Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-12-07 17:06:55 | 日記

  登山後は、汗を流す為のシャワーを浴びる建物にやって来ました。日本の銭湯のように入り口で男女に分かれます。男湯入口、女湯入口のような感じで、男性シャワー場、女性シャワー場の入り口になっていました。中に入って行くと、ワンルームの脱衣場の奥にシャワーの場所が有ります。シャワーの場所は個別に仕切られていて、カーテンの前で順番を待つ人が順に並んで待っていました。もう多人種の方がおられました。

  石鹸やシャンプーなど持ち合せていなかった私は、汗だけ流すつもりでしたが、ご家族連れのお母様の采配で、上手く前の方達の残りのシャンプーなどを回してもらえました。

  シャワーを終えて、さっぱりした私達は滞りなく着替えも終えて、程無く建物から出てきました。私はもう赤い服など着ていません。ズボンもバミューダの短パンに穿き替えてカジュアルで身軽な服装になっていました。ちょっと気分を変えて、眼鏡をかけると全く別人みたいです。ご家族連れのお母様と2人、建物の前で意気揚々とバスが来るのを待っていました。その内お子さん達兄弟も男性シャワー室から出て来て、皆揃ってやって来たバスの方へ向かうと中に乗り込みました。

   その後の事はエアーズロック空港での事しか覚えていません。空港で、私達は飛行機への搭乗時間になりゲートが開くまで待合室で待っていました。地方なのでこじんまりしていましたが、近代的で綺麗な空港でした。私は待つ間に喉が渇いていたので売店でジュースを買って飲むことにしました。

 私は売店で売り場の女性に声をかけました。彼女が振り向いたので、私はオレンジジュースをくださいと言おうとして一瞬思わず目を見開きました。それでも、一呼吸置いた後、直ぐにごく普通に

❛Orange juice, please ❜

と彼女に言う事が出来ました。


美湾

2017-12-07 10:16:52 | 日記

 ウルル登山が終わり、ツアーの全員がバスに揃うと、ガイドさんは皆の登頂確認を始められました。皆、頂上まで登ったと自己申告します。私もガイドさんに聞かれて登りましたと答えました。すると、本当ですかと再三確認を受けました。

「本当です。」

と私は頂上で会ったご家族連れや新婚さんの事を話しました。そうすると、向こうも私を頂上で見たと仰ってくださったので万事了解となりました。私は独身男性とフルムーンのご夫妻を目にした覚えが無く、そちらについては証言できなかったのですが、他の皆さんが頂上で会われたという事でしたから、皆登頂したという事で話は収まりました。

「頂上に羅針盤があり、旅行パンフレットにあった『頂上の羅針盤』という写真と同じ物でした。」

360度の展望が素敵で見晴らしがよかった、等、私が話をすると、

「じゃあ本当に登頂されたんですね。皆さんも。」

と、ガイドさんも漸く納得されたご様子でした。

 私はどうしてこんなにしつこく登頂確認が必要なのかと不思議でしたが、後に「Certificate of Achievement(達成証明書)」という証書が渡されるからなのでした。ガイドさんから渡された証明書を見て、そうか、こんなに良い物が頂けるのだと私は意外で、とても嬉しい驚きをしました。車中一頻感激しました。そして、皺にならないように大切に証明書をデイパックの中に仕舞込みました。

 (現在よく見ると、証明書の中には達成する項目が沢山書いてあります。私が達成したのは、ウルル頂上に上った頂上登山者だけです。でも、ガイドさんが花丸をつけてくださっています。何だか嬉しいですね、チェックマークより華やかです。南十字星は見つけられなかったのかな?、確かにはっきりそうとは思わなかったですからね、残念かもしれません。あっさりと1個だけ達成!、1番難易度の高い1個なのかもしれません。登らせて頂けたウルル、先住民の方に感謝です。合掌!)