Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

美湾

2017-12-13 19:01:13 | 日記

   私はそのコンクリート造りの、ボックス型の建造物の入り口を眺めていました。何人かの男女が出て行きました。何人かでのグループあり、同性や異性の2人連れがいたり、中には私の様に全く単身の人もいました。そして面白そうに笑いはしゃぐ人から真顔で変化の無い人、深刻そうな人から青ざめて力無い人まで、十人十色というのでしょうか、殆ど統一性のない様々な人々の表情と状態に、私は不思議で首を傾げるばかりでした。

  『論より証拠、百聞は一見にしかず、よね。』と、私はその建物の中に入ってみることにしました。

   入口を入って行くと、出てくる人々とすれ違いました。何か言われましたが勿論サッパリ分かりませんでした。でも、何となく1人で行かない方が良いと言われた様な気はしました。奥にいかない方が良いとか、何かを見ない方が良いとか。そんなことも言われているのかなとは感じました。が、このコンクリートの中は案外と人が行き交い、私に何か言った人もすぐにすれ違って行ってしまいました。やや躊躇して立ち止まった私は、その時自分を追い抜いて奥へ入って行った女性を頼みにすると、何より好奇心が先に立ち、奥へと進んでみることにしました。

   奥へ進むと、通路の途中に小部屋のようなコンクリートの室があり、先に行った女性はその小部屋の天井にある、ガラス製らしい透明な半円のドーム内に頭を入れて外を覗いていました。彼女はにこやかにドームを覗いています。楽しそうでした。そして彼女はくるりと反対側を向いて別の方向を眺め、ちょっと表情を変えて暫く眺めていましたが、その後また笑顔に戻り、微笑すると順番を待っていた私に軽く会釈して、やや何か言いた気でも有りましたが部屋から出て行きました。中高生くらいに見えた若い白人の女の子でした。思い出して見ると女の子達は2人連れだったかもしれません。


美湾

2017-12-13 10:36:03 | 日記

   動物園は〇〇zooと入口の上にありましたから、成る程動物園だと思いました。何故なら、同行ガイドさんがここへ来る前に動物園に行くことにしましょうと言っておられたからです。〇〇の所の名前は忘れてしまいましたが、単純な名前のzooでした。例えばシドニー・ズーという様な感じです。

   動物園は広々とした園内でコンクリートの施設、青空天井でオーストラリアの野生動物が多くいた様です。私の記憶にあるのはウンバットとオオトカゲの類です。蛇やワニもいたかもしれません。鳥も当然いたと思うのですが、今のところ記憶に有りません。

   入場口を入ると広々として見通しよく、何叉路かになっており、各施設に続く通路が見える場所でした。ここからどちらの方向へ行きましょうかと口に出して迷う様な間取りでした。行きたい場所にすぐ向かえる、各通路の集合口と言ってもよい場所でした。

 この入口を集合場所にして、集合時間を決めるとあとは自由見学でした。ガイドさんは目的の場所があったらしく、いち早くその方向へ姿を消してしまわれました。

   さっぱり勝手の分からない私は、誘われるままにご家族連れのお3人と歩き出しました。普通の檻や網のゲージもあったと思います。ご兄弟は歩く内にそれぞれ興味の向くところに来ると、もう少し〇〇を見たいから、あっちの方が見たいから、ということで姿を消され、最後はお母様と2人連れになりました。が、彼女も、その後自分のお子さん達が心配だという様な事で行ってしまわれたので、私は1人で集合場所の動物園入口からそう遠くならないよう気を付けながら、その時々で気が向いた場所をうろついていました。

 園内にはお花など植えられた花壇もあったように思います。花や草や木などの植物も楽しみ、私はコンクリの壁に囲まれた箱型の建造物の傍にやって来ました。コンクリートの中からは、ヒャーとかワァオとか面白そうな声が響いてきます。時折悲鳴のような声も聞こえて来て、面白いのか怖いのか、一体中では何があるのだろうと興味の魅かれる施設でした。

 私は遊園地なら、さしずめミラーボックスのような物かなと思いました。外見もミラーボックスの建物に似ています。でも、ここは動物園です。他を見渡してみても、遊戯施設のような物はいっさい見えず、ここだけ何か面白いものが作られているようには思えませんでした。男女がカップルで入り口から出てくるところを見ると、トイレでも無さそうです。


2017-12-13 08:06:07 | 日記

   久しぶりに起き上がった感じです。『起承転結』の起。

   春水温む頃から始まり、ぷくぷくと泡立ち始め、夏少し水が湧き、秋にやや落ち着いた小さな源泉、まだほんの極小さな物です。この先渇れてしまうかもしれません、先の事は分かりませんが、「起」は確かにあった今年です。