傘の思い出2
学業の方を辞めてしまった私は就業の意欲も全く欠いてしまい、半年が過ぎ、その後の翌年正月に、所在無く投稿した某新聞の新春文芸で詩の部門に入選しました。新聞を広げて佳作欄に自分の名前......
自分の作品を認めてもらえた嬉しさを噛みしめた新年でした。本来なら自分の名前を公の新聞で見ると恥ずかしくなってしまう私なのですが、ペンネームだと何度も見返して1人ニコニコとしていました。この後も私の詩は新聞で載る事が有り、選者の方が共同主催しておられた文学会への誘いを受けると、私は参加する事になりました。