Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

ダンスの愉しみ

2019-01-13 17:41:22 | 日記

   さて、鈴舞さんはこの事で自分は躍るのが好きだなぁと気付きました。それは体育祭の練習の時、男女でフォークダンスの練習をしている時でした。踊りを覚え、皆で揃って同じ踊りを繰り返している時です。曲に合わせて、きちんと正しい踊りをしている、皆と同じにリズムを刻んでいると感じた時でした。所謂輪になって踊るという行動をしている時でした。自然にこにことして足取りも軽く身も軽く、爽快な気分になりました。運動会の練習なのですから、場所はグランド、屋外、青空天井の良いお天気の日和であり気候でした。

 『嗚呼、自分は躍るのが好きなんだな。』

鈴舞さんは確りとこの事を自覚した瞬間、頭の上の青い空と白い雲を見上げると、如何にも天にでも昇るような心地になりました。折角ですものと、このダンスの時を楽しむことにしました。ふんふんと心の内にもリズムを口ずさみ、ランランとステップを踏み、規則正しく手や足、肢体の動きを繰り返すのでした。そうする内にも気分は益々晴れやかで明るくなって行くのでした。鈴舞さんはこの時以降、行事として事ある時に学校で踊るフォークダンスが楽しみになりました。

 鈴舞さんは気付いていませんが、彼女のダンス好きはこの時に始まった訳ではありませんでした。その芽は幼少時、保育園や幼稚園の園児が習うお遊戯、このダンスを習った時から芽生えていたのです。彼女は最初のお遊戯を園の先生達から習う時、『出来るかしら?』と可なり不安に思い、緊張から顔が強張ったものでした。

 最初に指導する先生達が、皆で曲に合わせて園児達の前で踊って見せてくれたのですが、その難しさや長さ、しかも曲に合わせて踊るのだという行為が、鈴舞さんには殆ど不可能に感じらものです。何しろ、彼女はこの様に曲に合わせてきちんと決められた踊りを長時間躍るという行為を、生まれてからそれまで全くした事が無かったからでした。お遊戯は早くも鈴舞さんの人生にとって未曽有の出来事の1つになったのでした。


今日の思い出を振り返ってみる

2019-01-13 13:24:33 | 日記
 
傘の思い出

   店内には誰もいなかったので、私は店の奥に「今日は。」と声を掛けました。思い切り2、3回大きく声を掛けなければ、誰も出てこない状態でした。当初私が感じたあからさまな商売根性とは......
 

 昔風のお店と言うと、どこも似た感じで懐かしい気がします。