先週より蜜柑石鹸を終え、柚子石鹸（息子がメロンゼリーと間違えたもの）に変わりました。これが、本当に柚子香が強く身も締まる気分になります。お風呂で使っていると自分がマリネの材料になったように感じます。う～ん、バスサワータイム。
「バスサワータイム」
緑の明るい色を眺めていると 土瓶蒸しの酢橘を思いだし
ゴクンと唾が出てしまう喉の奥の唾線の推薦香
湯船で茹ち蒸しあげられながら 洗い場まな板の上で
きゅっきゅと締め泡立つ柚子香締め
ゴクンと唾が出てしまう青く酸っぱい柚子の香の高揚
だめだ、和膳懐石の庭園がチラッついて湯気にかすむ
バスサワータイムの柚子石鹸の丸み
「こん」
こんは黄色い 元気が出る色
こんはあつく寄せる色 積もる色
朝陽の輝きと共に開く色 まだ見ぬ色
出会えて嬉しい色
こんこんこんと湧き出でてこん 鬱金
寒いです、そのうち雪がちらつくでしょう。
「寒風」
曇天の空は暗く広がって雨を告げている
風も勢いを増し冷え込んできた
と、バラバラと雨が展示場に吹き込んでくる
雨粒が寄せてくるので濡れを嫌って店内へと移動しなければ
が、心惹く植物に歩みは捗らない
渋々と店内に入って傘の連なりを選り好みしながら
目は緑へと惹きつけられる
ガラスの温室のように室内の鉢の間を巡りながら
花種袋野菜種袋棚袋…気に入ったものに出会えず
気分ぬくもっていくことに気付かず
外暗く雨を透かしても止む気配なし
行きつ戻りつ自動ドア開閉繰り返しても
外気強く吹き寄り冷気いや増してゆくのみ
内無い無いにして外寒風冷気のみあり
