Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-12-20 15:27:18 | 日記

 登山中というより下山中の出来事、登りと下りで一まとめにした物を登山というのなら、それはやはり登りの時から下山まで繋がった出来事でした。だから登山中という事でよいでしょうね。

 そこは多分ウルルの何処かの尾根だったのでしょう、広く平坦に近い岩場でした。足元がごつごつとした岩で起伏がそれなりにあったのは確かです。下山途中の私は少し休もうと考えて辺りを見回してみました。休憩場所を探していたのです。そして、何気なく後方を見たのでした。来し方を振り返って、来た距離や地形などの光景を見て、自分の努力の足跡を推し量りたかったのでしょう。そして、後ろの岩場に腰かけた男性に目を奪われました。

 その男性は登りの途中で出会った、あの目の覚めるような奇麗な金髪の青年でした。私とはもう大分距離が離れていると思っていたので、私はひよっと驚きました。それは思いがけずにまた綺麗なものを目にしたという嬉しい驚きでした。

 この時の私は、頂上まで登ったという嬉しさで気持ちにゆとりがありました。思わず彼との再会の嬉しさが顔に出てしまいました。にっこり笑っていたと思います。すると、彼は自分の座っていた左隣の赤茶けた岩をぽんぽんと手で叩き、此処においでというような素振りを見せました。

 私はびっくりしました。今回も意外な驚きでしたが、直ぐに嬉しいという感情に至らなかったのは年齢のせいでしょう。当時私は中年期、彼はどう見ても30歳前後、よく行っても30歳前半の年齢に見えました。驚くというよりも、戸惑ったといった方が良いでしょう。それであれこれと思い悩んでしまいました。

 私はふと気が付いて、自分の左右を見たり、後ろを見たり、彼の年齢に相応しいような女性が周囲にいないかと確かめてみました。どういう訳か私の周りには広く女性の影がありませんでした。『あれ~。』と思いました。


美湾

2017-12-20 10:21:20 | 日記

 私はオペラハウスの後、傍のシドニー湾の海辺に来ました。防波堤があり、その防波堤越しに海を覗き込んでいました。海は透明度が高くすっきりと海底まで見通す事が出来ました。波がそう無かったので、海底の小さな石ころなどもよく見えました。砂地の海岸というより、細かな岩や瓦礫、小石等で敷き詰められた海底に、岩礁地帯なのかなと思いました。湾は入り江になり波が穏やかなのでしょう。魚は、いたかもしれませんが全然覚えがありません。

 兎に角、何度海を覗き込んでも海水は真水のように奇麗で濁りが無く、サラサラとした感じで硬く、ひんやりとした、ソーダガラスを感じさせるような濁りの無い水でした。海底にある石なども、藻などの余計な緑の海藻類がついていなくて、水の外にある石などと同じような質感です、海中にあるので濡れている訳ですが、表面の質感など陸にある物と全く同じ感じに見えました。この辺り、近眼の私の目で見たからかもしれません。私は浜風を楽しんでいました。

 『何度見ても美しい。』

そう思うと、このオーストラリアの国に来てから見た綺麗なもの、美しいものが甦って来ます。本の5日間の間にどれだけの未曽有の体験をした事でしょう。私は様々に出会った美しいものを思い出していました。

 「奇麗な人だったな。」

傍に人も少なく、周囲に見知った人がいないので私は思わず声に出して呟いてしまいます。波のまにまにその時の光景が浮かんでくるようです。ごく自然に回想してしまいます。この旅の目的がウルル登山であったように、それはやはり登山中にあった出来事でした。

   


水回り

2017-12-20 09:56:52 | 日記

 台所やお風呂などのよくいわれる水回りです。

特にコンロ近辺や換気扇の油汚れ。お風呂はカビの除去に一苦労します。

除菌漂白などの洗剤や、除菌ティッシュをあれこれと駆使して、長時間を掛けて寒い時に大掃除するのは大変です。

 それで、春暖かくなった頃に大掃除するようになりました。Gwの頃とか、暇ですからね。

その後も時折気付くと小掃除するというように、結局こまめに掃除しています。

冬の大掃除の時はそれなりにです。特に「大」をつけない掃除になりました。

特に年末の変わった掃除と言うと、神様を迎える新年向けに玄関の煤払い程度です。