句を言いながら…食通、食道楽風のあの従兄弟が持ってきたものだから…と再考再食、3カットめぐらいには『味わいのあるものかなぁ』と思うに至りました。
チョコレートの味も手伝って、まあ食べてもいいかな、味わいのあるケーキというべきものかなと、私も手作りチョコレートケーキを作る身、手作りが食べたい、でもケーキ作りがものい(物憂い、面倒だ)、そんな時には、何と!自分に似た味だし作る手間が省けるとこのお店に買いに行くようになりました。
何年かして、子供の保育園にこのお店のパウンドケーキを持っていった翌日、にこやかに先生に言われました。「昨日のケーキ、あれお母さんの手作りですか!!!」パッケージがお店風、でも味が…。やっぱりそう思われたのでした。そこで、「そういう手作り風のケーキ屋さんなんです。手作りが食べたいけど、ものい時買いに行くんです。」と、結局ケーキ屋さんの紹介をしてしまいました。
その後、保育園の先生もこのお店の不安、ゴホン…、ファンになったかは定かではありません。
「不思議なファン」
今日は
作るの面倒になったんですか
…?
今日はどれにしようかな
チョコ位しか美味しくないんです 家
まあ
お好きなのどうぞ
あれとこれ
手作り風でいいですか?
ええ、自然の味でいいですよね
従兄弟から貰ったんです
食べたくなって
時々食べたくなるんですよね
手作り風でいいですね
ファ ファファファ ファン